スマホ保険ラボの編集長D部長です。
ある日突然、昨日まで当たり前に使えていたiPhoneの電源が、うんともすんとも言わなくなる…。充電ケーブルを挿しても、ボタンを長押ししても、真っ暗な画面のまま。連絡も取れない、調べ物もできない、決済もできない。まるで、世界から切り離されてしまったかのような感覚になりますよね。
「どうしよう、データは?」
「修理っていくらかかるんだろう…」
「そもそも、これって直るの?」
次から次へと不安が押し寄せてきます。大丈夫、落ち着いてください。
この記事では、まずご自身で試せる対処法を一つひとつ、丁寧に解説していきます。そして、残念ながら自力で解決しなかった場合の修理先の選び方、特に「大切なデータをどう守るか」という視点で、正規店と非正規店の違いを徹底解説していきます。
そして、今後の備えとしてD部長がオススメする保険の解説もできればと思います。
iPhoneの電源が入らない時に自分でできる5つの対処法

修理に出すのは最終手段。
その前に、ご自身で試せるいくつかの簡単な対処法があります。
原因がシステムの一時的な不具合や、単純な充電切れであることも少なくありません。
対処法1:充電ケーブルやアダプタを変えて30分以上充電してみる
「そんな基本的なこと?」と思われるかもしれませんが、これが意外と見落としがちなポイントです。
- 完全放電の可能性: バッテリーが完全になくなっている「完全放電」状態だと、ケーブルを挿してすぐに電源が入るわけではありません。まずは、最低でも30分、できれば1時間以上は充電し続けてみてください。
- ケーブルやアダプタの故障: 毎日使っている充電ケーブルやACアダプタが、実は断線していたり、故障していたりするケースは非常に多いです。ご家族や友人のもの、あるいは別のケーブルやアダプタがある場合は、それに交換して試してみてください。
- コンセントやポートの確認: 壁のコンセントや、モバイルバッテリーのUSBポート自体に問題がある可能性もあります。別のコンセントやポートで試すことも重要です。
意外とこれでアッサリ解決することもあるので、まずは充電環境を疑ってみましょう。
対処法2:強制再起動を試す
画面がフリーズしたり、動作が不安定になったりした時に有効な「強制再起動」。
システムの一時的なエラーが原因で電源が入らないように見えている場合、この操作で復旧することがあります。
画面がだけが点灯しないトラブルがよくあるので、私が修理店で働いていた時は受付でこれを行って解決することも多々ありました。
機種によって操作方法が異なるため、お使いのモデルに合わせて試してみてください。
- iPhone 8以降 (iPhone SE 第2・第3世代を含む):
- 音量を上げるボタンを1回押して、すぐに放す。
- 音量を下げるボタンを1回押して、すぐに放す。
- サイドボタン(電源ボタン)を長押しし、Appleのロゴが表示されたらボタンを放す。
- iPhone 7 / 7 Plus:
- 音量を下げるボタンとスリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)を同時に長押しする。
- Appleのロゴが表示されたら、両方のボタンを放す。
- iPhone 6s以前 (iPhone SE 第1世代を含む):
- スリープ/スリープ解除ボタン(電源ボタン)とホームボタンを同時に長押しする。
- Appleのロゴが表示されたら、両方のボタンを放す。
この操作でデータが消えることはありません。電源トラブルの際の「まず試すべき鉄板の対処法」として覚えておきましょう。
対処法3:PCに接続してiTunes/Finderで認識されるか確認する
強制再起動でもダメだった場合、次のステップです。iPhoneをパソコンに接続してみましょう。
- Windows PCの場合: 最新版のiTunesをインストールしてください。
- Macの場合: macOS Catalina以降はFinder、macOS Mojave以前はiTunesを使用します。
USBケーブルでiPhoneとPCを接続した際に、iTunesまたはFinderがiPhoneを認識すれば、復旧の可能性があります。もし認識されれば、ソフトウェア(iOS)に問題がある可能性が高いです。この後の「リカバリーモード」でのアップデートを試す価値があります。
逆に、PCに接続しても何の反応もない場合は、バッテリーやロジックボード(基板)など、ハードウェアの故障の可能性が高まります。
対処法4:リカバリーモードでアップデート・復元を試す
PCがiPhoneを認識した場合、または特定の画面が表示される場合に試せるのが「リカバリーモード」です。これは、iPhoneのiOSに問題が発生した際に、強制的にアップデートや初期化(復元)を行うための機能です。
【重要】「復元」を選択すると、iPhone内のデータはすべて消去されます。 まずは「アップデート」を試してください。アップデートであれば、データを保持したままiOSのみを再インストールできます。
- iPhoneをPCに接続し、iTunesまたはFinderを開きます。
- 上記の「強制再起動」と同じ手順でボタンを操作しますが、Appleロゴが表示されてもボタンを放さず、PCの画面に「リカバリーモード」の表示(PCとケーブルのマーク)が出るまで押し続けます。
- PCの画面に「アップデートまたは復元を必要としているiPhoneに問題があります。」というメッセージが表示されます。
- まずは「アップデート」を選択します。これでiOSの再インストールが試みられます。
