スマホ保険ラボの編集長D部長です。
「ahamoに乗り換えたいけど、すぐに辞めたら違約金がかかるの?」
「短期解約するとブラックリストに入るって本当?」
こんな疑問を持っている方、結構多いんじゃないでしょうか。
携帯料金プランって複雑で、契約期間の縛りや隠れた手数料があるのがこれまでの常識でした。でも、ahamoはその常識をひっくり返すシンプルさが売りです。
結論から言うと、ahamoには昔の「2年縛り」みたいな高額な違約金はありません。ただ、「完全にリスクゼロでいつでも辞められるか」というと、実は2025年3月以降、一部のルールが変わっています。
特に気をつけたいのが「短期解約」のリスクです。表面上の手数料は無料でも、携帯会社の信用情報に関わる「見えないペナルティ」が存在する可能性があるんです。
この記事では、「ahamoの違約金・事務手数料の仕組み」から、「短期解約でブラックリスト入りする実態」、そして私が実際に5年以上使い続けて感じているメリット・デメリットまでを徹底解説します。
ahamo(アハモ)に違約金や「2年縛り」はあるのか?

ahamoを検討する時、一番気になるのが「契約期間の縛り」と「解約金」の有無ですよね。昔の携帯業界では当たり前だった「更新月以外の解約で1万円」みたいな高額ペナルティ、ahamoにはあるんでしょうか。
基本的に違約金・解約金は「0円」
ahamoには、いわゆる「2年縛り(定期契約)」はありません。契約してから何年経っていても、あるいは契約した翌月に解約しても、基本的には解約金(違約金)は発生しません。
これはドコモがahamoを提供するにあたって、若い世代やデジタルに慣れた層に向けて「シンプルで自由なプラン」を目指したからです。他社への乗り換え(MNP)も自由にできますし、MNP転出手数料も無料です。
【注意】2025年3月1日以降の契約に関する「1年ルール」
ただ、ここで一つ重要な最新情報があります。2025年3月1日以降、転売目的や不正利用を防ぐため、一部の条件で契約解除料(1,100円)が発生する規定ができました。
これは普通に使っている人にはあまり関係ない話ですが、以下の条件に当てはまる場合は注意が必要です。
契約から1年(365日)以内の解約で、かつ以下のいずれかに該当する場合
①通常の利用実態がないと判断された場合
②過去1年間に、同じ名義で他の回線を契約から1年以内に解約していた場合(法人名義を除く)
つまり、普通にスマホとして通話や通信を使っていれば、1年以内に解約してもこの費用は請求されないケースがほとんどです。
でも、「端末の転売目的で契約して、SIMカードを一度も使わずに解約する」とか、「何度も短期間で契約と解約を繰り返す」といった極端な使い方をすると、ペナルティとして少額の解除料がかかる仕組みになっています。
普通のユーザーとして乗り換えるなら、「違約金は0円」と考えて大丈夫ですが、制度として「短期解約への牽制」が存在することは知っておいたほうがいいでしょう。

ahamoへの乗り換えにかかる初期費用とコスト

次に、ahamoに乗り換える時に発生する「初期費用」について整理します。
契約事務手数料はオンラインなら無料
通常、携帯ショップで手続きをすると3,850円程度の事務手数料がかかるのが一般的ですが、ahamoはオンライン専用プランなので、契約事務手数料は0円です。
ドコモショップで「ahamoWEBお申込みサポート」を使って店員さんに操作を手伝ってもらう場合は別途3,300円のサポート料がかかりますが、自宅でスマホやPCから申し込む限り、初期費用は一切かかりません。
SIMカード発行手数料・送料も無料
SIMカードやeSIMの発行手数料、それから物理SIMカードを郵送してもらう時の送料も無料です。
つまり、今のキャリアからahamoに乗り換える際、財布から出ていくお金は初月の利用料金(日割り、または満額)だけということになります。
MNP転出にかかる費用
今契約している携帯会社からahamoへ番号そのままで乗り換える(MNP)場合、以前は転出元の会社で「MNP転出手数料」が発生することがありましたが、現在は総務省のガイドラインによって、主要キャリアやほとんどのMVNOでMNP転出手数料は無料化されています。
これで、乗り換えのハードルは金銭的にはほぼ完全になくなった状況です。

