スマホ保険ラボの編集長D部長です。
中学生や高校生を持つ親御さんにとって、子どもに持たせるスマホの故障やトラブルは大きな心配事ですよね。
調査を見ると、中高生の約4人に1人がスマホを通じて何らかのトラブルに遭遇しています。
本記事では、「学生のスマホ故障率の実態と、経済的負担を減らせるスマホ保険の選び方」を詳しく解説します。学生のスマホ利用実態から保険の比較まで、知っておくと役立つ情報をまとめました。
学生のスマホ所持率と故障・トラブルの実態

今や中高生のスマホ所持率は93.6%に達し、日常生活に欠かせないツールになっています。
この高い普及率に伴い、トラブルも増えてきているのが現状です。
まずはスマホの故障ではなく、トラブルは全体的にどのようなものがあるのかを見ていきましょう。
4人に1人が経験するスマホトラブル
中高生を対象とした調査では、約25%がスマホを通じて何らかのトラブルに巻き込まれた、または巻き込まれそうになった経験があると回答しています。
具体的なトラブル内容は、不審な電話やSNS上のいざこざ、個人情報入力の危険や架空請求など多岐にわたります。
金銭的なトラブルに限ると、ワンクリック詐欺画面の出現は高校生の13.4%が経験しており、請求額の平均は15万円以上にのぼるデータもあります。
中学生の場合、請求額の平均は約5万6千円で、親の知らない間に課金していた事例も報告されています。
別の調査結果では、スマートフォンを利用している小中学生の32.5%がトラブルを経験しているというデータもあります。
サイバー犯罪に関するトラブルは子どもの17.2%が経験しており、モラルや意識不足によるトラブルは23.5%が経験しています。この数字を見ると、スマホを持つことで多様なリスクに直面していることが分かります。
見えにくい子どもだけのトラブル
ここで注意すべきは、トラブルを経験した中高生の約4割が「誰にも相談しなかった」と回答している点です。その理由は「自分で解決できると思ったから」が最多ですが、次いで「心配をかけたくなかった」「怒られると思ったから」が続きます。実際に、スマホでトラブルを経験した中高生のうち、約25%は「怒られると思ったから」相談しなかったとされています。
親が子どものスマホトラブルを把握している割合は約14%にすぎず、実態と認識に大きな開きがあることが分かります。
子どもは実際にはトラブルに直面しているのに、保護者側はそれを知らないという状況が生まれやすいんです。
学年によって異なるトラブル発生率
興味深いことに、スマホトラブルの経験率は学年によって違いがあります。2022年以降に初めてスマートフォンを持った子どもの保護者を対象にした調査では、小学生の26.8%、中学生の13.8%、高校生の10.0%がトラブルに巻き込まれたことがあると回答しています。
小学生のトラブル経験率が高い理由として、ネットリテラシーがまだ十分に身についていない時期にスマホを持つことで、危険性を判断できないまま様々なサイトにアクセスしてしまうケースが考えられます。
小学生の具体的なトラブル内容では、
「不適切な写真を送るように言われたり、意思と関係なく送られてきたりした」が18.3%、
「ゲームや有料課金サイトで大幅に課金してしまった」が16.0%、
「ワンクリック詐欺の画面が出てきて、お金を請求された」が15.3%となっています。
学生のスマホ故障・トラブルが起きやすい理由

子どもはスマホの扱いが雑になりがちで、日常的に高い故障リスクにさらされています。具体的なリスク要因を見ていきましょう。
生活スタイルに潜む故障リスク
登下校中の移動や休み時間など、スマホを使用する環境は屋内に限りません。友人との接触や落下の機会が多く、特に画面割れやバッテリー劣化のリスクが高まります。カバンの中での雑な扱いや、充電しながらの操作など、知らないうちにスマホに負担をかける行動も少なくありません。
実際、中学生のスマホ利用時間は2024年時点で1日平均302分(約5時間)にもなり、2018年と比べて4年間で1日のスマホ利用時間が2時間近く長くなっています。使用時間が長ければ長いほど、故障やトラブルのリスクも増えていくわけです。
