スマホ保険ラボの編集長D部長です。
最近のスマートフォン、本当に高価になりましたよね。
iPhoneを筆頭に、最新モデルは20万円を超えることも珍しくありません。毎日肌身離さず使うものだからこそ、落として画面を割ってしまったり、水没させてしまったりするリスクは常に付きまといます。
購入したばかりのiPhoneをコンクリートに落とし、画面が割れてしまい焦った経験などありませんか?
あの絶望感と、高額な修理費用を前にしたときの冷や汗は忘れられませんよね。
そんな「万が一」の事態に備えるのがスマホ保険ですが、「種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない!」という声をよく聞きます。
今回は損保ジャパングループが提供する「Mysurance」と、複数台補償で人気の「モバイル保険」は、比較検討されることが多い2大サービスです。
そこで今回は、「この2つの保険を徹底的に比較し、あなたがどちらを選ぶべきか」を徹底解説していきます。
なぜ今、スマホ保険が必要なのか?

かつてのスマートフォンは、あくまで「電話」が主役でした。
しかし、今や私たちの生活に欠かせないインフラの一部です。キャッシュレス決済、仕事のコミュニケーション、日々の情報収集、そして大切な人との思い出が詰まったアルバムでもあります。
そんな生活のハブであるスマホが、ある日突然使えなくなったらどうでしょう?
・画面がバキバキに割れて操作不能に
・お風呂に落として水没、電源が入らない
・外出先で盗難に遭ってしまった
考えただけでもゾッとしますよね。
Appleや各メーカーの保証もありますが、保証期間が限られていたり、対象外の故障だったりすることも少なくありません。
正規店での修理費用は、画面修理だけで5万円以上、本体交換となれば10万円を超えるケースも。この予期せぬ高額出費は、家計にとって大きな痛手です。
だからこそ、手頃な月額料金で高額な修理費用をカバーできる「スマホ保険」の価値が高まっているのです。それは単なる節約術ではなく、私たちの平穏なデジタルライフを守るための「お守り」と言えるでしょう。
モバイル保険の魅力とは?

まずご紹介するのが、ガジェット好きや家族で利用したい方々から絶大な支持を得ている「モバイル保険」です。その最大の魅力を2つのポイントから解説します。
3台まとめて月額700円の圧倒的コストパフォーマンス
モバイル保険の最大の特徴は、なんといっても1つの契約で合計3台までの通信機器を補償できる点です。
月額料金は700円(非課税)。たったこれだけで、主端末1台と副端末2台を守ることができます。
例えば、
主端末:iPhone 15 Pro
副端末1:iPad Air
副端末2:Apple Watch
といった組み合わせや、
主端末:自分のスマートフォン
副端末1:子どものスマートフォン
副端末2:Nintendo Switch
といった家族での利用も可能です。
現代人にとって、スマートフォン以外のデジタルデバイスは当たり前の存在。
ノートパソコン、タブレット、ワイヤレスイヤホン、スマートウォッチ、携帯ゲーム機など、Wi-FiやBluetoothに繋がる機器であれば、その多くが補償対象となります。
個別のデバイスごとに保険をかけていれば、合計の保険料は数千円に膨れ上がってしまいます。
しかし、モバイル保険なら別々のデバイスや家族のデバイスを3台登録して月額700円。この圧倒的なコストパフォーマンスが、多くの人に選ばれる理由です。

自己負担額0円で修理可能
「保険を使ったのに、結局数千円の自己負担金がかかった…」そんな経験はありませんか?
モバイル保険は、修理時の自己負担額が0円です。
年間の補償上限額である10万円(主端末は最大10万円、副端末は合計で最大3万円)の範囲内であれば、かかった修理費用が全額保険金として支払われます。
例えば、iPhoneの画面修理に45,000円かかった場合、その45,000円が満額支払われるのです。急な出費に対して、本当に懐を痛めることなく修理に出せる安心感は、何物にも代えがたいメリットと言えるでしょう。
Mysurance(損保ジャパン)の強みとは?