- アップデートがうまくいかない場合、最終手段として「復元」を選択します。繰り返しますが、復元を選ぶと工場出荷状態になり、データはすべて消えます。バックアップがない場合は、慎重に判断してください。
対処法5:DFUモードを試す(最終手段)
リカバリーモードでも解決しない場合の、本当の最終手段が「DFU (Device Firmware Update) モード」です。これは、iPhoneのソフトウェアの最も深い部分から強制的に復元を行うモードで、Appleが公式には案内していない操作です。
失敗するとiPhoneが完全に使えなくなるリスクも伴いますので、最終手段として考えてください。
故障でなければ、基本的には対処法2までで改善されることが多いです。対処法3〜5は初期化をしてしまうリスクや失敗すると取り返しがつかなくなるため、ある程度知識がある方と一緒にしていただくことをオススメします。
どこで修理すればいい?正規店と非正規店のメリット・デメリット

残念ながら、上記の対処法をすべて試してもiPhoneが復活しない場合、専門家による修理が必要になります。
修理先は大きく分けて「Apple Store(正規サービスプロバイダ)」と「非正規修理店」の2つ。それぞれにメリット・デメリットがあり、特に「データを残したいかどうか」で選ぶべき場所が変わってきます。
Apple Store(正規サービスプロバイダ)での修理
Appleの直営店や、Appleが認定した正規の修理拠点(カメラのキタムラなど)です。
- メリット:
- 安心感: 純正部品を使用し、修理品質はApple基準。最も信頼できる方法です。
- 保証: 修理後もAppleの保証が継続(または新たな保証が付く)。
- 本体交換: 修理が困難な場合、新品同様の「整備済製品」と交換になることが多い。
- デメリット:
- データは初期化が原則: 修理に出す際、データの保証はされません。本体交換になれば、データは100%失われます。iCloudやPCにバックアップがない場合、データは諦めるしかありません。
- 高額になる可能性: AppleCare+に加入していない場合、修理費用(特に本体交換)は非常に高額になります。例えば、画面修理以外(バッテリーや背面ガラス、その他の損傷)の場合、モデルによっては10万円を超えることもあります。
- 予約が必要・時間がかかる: Genius Barは予約が必須で、混雑していることが多いです。配送修理の場合も数日かかります。
こんな人におすすめ:
✓ AppleCare+に加入している
✓ 定期的にバックアップを取っている
✓ 品質と安心感を最優先したい
非正規修理店での修理
街の「iPhone修理屋さん」として見かける、非正規として独立した店舗です。
- メリット:
- データを残したまま修理できる可能性: これが最大のメリットです。非正規店の多くは「基板修理」に対応しています。電源が入らない原因がバッテリーではなく、マザーボード(基板)にある場合、Appleでは本体交換しか選択肢がありませんが、非正規店なら故障箇所だけを修理し、データをそのまま残して復旧させられる可能性があります。
- 修理が早い・予約なしでもOK: 部品在庫があれば、即日、数時間で修理が完了することも多いです。
- 比較的安価: 修理箇所にもよりますが、正規店より安価に済むことが多いです。
- デメリット:
- 品質のばらつき: 店舗によって技術力や使用する部品の品質が大きく異なります。優良店もあれば、粗悪な部品を使う悪質な店も存在します。
- Appleの保証対象外になる: 一度でも非正規店で分解・修理を行うと、その後はAppleの保証や下取りなどのサービスが受けられなくなります。
- 修理できない場合もある: 故障の原因や度合いによっては、非正規店でも修理不可能な場合があります。
こんな人におすすめ:
✓ バックアップがなく、どうしてもデータを救出したい
✓ とにかく早く、安く修理したい
✓ 修理後にAppleの保証がなくなっても構わない

【重要】データを残したいなら非正規店修理がオススメ
もしあなたがバックアップを取っておらず、iPhoneの中の写真や連絡先、アプリのデータを何よりも優先したいのであれば、腕の良い非正規修理店を探すのが最も現実的な選択肢となります。
特に「基板修理」に対応している店舗は、技術力が高い証拠でもあります。電源トラブルの原因を特定し、データを保持したまま復旧できる可能性を秘めています。まずは「お住まいの地域 iPhone修理 基板修理」などで検索し、口コミや修理実績をよく調べて相談してみることをお勧めします。
また、基板修理などで端末が復旧しても今後も同じトラブルになることがあるので、基本的にはバックアップを取って新しい機種への機種変更を推奨しています。
iPhoneの電源が入らない状態では、これから保険には入れない

ここまで読んで、「やっぱり修理代は高いな…今からでも保険に入れないだろうか?」と考えた方もいらっしゃるかもしれません。お気持ちは痛いほど分かりますが、残念ながら答えは「NO」です。
自動車保険が事故を起こしてから加入できないのと同じで、スマホ保険も「すでに故障している端末」を対象に契約することはできません。
保険は、あくまで「将来起こるかもしれない万一の事態」に備えるためのもの。加入時には、端末が正常に動作していることが大前提となります。
だからこそ、この記事を読んでいるあなたには、今回の問題を乗り越えた後、次のトラブルに備えて、保険への加入オススメします。
修理後のiPhoneを守るオススメの保険を徹底比較

ここでは、代表的な3つの保険サービス「AppleCare+」「モバイル保険」「Mysurance」を、様々な角度から徹底比較していきます。
なぜ今、スマホ保険が必要なのか?