さらに、中学生のうち1日5時間以上もスマホを使っている割合が21%もいるという調査結果もあります。長時間使用は物理的な故障リスクを高めるだけでなく、スマホ依存症につながる可能性もあり、二重の意味で注意が必要です。
最も多い故障:画面割れ・液晶破損
学生のスマホ故障で最も多いのが画面割れです。登下校中にポケットやカバンから落としてしまう、机の上から床に落とす、友達とぶつかった拍子に手から滑り落ちるなど、落下事故は日常的に起こります。
特に部活動や体育の授業前後、急いで移動する時間帯に故障が多く発生します。スマホを手に持ったまま走って移動したり、片手で操作しながら階段を降りたりする行動が、落下リスクを高めています。
画面割れの修理費用は機種によって大きく異なりますが、iPhone・Androidスマホどちらも数万円程度かかります。保護フィルムやケースを使用していても、落下の角度や高さによっては画面が割れてしまうケースも少なくありません。
水没・水濡れによる故障
次に多いのが水没・水濡れによる故障です。学生特有の事例として以下のようなケースが報告されています:
・雨の日に濡れたカバンの中でスマホが水濡れ
・部活動後の汗でポケットが湿り、スマホに水分が浸入
・飲み物をこぼしてスマホにかかる
・プールや海でのレジャー中に水没
・お風呂場に持ち込んで使用中に落とす
・洗面所で使用中に洗面台に落とす
最近のスマホは耐水性能を持つ機種が増えていますが、完全防水ではないため、長時間の水濡れや水圧がかかる状況では故障します。また、耐水性能は経年劣化で低下するため、購入時は大丈夫でも時間が経つとリスクが高まります。
水没修理の費用は特に高額で、内部の基板まで損傷している場合は10万円近くかかることもあります。
バッテリーの劣化・膨張
長時間使用による発熱やバッテリーへの負担も、学生のスマホに多い問題です。中学生のスマホ利用時間は1日平均5時間を超えており、中には1日5時間以上使用している学生が21%もいます。
バッテリーに負担をかける使用パターンとして:
・充電しながらのゲームや動画視聴
・バッテリー残量0%まで使い切ってから充電
・直射日光の当たる場所や高温環境での使用
・非純正の急速充電器の使用
これらの行動により、バッテリーが急速に劣化したり、最悪の場合は膨張して本体が変形したりするケースもあります。バッテリー交換の費用は機種によって異なりますが、5,000円〜15,000円程度が相場です。
充電端子・ボタンの故障
毎日の充電による充電端子の劣化や、ボタンの押しすぎによる故障も学生に多いトラブルです。特に以下のような使い方が故障を早めます:
・充電ケーブルを差したまま無理な角度で使用
・充電端子にホコリやゴミが溜まったまま使用
・電源ボタンやボリュームボタンの頻繁な操作
・イヤホンジャックの抜き差しが雑
充電端子の修理費用は10,000円〜20,000円程度、ボタン類の修理も同程度の費用がかかります。これらは使い方次第で予防できる故障のため、丁寧な扱いを心がけることが重要です。
カバン内での圧迫・破損
通学時のカバン内でスマホが圧迫されて破損するケースも見逃せません。教科書やノート、お弁当箱などと一緒にカバンに入れることで、重みで画面が割れたり、本体が曲がったりする事故が起きています。
また、満員電車での通学中に、カバンが押しつぶされてスマホが破損するケースも報告されています。専用のスマホポーチを使用するか、カバンの中で保護されたポケットに入れるなど、収納方法を工夫する必要があります。
盗難・紛失のリスク
物理的な故障ではありませんが、学校や塾、部活動の更衣室などでの盗難、電車やバスでの置き忘れによる紛失も学生に多いトラブルです。
文部科学省の調査では、学校内での盗難件数は年々増加傾向にあり、特にスマートフォンは転売しやすいため、狙われやすいアイテムとなっています。紛失の場合は端末代金の全額負担となり、最新機種だと10万円以上の出費になります。


スマホ保険の基礎知識とその重要性

スマホの故障時の修理費用は非常に高額になるため、保険への加入は重要な経済的保護策となります。