次にご紹介するのは、日本を代表する保険会社「損保ジャパン」の100%子会社が運営する「Mysurance(マイシュアランス)」です。大手ならではの信頼感と、利用者のニーズに合わせた柔軟なプランが魅力です。
選べる料金プランと手厚い補償
Mysuranceの最大の特徴は、自分に必要な補償だけを選べる柔軟な料金プランにあります。
- ライトプラン(月額200円): とにかく安く!画面割れなどの「破損」だけをカバーしたい方向け。
- スタンダードプラン(月額470円): 破損に加えて「水濡れ」「故障」もカバーするバランスの取れたプラン。
- プロプラン(月額790円): 上記に加えて「盗難・紛失」「データ復旧費用」までカバーする最上位プラン。
「スマホを落とすことはあっても、水没させることはないかな」という方ならライトプランで保険料を抑えられますし、「海外出張も多く、紛失や盗難が心配」という方ならプロプランで万全の備えができます。
特にプロプランの年間最大40万円(1事故あたり20万円*という補償額は業界トップクラス。高価なハイエンドモデルのスマホでも、安心して利用できます。
大手損保グループの信頼性
「よく知らない会社の保険に入るのは少し不安…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
その点、Mysuranceは損害保険大手の「損保ジャパン」のグループ企業です。長年培ってきた保険事業のノウハウと、安定した経営基盤は何よりの安心材料。保険金の支払いもスムーズで、最短で請求の翌日には振り込まれるスピーディーさも高く評価されています。
万が一のときに、本当に頼りになるのか。その点で、Mysuranceが持つ「ブランド力」と「信頼性」は大きな強みと言えるでしょう。
【徹底比較】モバイル保険 vs Mysurance 7つのポイント
さて、両者の特徴を理解したところで、具体的な項目で比較していきましょう。
あなたにとって重要なのはどのポイントか、考えながら読み進めてみてください。
項目 | モバイル保険 | Mysurance |
料金プラン | 月額700円(1プランのみ) | 月額200円~790円(3プラン) |
対象端末台数 | 最大3台(主1+副2) | 1台 |
年間補償金額 | 最大10万円 | 最大10万円~40万円 |
自己負担額 | 0円 | 0円~3,000円 |
補償範囲 | 破損、水濡れ、故障、盗難 | プランによる(破損~盗難・紛失) |
加入条件 | 購入後1年未満 or メーカー保証期間内 | 購入後1年未満(プランによる) |
保険金請求 | Webで完結 | Webで完結、最短翌日払い |
モバイル保険とMysuranceのメリットとデメリット
① 料金プランと対象端末台数
最も大きな違いはここです。 複数台のガジェットを守りたいなら、月額700円で3台カバーできるモバイル保険が圧倒的にお得です。
一方、守りたいスマホが1台だけで、とにかく保険料を安く抑えたいなら、月額200円から始められるMysuranceに軍配が上がります。
② 年間の補償金額
1台あたりの補償額で見ると、Mysuranceが有利です。特にプロプランの年間最大40万円は、万が一の事故が続いても安心できる金額です。
モバイル保険は年間最大10万円ですが、一般的なスマホの修理であれば十分カバーできる範囲と言えます。高価なPCなどを登録する場合は、少し心もとないと感じる可能性はあります。
③ 自己負担額
自己負担額を絶対に払いたくない、という方にはモバイル保険がおすすめです。修理費用の満額が戻ってくるのは、精神的にも非常に楽です。 Mysuranceもプロプランなら自己負担額は0円ですが、ライト・スタンダードプランでは3,000円の自己負担が発生します。
④ 補償範囲(盗難・紛失)
どちらも基本的な「破損・水濡れ・故障」はカバーしていますが、違いは「盗難」と「紛失」です。 モバイル保険は「盗難」は補償対象ですが、「紛失(置き忘れなど)」は対象外です。 Mysuranceのプロプランは「盗難・紛失」の両方をカバーしています。「うっかりどこかにスマホを忘れてきてしまうことが多い…」という方には、Mysuranceのプロプランが心強い味方になるでしょう。
僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険になります。
現在、iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を登録させています。やはり高価なデバイスを複数持っている身からすれば、これらが1つの保険でカバーできるのは本当に楽ですし、大きな安心材料になっています。
幸い、まだ大きな事故で保険を使ったことはありませんが、友人の子供がSwitchを壊した際に、モバイル保険を使って無料で修理できたという話を聞き、「入っていてよかった」と心から思いました。ゲーム機を持っているご家庭なら、スマホと一緒にゲーム機を登録できるので、幅広く保証してもらえる点に大きなメリットを感じています。
もちろんモバイル保険・Mysuranceどちらも非常に良い保険サービスなので自分に合ったプランをよく見て検討してみてください。
こんな人におすすめ!あなたに合う保険はどっち?

ここまでの比較を踏まえて、それぞれどんな人におすすめなのかをまとめます。
【モバイル保険】がおすすめな人
・スマホ以外にも、PCやタブレット、ゲーム機など複数のガジェットを持っている
・家族のスマホやデバイスもまとめて保険に入りたい
・月額料金を安くシンプルにしたい
・万が一のとき、1円も自己負担したくない
→ 1つの契約で3台まで守れる、圧倒的なコストパフォーマンスを重視するならモバイル保険が最適です。
【Mysurance】がおすすめな人
・保険をかけたいのはスマートフォン1台だけ
・とにかく月々の保険料を安く抑えたい(月額200円~)
置き忘れなど「紛失」のリスクにも備えたい
損保ジャパンという大手ブランドの安心感が欲しい
→ 特定の1台に必要な分だけの補償をかけたい、合理性を重視するならMysuranceがフィットするでしょう。

よくある質問:FAQ
- 中古で買ったスマホでも入れますか?
-
モバイル保険は、購入から1年未満、または販売店の保証が有効な中古端末であれば加入可能です。Mysuranceは、原則として新品での購入から1年以内の端末が対象です。中古端末をお持ちの方はモバイル保険が有利です。
- 海外での故障や盗難も対象になりますか?
-
モバイル保険は、日本国内で発生した事故が対象です。海外での破損や盗難は補償対象外となります。一方、Mysuranceは海外での事故も補償対象です(保険金請求は日本帰国後)。海外出張や旅行が多い方はMysuranceが適しています。
- バッテリーの劣化による交換は補償されますか?
-
いいえ、両社とも経年劣化によるバッテリーの性能低下は補償の対象外です。
ただし、Mysuranceのプロプランには「バッテリー交換費用補償」があり、他の修理と同時にバッテリーを交換した場合、その費用が補償される場合があります。
まとめ
今回は、「モバイル保険」と「Mysurance」という2大スマホ保険を徹底的に比較しました。
- コストパフォーマンスと複数台補償の「モバイル保険」
- 必要な補償を選べる柔軟性と大手ブランドの信頼性が光る「Mysurance」
どちらも素晴らしいサービスですが、その特徴は大きく異なります。
高価なデバイスを不意の事故から守り、余計な心配をせずに毎日を過ごす。そのための「お守り」として、スマホ保険は私自身も加入をオススメしています。
ぜひ、今回の記事を参考にスマホ保険への加入を検討してみてください!