iPhoneは年々高機能化し、それに伴い本体価格も修理費用も高騰し続けています。ちょっとした画面割れで5万円、電源が入らないといった重度の故障では10万円を超えることも珍しくありません。
「気をつけて使えば大丈夫」と思っていても、事故は突然やってきます。
落下、水没、そして今回のような原因不明の電源トラブル…。そんな時、月々数百円〜千数百円の保険に入っているだけで、数万円の出費がゼロ、あるいは数千円で済むとしたら、それは非常に価値のある投資だと言えるでしょう。
上記でも記載しましたが、基板修理などで復旧したiPhoneは同じ症状になる可能性もあるので、新しい機種へデータをすぐに移すことを推奨しています。そして新しい機種で同じことにならないとは限りません。同じ故障はなくても画面割れや充電不良など様々な故障に遭う可能性もあります。
私も修理店で働いていた時、保険に入っておらず基板修理などで高い料金を払っていただく方が多く、特に会社から指示は受けていなかったですが、「こういう保険に入っていれば修理費用が戻ってきますよ」と紹介していたりしていました。
しかも、一度壊した方はなぜか何度も修理屋のお世話になる方が多く、その度に高額な修理費用を払っていただくのもこちらとしても申し訳なかったので、その時からスマホ保険はずっとオススメしてきました。
主要3社の保険サービスを比較
それでは、各サービスの特徴を見ていきましょう。
比較項目 | AppleCare+ for iPhone | モバイル保険 | Mysurance スマホ保険 |
---|---|---|---|
月額料金の目安 | 880円~1,880円(機種による) 盗難・紛失プランは+150円~ | 700円 | 200円~(プランによる) |
保証対象台数 | 1台のみ | 3台まで(主端末1台+副端末2台) | 1台のみ |
年間補償上限額 | 修理回数無制限 | 合計10万円 (主端末:10万円 / 副端末:合計3万円) | 5万円~10万円(プランによる) |
自己負担額 | 画面・背面ガラス:3,700その他:12,900円 盗難・紛失:12,900円 | 0円(キャッシュレスリペア対応店の場合) | 0円~(プランによる) |
盗難・紛失 | プラン加入で対応 | 対象外 | 対象外(一部プランで対応の可能性あり) |
対象機器 | 購入したiPhoneのみ | Wi-FiやBluetoothに繋がるモバイル通信機器全般(スマホ、タブレット、PC、ゲーム機等) | 契約したスマートフォンのみ |
修理先の自由度 | Apple Store、正規プロバイダのみ | 自由(正規店、非正規店、メーカー問わず) | 自由(ただし要件あり) |
加入条件 | 新品購入時または購入後30日以内 | 新品購入から1年未満(中古は販売日から3ヶ月以上保証があるもの) | 特になし(ただし故障していないこと) |
各保険の詳細解説
AppleCare+ for iPhone
Appleが提供する公式の保証サービス。メーカー保証が2年間に延長され、過失や事故による損傷に対する修理を、通常よりも安価な自己負担額で受けられます。
- メリット: なんといっても公式の安心感。修理は必ず純正部品が使われ、品質は間違いありません。盗難・紛失プランがあるのも大きな強みです。
- デメリット: 月額料金が比較的高額で、保証対象は1台のみ。iPhone以外のデバイスは守れません。また、修理は正規店に限られるため、データを残したい場合の非正規店修理は保証対象外となります。
② Mysurance スマホ保険
損保ジャパンが提供する、手軽な掛け捨てタイプのスマホ保険。月々200円からという圧倒的な安さが特徴です。
- メリット: とにかく月々の固定費を抑えたい人には魅力的。Webで手軽に申し込めます。
- デメリット: 年間の補償上限額が低めのプランが多く、高額な修理には対応しきれない可能性があります。また、補償範囲が「破損」に限定されているプランなど、内容をしっかり確認しないと「いざという時に使えない」という事態になりかねません。
③ モバイル保険
さくら少額短期保険株式会社が提供する、今も人気の保険サービスです。月額700円で、なんと3台までのデバイスをまとめて保証してくれます。
- メリット:
- 圧倒的なコスパ: 1台あたり約233円でスマホやPCなどを守れます。
- 対象機器の広さ: スマホだけでなく、タブレット、ノートPC、スマートウォッチ、携帯ゲーム機など、Wi-FiやBluetoothに繋がる機器なら何でも登録可能です。