スマホ保険とは
スマホ保険は、スマートフォンの故障や損傷、盗難などのトラブルに備える保険商品です。画面割れや水没、落下破損など、日常的に起こりうる事故を幅広くカバーします。補償内容や保険料、自己負担額は保険会社やプランによって異なるため、家庭の状況に合わせて選ぶことが大切です。
一般的なスマホ保険では、主に以下のような補償が含まれます:
・画面割れ・液晶破損
・水没・水濡れによる故障
・落下による破損
・自然故障
・盗難・紛失(プランによる)
・データ復旧支援(プランによる)
高額な修理費用の現実
スマホの修理費用は、画面割れだけでも数万円程度かかります。本体の水没や基板故障となると、10万円近くかかるケースも珍しくありません。最新機種ほど高額になる傾向があり、例えばiPhone 15の画面割れ修理は42,800円、水没修理は87,800円にもなります。
AppleCare+に加入していない場合のiPhone修理費用は、機種によって以下のようになります:
・画面割れ修理:約15,000円~43,800円
・背面ガラス修理:約30,000円~61,636円
・水没・その他の損傷:約50,000円~100,000円以上
これらの費用は機種や損傷の程度によって変動しますが、いずれにしても家計に大きな負担となります。特に学生の場合、扱いが雑になりがちで故障頻度も高いため、修理費用の負担は無視できません。
保険加入の経済的メリット
スマホ保険の月額料金は数百円から千円程度が相場です。2年間保険に加入した場合の総額と、故障時の修理費用を比較すると、保険に加入しておく方が経済的メリットが大きい場合があります。
例えば、月額700円のモバイル保険に2年間加入した場合、総支払額は16,800円です。一方、保険なしでiPhoneの画面を1回修理すると42,800円、水没修理だと87,800円かかります。1回でも大きな故障があれば、保険料を支払っていた方が圧倒的に安く済むことが分かります。
特に故障リスクの高い学生の利用ケースでは、保険の必要性はさらに高まります。学生は通学中にスマホを使うことが多く、落下や水濡れのリスクが社会人より高いためです。

主要なスマホ保険の比較検討

学生のスマホを守るための主な保険として、「モバイル保険」「AppleCare+」「学生スマホ保険(マイシュアランス)」の3つの特徴とメリット・デメリットを比較します。
学生のスマホを守るための主な保険として、「モバイル保険」「AppleCare+」「学生スマホ保険(マイシュアランス)」の3つを比較します。
モバイル保険の特徴
基本情報
・提供元:さくら少額短期保険株式会社
・月額料金:700円(3台まで)
・補償対象:Wi-Fi/Bluetooth接続可能な端末全般(スマホ、タブレット、PC、イヤホン、ゲーム機など)
補償内容
・年間補償上限:主端末10万円、副端末合計3万円
・自己負担金:0円
・補償範囲:破損、水濡れ、故障、盗難
利用のポイント
・マイページから簡単に保険金請求が可能
・リペアパートナー店舗(iCracked)ならキャッシュレス修理(その場で会計0円)
・機種変更時は端末登録の切り替えだけでOK(解約・再加入不要)
加入条件
- 新品:購入から1年未満
- 中古:購入から3ヵ月以上の動作保証があることが条件
こんな人におすすめ
- 家族で複数台のデバイスを持っている
- スマホ以外にも補償をかけたい(PC、イヤホン、ゲーム機など)
- 自己負担なしで修理したい
編集長僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険です。iPhone、MacBook、Apple Watchの3台を登録しており、複数台を1つの保険でカバーできるのは楽ですし、高額なデバイスを持っている身からすれば安心材料になります。子どもがNintendoSwitchなどのゲーム機を持っている場合も登録できるので、幅広く保証してもらえる点にメリットを感じています。
AppleCare+の特徴
基本情報
・提供元:Apple Inc.
・月額料金:580円〜1,580円(機種による)
・2年一括払い:11,800円〜31,800円(機種による)
・補償対象:Apple製品のみ(iPhone、iPad、Mac、Apple Watchなど)
補償内容
・修理回数:無制限(2022年9月より回数制限撤廃)
・自己負担金:
画面・背面ガラス修理:3,700円
その他の損傷:12,900円
・バッテリー交換:容量80%未満で無償交換
盗難・紛失プラン(オプション)
・条件:「iPhoneを探す」機能の設定が必要
・追加料金:月額160円、2年一括3,000円
・補償内容:1年間に2回まで12,900円で交換
利用のポイント
・Appleの正規修理店での修理
・専任スペシャリストへのテクニカルサポート(無制限)
・24ヶ月終了後も保証延長可能(一部製品)
加入条件
- 製品購入時または購入から30日以内
こんな人におすすめ
- Apple製品のみを使用している
- 正規修理店での品質重視の修理を受けたい
- テクニカルサポートも重視する
学生スマホ保険(マイシュアランス)の特徴
基本情報
・提供元:Mysurance株式会社(SOMPOグループ)
・月額料金:200円〜790円(プランによる)
・補償対象:スマートフォン(格安SIMユーザー専用)
対象キャリア 楽天モバイル、Y!mobile、LINEMO、UQモバイルなど ※大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)は対象外ですが、過去に大手キャリアで購入後に現在が格安SIMを利用されていればOK
補償内容
・年間補償上限:5万円〜20万円(プランによる)
・1事故あたり上限:最大20万円
・自己負担金:0円〜3,000円(プランによる)
・補償範囲:破損、水濡れ、故障、盗難、データ復旧
学生向け特典
・いじめや誹謗中傷などの相談も可能
・SNSトラブル時の弁護士相談サービス(無料)
加入条件
- 購入後1年以内の端末
- 格安SIMの利用者
こんな人におすすめ
- 格安SIMを使っている学生
- 月額料金をできるだけ抑えたい
- SNSトラブルの相談窓口も欲しい
スマホ保険比較表
| 項目 | モバイル保険 | AppleCare+ | 学生スマホ保険 (マイシュアランス) |
| 月額料金 | 700円 (3台まで) | 580円~1,580円 (機種による) | 200円~790円 |
| 補償対象台数 | 1契約で3台まで | 1台ごと | 1台ごと |
| 補償対象端末 | Wi-Fi/Bluetooth接続 可能な端末全般 | Apple製品のみ | スマホ (格安SIMユーザー専用) |
| 年間補償上限 | 10万円 (主端末) | 無制限 (回数制限なし) | 5万~20万円 (プランによる) |
| 自己負担額 | 0円 | 3,700円~12,900円 | 0円~3,000円 |
| 補償内容 | 破損・水濡れ・故障・盗難 | 破損・水濡れ・故障・バッテリー | 破損・水濡れ・故障・盗難・ データ復旧 |
| 特徴 | 複数端末を一元管理、 キャッシュレス修理可 | 正規修理店での修理、 回数無制限 | SNS弁護士相談サービス付き |
シーン別・失敗しないスマホ保険の選び方

家族の状況や使用端末に応じて、最適なスマホ保険は異なります。
いくつかのシチュエーション別に適した保険選びのポイントを紹介します。
家族全員のスマホをまとめて保障
家族で複数台のスマホやタブレットを持っている場合、モバイル保険のように複数台を一括管理できる保険がおすすめです。月額700円で3台まで補償できるため、1台あたり約233円と非常にリーズナブルです。
家族それぞれが個別に保険に加入するより、まとめて加入した方がコストを抑えられるケースが多いんです。
管理画面でも、契約や支払いを一括で行えるため、更新時期や補償内容を一元管理でき、利便性が高いと言えます。各家族のスマホの保険期限をバラバラに管理するのは大変ですが、まとめて契約していれば忘れる心配もありません。
さらに、モバイル保険の場合は機種変更時にも端末の登録を変更するだけで継続できるため、家族の誰かが機種変更しても手続きが簡単です。解約と再加入の手間がかからないのは、忙しい家庭にとって大きなメリットになります。
Apple製品ユーザーの選択肢