- 自己負担額0円: 年間10万円の範囲内であれば、修理にかかった費用が全額返ってきます。自己負担がないのは精神的に非常に楽です。
- 修理先が自由: 正規店はもちろん、データを残したい場合に頼りになる「非正規修理店」での修理も保証の対象。これは他の保険にはない大きなメリットです。
- 中古端末でもOK:購入店の3ヶ月以上の動作保証があれば中古端末でも保険に加入することが可能です。
- デメリット:
- 紛失は保証の対象外です。盗難は主端末が最大25,000円まで副端末が最大7,500円の見舞金として保険がおります。
- 加入できるのが、端末の購入から1年未満という制限があります。
僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険になります。
iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を登録させていますが、やはり複数の高価なデバイスを一つの保険でカバーできるのは管理が楽ですし、何より安心感が違います。子供がNintendo Switchを持っているご家庭なら、それを登録することもできるので、家族のデバイスを幅広く保証してもらえる点に大きなメリットを感じています。
シチュエーション別!あなたにピッタリの保険
比較表を見ても、まだ迷ってしまうかもしれません。そこで、あなたのタイプ別に最適な保険を診断します。
とにかくApple純正の安心感が欲しいあなたへ → AppleCare+
「修理は絶対にAppleでしたい」「高くてもいいから、公式のサービスが一番」という方や、紛失・盗難のリスクに備えたい方にはAppleCare+が最適です。iPhoneを1台だけを加入させたいかつ正規店での保証サービスへの加入希望がある方はAppleCare+一択になるでしょう。
iPhone以外にもPCやタブレット、ゲーム機もまとめて守りたいあなたへ → モバイル保険
「iPhoneもiPadもMacBookも持ってる」「家族のスマホやゲーム機もついでに保証したい」という、デジタルデバイスに囲まれて生活しているあなたには、モバイル保険一択と言っても過言ではありません。
データを残せる非正規店での修理も対象になるため、万が一の際の選択肢が広がるのも心強いポイントです。
とにかく月々の費用を抑えたいあなたへ → Mysurance
「高価な修理になる可能性は低いと思うけど、念のためお守り程度に…」と考える方や、とにかく毎月の固定費を切り詰めたい学生さんなどには、Mysuranceの最安プランが候補になるでしょう。
ただし、補償内容と上限額は必ず事前にしっかりと確認してください。

FAQ
- 急にiPhoneの電源が入らなくなりました。修理に出す前に、自分で試せることはありますか?
-
はい、あります。まずは慌てずに以下の2つを試してみてください。
- 充電環境の見直し: ケーブルやアダプタを別のものに変え、30分以上充電を続けてみてください。完全放電している場合や、アクセサリが故障している可能性があります。
- 強制再起動: システムの一時的な不具合が原因かもしれません。お使いのiPhoneのモデルに合った方法で強制再起動を行うと、問題が解決することがよくあります。
- いろいろ試しても直りません。修理に出したいのですが、中の写真や連絡先のデータは残せますか?
-
修理先によって異なります。
- Apple Storeなどの正規店では、修理の際にデータが初期化される(消える)のが原則です。
- 街の非正規修理店では、故障した部品のみを交換・修理することで、データを残したまま復旧できる可能性があります。データをどうしても残したい場合は、非正規店の「基板修理」に対応しているお店に相談するのがおすすめです。
- 修理代が高額になりそうなので、今からスマホ保険に加入することはできますか?
-
いいえ、残念ながらできません。自動車保険と同じように、スマホ保険は「すでに故障している端末」に対して後から加入することは不可能です。保険は、将来起こるかもしれない万一の事態に備えるためのものだからです。
まとめ
愛用のiPhoneの電源が突然入らなくなるというトラブルは、本当に心臓に悪い経験ですよね。今回ご紹介した対処法で、あなたのiPhoneが無事に息を吹き返してくれたことを願っています。
そして、もし修理が必要になったとしても、データを優先するのか、品質を優先するのか、あなたの状況に合わせた最適な選択ができるよう、正規店と非正規店のメリット・デメリットを参考にしてください。
次回、買い換えた端末は同じことになる可能性も考えて紹介した保険サービスも是非検討してみてください。