家族全員がiPhoneユーザーであれば、AppleCare+も選択肢になります。ただし、3人家族でそれぞれがiPhoneを持っている場合、月額合計は4,740円(1,580円×3台)と高額になる点がデメリットです。さらに修理時に3,700円〜12,900円の自己負担が発生するため、トータルコストはかなり高くなります。
Apple製品に特化した補償を求めるのであれば、モバイル保険で家族のApple製品をまとめて補償する方法もあります。モバイル保険はApple製品以外も補償対象となるため、家族でAndroidスマホやWindowsノートPCを使っている場合にも適しています。
また、AppleCare+のメリットとして、Appleの正規サービスが受けられる点や、バッテリー交換が無償になる点があります。品質重視でApple純正のサポートを受けたい場合は、コストが高くてもAppleCare+を選ぶ価値があるでしょう。
一方で、修理費用を抑えることを最優先にするなら、自己負担が0円のモバイル保険や、月額料金が安い学生スマホ保険を検討する方が良いかもしれません。
ちなみにですが、他2つの保険サービスであってもAppleで修理した場合、保険を請求し賄うことも可能です。
なるべくコストを抑えたい方
なるべくコストを抑えたい方はマイシュアランスの学生スマホ保険も有力な選択肢です。月額200円から始められ、経済的負担が少ない点が魅力です。さらに、SNSトラブル時の弁護士相談サービスが付いているため、金銭的損害だけでないリスクにも対応できます。
前述の通り、スマホを持っている中高生の約4割がトラブルを経験しても誰にも相談しておらず、その理由の約25%は「怒られると思ったから」でした。このような状況では、専門家に相談できる窓口があることは大きな安心材料になります。
ただし、対象は格安SIMユーザーに限られ、端末は購入後1年以内という制約があります。これらの条件を満たすのであれば、学生スマホ保険はコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えるでしょう。
また、格安SIMを使っていない場合や、すでに1年以上使っている端末の場合は、モバイル保険が選択肢になります。複数台補償できるため、親のスマホと一緒に子どものスマホも登録しておけば、家族全体で効率的に補償を受けられます。
子どもにスマホを持たせる際は、保険に加入するだけでなく、家庭内でのルール作りやSNSの使い方についての話し合いも同時に行うことが大切です。保険はあくまでセーフティネットであり、トラブルを未然に防ぐ対策が最も重要です。
保険以外で知っておくべき予防策と家庭でのルール

スマホ保険はあくまでもトラブル発生後のセーフティネットです。故障を未然に防ぐための対策も同じくらい重要です。
物理的な故障を防ぐ基本対策
スマホケースや画面保護フィルムの使用は、故障予防の基本中の基本です。特に学生の場合、移動中の落下リスクが高いため、耐衝撃ケースの使用をおすすめします。四隅にエアクッション機能があるものや、軍用規格(MIL規格)をクリアしたケースなら、1メートル以上の高さから落としても衝撃を吸収してくれます。
画面保護フィルムは、9H硬度以上の強化ガラスフィルムを選ぶと良いでしょう。万が一落下しても、フィルムが身代わりになって画面割れを防いでくれるケースが多くあります。また、落下防止のために手首に通せるストラップや、スマホリングを装着するのも有効な対策です。
日常の持ち運び方を見直すだけで、故障リスクを大きく減らせます。カバンの中では専用ポーチに入れ、教科書などの重い物と分けて収納しましょう。ポケットに入れる場合は、座る前に取り出す習慣をつけると、圧迫による破損を防げます。移動中は必ずケースに入れ、むき出しで持ち歩かないことが大切です。机の上に置く時も、端ではなく中央に置くことで、うっかり落とすリスクを減らせます。

水濡れから守る日常の注意点
水没・水濡れによる故障は修理費用が特に高額になるため、日頃から注意が必要です。
雨の日はカバンの防水性を確認し、心配な場合はスマホをビニール袋に入れておくと安心です。飲み物を飲む時はスマホを遠ざける、汗をかく運動後はポケットではなくカバンに入れるなど、ちょっとした心がけで水濡れのリスクを減らせます。
お風呂場や洗面所では使用しない、または防水ケースを使用することをおすすめします。最近のスマホは耐水性能を持つ機種が増えていますが、完全防水ではないため過信は禁物です。耐水性能は経年劣化で低下するため、購入時は大丈夫でも時間が経つとリスクが高まることを覚えておきましょう。
バッテリーを長持ちさせる使い方
バッテリーの寿命は約2年ですが、使い方次第で延ばすことができます。
特に避けたいのが、充電しながらのゲームや動画視聴です。これはバッテリーに大きな負担をかけ、発熱の原因にもなります。バッテリー残量0%になってから充電する習慣も寿命を縮める原因です。理想的には、バッテリー残量20〜80%をキープするような充電習慣を心がけましょう。
高温環境での使用や充電も避けるべきです。直射日光の当たる場所や車内など、40度を超えるような環境ではスマホを使わない、充電しないことが大切です。充電中はケースを外して熱を逃がすことで、バッテリーの劣化を遅らせることができます。また、純正または認証済み(MFi認証など)の充電器を使うことで、過充電や過放電を防げます。
データを守るバックアップ習慣
故障や紛失に備えて、定期的なデータバックアップは必須です。iPhoneならiCloud自動バックアップ、AndroidならGoogleドライブの自動バックアップをオンにしておきましょう。写真はGoogleフォトやiCloudフォトで自動同期しておけば、スマホが故障しても写真は無事です。
連絡先はクラウドに同期しておくことで、機種変更や故障時にもすぐに復元できます。LINEのトーク履歴も定期的にバックアップしておくと安心です。学校関連の重要な写真やデータは、念のため別途保存しておくと良いでしょう。万が一故障しても、データさえバックアップしていれば被害を最小限に抑えられます。
日常的なメンテナンスで長持ちさせる
スマホを長持ちさせるためには、日常的なメンテナンスも大切です。充電端子のホコリは柔らかいブラシで定期的に除去しましょう。ホコリが溜まると充電不良の原因になります。画面やケースも柔らかい布で拭いて、汚れを取り除くことで清潔に保てます。
ソフトウェア面のメンテナンスも忘れずに。OSやアプリを最新版にアップデートすることで、セキュリティ対策になるだけでなく、動作も安定します。不要なアプリやデータを削除してストレージ容量を確保し、定期的に再起動することで、スマホの動作を快適に保てます。
子どもに教えたい故障予防の習慣
保護者として、子どもに故障予防の習慣を身につけさせることが大切です。
歩きスマホは絶対にしないこと、階段や混雑した場所ではカバンにしまうこと、自転車に乗りながらの操作は厳禁であることを、繰り返し伝えましょう。
食事中や飲み物を飲む時は使わない、ベッドで寝ながらの使用を避けるなど、日常生活での使い方にも注意が必要です。ベッドで寝ながら使っていると、うっかり顔に落下して怪我をする危険もあります。友達に貸さないことも重要です。自分では気をつけていても、貸した相手が落としてしまうケースは少なくありません。
保管場所も決めておくと、紛失防止になります。充電場所は安全な場所に固定し、学校では指定の場所に保管するルールを作りましょう。決まった場所に置く習慣をつけることで、「スマホがない」と慌てることも減ります。
学校・家庭でのルール作り
トビラシステムズの調査によると、スマホでトラブルを経験した中高生の4割は誰にも相談しておらず、その理由の約25%は「怒られると思ったから」でした。子どもが相談しやすい環境作りも予防策の一つです。
家庭でのルールとしては、使用時間帯の制限(夜10時以降は使用禁止など)、食事中や家族団らんの時間は使わない、アプリのダウンロードは事前相談、定期的な利用状況の確認と話し合いなどが効果的です。ペアレンタルコントロール機能も活用しましょう。iPhoneの「スクリーンタイム」やAndroidの「ファミリーリンク」を使えば、使用時間制限やアプリ制限、不適切なコンテンツのフィルタリングが可能です。
ただし、一方的にルールを押し付けるのではなく、なぜそのルールが必要なのかを子どもと一緒に考え、納得してもらうことが大切です。スマホの使い方や危険性について話す機会がある家庭は約8割にのぼり、家庭内でのコミュニケーションが予防策として機能しています。
学校との連携
学校が行う情報モラル教育に加えて、故障予防についても学校と連携することが効果的です。
児童生徒への指導と保護者への啓発を併せて実施している学校では、トラブル発生率が低いという調査結果もあります。保護者としては、学校からの案内があれば積極的に参加し、子どもと一緒にスマホの適切な使い方について学ぶ機会を持つことが大切です。
よくある質問(FAQ)
- 学生のスマホ保険は本当に必要ですか?
-
4人に1人の中高生が何らかのスマホトラブルに遭遇しているデータがあり、修理費用は高額になりがちです。故障リスクと修理費用の高さを考えると、経済的リスク管理として保険への加入は現実的な選択です。
特に、スマホを雑に扱いがちな学生の場合、故障確率が高いため、保険に入っておく方が安心できます。
- スマホが故障する前に入るべきでしょうか?
-
すべてのスマホ保険は、故障前の加入が前提です。故障後に加入してもその故障は補償対象外となります。スマホ購入後、できるだけ早く加入することをおすすめします。
モバイル保険の場合は新品購入から1年未満、学生スマホ保険は購入後1年以内、AppleCare+は購入から30日以内という加入条件があるため、早めの検討が必要です。
- 保険以外にできる対策はありますか?
-
家庭内でのスマホ利用ルールの作成や、使用時間制限機能の活用、バックアップの習慣化などが効果的です。また、子どもとスマホの危険性について話し合うことも重要です。
ペアレンタルコントロール機能を使って、年齢に応じた制限をかけることも有効な対策になります。さらに、スマホケースや画面保護フィルムを使用することで、物理的な故障リスクを減らすこともできます。
- 家族のスマホをまとめた保険と個別の保険、どちらがお得ですか?
-
家族で複数台のスマホを持つ場合、まとめて加入できる保険の方が1台あたりの単価を抑えられる傾向があります。例えば、モバイル保険では3台で月額700円(1台あたり約233円)といった料金体系の保険があります。
個別に加入するより経済的で、管理も楽になります。
まとめ
学生のスマホ利用には、物理的な故障だけでなく、SNSトラブルや詐欺リスクなど多様な危険が伴います。
データを見ると、中高生の4人に1人は何らかのトラブルを経験しているにもかかわらず、その約4割は誰にも相談していないという実態があります。
スマホ保険選びでは、故障時の修理費用補償だけでなく、家族の利用状況や子どもの年齢に応じた補償内容を総合的に判断することが重要です。
複数台の管理ができるモバイル保険、Appleユーザー向けのAppleCare+、格安SIMユーザー向けでSNS相談ができる学生スマホ保険など、各家庭の状況に合わせた最適な選択が求められます。
保険はあくまでセーフティネットです。同時に、家庭内でのコミュニケーションとルール作りを通じて、子ども自身が適切なスマホの使い方を学ぶ環境を整えることが、最も重要な保護策となります。「怒られると思ったから相談しなかった」という子どもを減らすためにも、日頃から相談しやすい関係性を築いておくことが大切です。
また、学校での情報モラル教育と家庭での対策を組み合わせることで、より効果的にトラブルを防げます。
ぜひ、今回の記事を参考に学生のお子さんがいる家庭は保険やスマホの使い方を見直してみてはいかがでしょうか。

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