短期解約は危険?ブラックリスト入りのリスクと「180日」の目安

「違約金がないなら、試しに契約して気に入らなければ来月解約してもいいの?」
この質問に対する答えは、「制度上は可能だけど、将来的にはリスクがある」です。いわゆる「携帯ブラックリスト(ブラック判定)」と呼ばれる状態になる恐れがあります。
短期解約ブラックリストとは
携帯電話会社は、契約後すぐに解約するユーザーを「利益にならない客」や「不正利用の恐れがある客(転売ヤーなど)」として警戒します。
一度ブラックリスト入り(社内審査基準に引っかかる)してしまうと、その後ドコモやahamo、あるいはドコモ系回線を使う他の格安SIMの審査に通らなくなる可能性があります。この情報は信用情報機関(CICなど)に登録される金融事故情報とは違って、各キャリアが独自に持っている顧客リストですが、その影響は決して小さくありません。
契約手続きには、SIMカードの準備や発送、顧客情報の登録など、会社側にかなりのコストがかかっています。特にahamoは新規事務手数料を無料にしているため、短期間で解約されると、その手間にかかった人件費を回収できなくなってしまうんです。だからこそ、短期解約を繰り返すユーザーを防ぐためのブラックリスト制度があり、ブラックリストに入ると次回以降の契約ができなくなります。
目安となる期間は「180日(約半年)」
ahamoに限らず、携帯業界では一般的に「180日(約6ヶ月)以内の解約」が短期解約とみなされるラインと言われています。
公式に「何日以内の解約でブラック」と発表されているわけじゃありません。でも、過去の事例や業界の通例として、最低でも半年間は使い続けることが、将来また同じドコモ系列のサービスを使う時の「信用」を守ることにつながります。
「電波が入らなかった」などの正当な理由で、8日以内キャンセル(初期契約解除制度)を使う場合は別ですが、単なる自己都合での超短期解約は避けたほうが無難です。
なお、「ahamoからドコモ」「ドコモからahamo」へのプラン変更は、ドコモ内のプラン変更扱いになるので、ブラックリストには入りません。ドコモとahamo間は、いつでも・何度でも自由にプラン変更できます。
編集長私もかれこれ5年ほど使っているのがahamoです。ドコモが提供するahamoは、私が入っているプランだと月額2,970円で30GB使えます。ドコモ回線をそのまま使うので通信品質は安定していますし、5分以内の国内通話も無料で付いているのがありがたいです。
さらに海外91の国・地域で追加料金なしでデータ通信ができるので、個人的に海外に行く時、わざわざSIMカードを買ったりWi-Fiを持っていかなくていいのが本当に助かっています。複雑なプランもなく、誰でも同じ料金で使えるシンプルさなので、迷うことなく入れます。
実際に海外で使ってみると、この便利さは一度体験すると手放せなくなります。現地に着いたらスマホの設定画面で「データローミング」をオンにするだけ。それだけで現地の電波をつかんで、いつも通りネットが使えます。ホテルやレストランの検索、地図アプリ、SNSへの投稿など、日本にいる時と全く同じ感覚で使えるんです。
特に「海外利用」の利便性が異常に高い
上記で紹介したように、私がahamoを手放せない一番の理由が、この「海外ローミング無料」です。
普通、海外旅行や出張の際は、空港でWi-Fiルーターをレンタルしたり(1日1,000円〜)、現地のSIMカードに差し替えたりといった手間とコストが発生します。でもahamoなら、いつものスマホを海外に持っていって、設定画面で「データローミング」をオンにするだけで、そのまま現地の電波をつかんで通信できます。
追加料金は0円。国内のデータ容量(30GB)をそのまま海外で消費する形です。ただし注意点として、「海外での連続利用は15日まで」という制限があります。15日を超えると通信速度が制限されてしまうため、2週間以内の旅行なら最強の選択肢ですが、長期滞在の場合は現地のWi-Fiなどを併用する必要があります。
通信品質と「パケ詰まり」について
「ドコモ回線はパケ詰まりする」という噂を聞くこともありますが、私の活動エリア(主に関西圏の都市部)では、致命的な繋がりにくさを感じたことはほぼありません。
お昼の混雑時間帯でもMVNO(格安SIM)みたいに極端に速度が落ちることはなく、YouTubeの高画質再生やテザリングでのPC作業も快適にできています。30GBという容量は、動画を毎日何時間も見ないのであれば、テザリングを含めても月末まで十分に持つちょうどいいラインだと思います。
動画をたまに見る程度なら、月の途中でギガが足りなくなる心配はまずありません。私の場合、通勤中にYouTubeやSpotifyを聴いたり、外出先でニュースサイトやSNSを見たりする使い方で、だいたい月20GB前後の消費です。テザリングでノートPCをつないでメールチェックや軽い作業をすることもありますが、それでも余裕があります。

ahamoの注意点・デメリット

良い点ばかりじゃありません。契約前に知っておくべきデメリットも正直にお伝えします。
余ったデータの繰り越しができない
多くの格安SIMやキャリアプランで採用されている「データ繰り越し」がahamoにはありません。その月に30GBのうち5GBしか使わなかったとしても、残りの25GBは翌月に消えます。毎月の使用量に波がある人だと、少し損した気分になるかもしれません。
ただ、30GBという容量自体が余裕を持った設定なので、よほど使い方にムラがない限り、繰り越しの有無はそこまで気にならないと思います。
店頭サポートは有料
「操作が分からない」「故障したかも」という時、ドコモショップに駆け込んでも無料では対応してもらえません。対面サポートを受ける場合は、1回3,300円の有料サポートが必要です。基本的にはチャットサポートを使って自分で解決するスキルが求められます。
とはいえ、ahamoのチャットサポートは24時間対応で、オペレーターの対応も丁寧です。スマホの基本操作ができる人なら、チャットサポートで十分対応できるはずです。
キャリアメールが別料金
「@docomo.ne.jp」のメールアドレスは付与されません。もしドコモから乗り換える場合で、今のメールアドレスを使い続けたいなら「メール持ち運びサービス(月額330円)」を別途契約する必要があります。
今はGmailやLINEが主流なので困る人は少ないですが、学校の連絡網や古いWebサービスの登録に使っている場合は注意が必要です。
個人的には、この機会にキャリアメールから脱却して、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールに移行することをおすすめします。フリーメールなら、将来どの携帯会社に変えてもアドレスを変える必要がないので、長い目で見ると便利です。
契約前に確認!よくある質問(FAQ)
ahamoへの乗り換えにあたって、よく聞かれる質問をまとめました。
- 月の途中で契約した場合、料金は日割りになりますか?
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ドコモ以外から乗り換え(MNP)や新規契約の場合、初月の基本料金は日割り計算されます。そのため、月末に乗り換えても損することはありません。ただし、ドコモのギガプランなどからプラン変更でahamoにする場合は、変更月の料金は日割りにならず、高い方のプラン料金(または満額)が適用されるケースが多いため、月末付近の変更がおすすめです。
- 家族の「ファミリー割引」の対象になりますか?
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ahamo契約回線は、ファミリー割引のグループ人数にはカウントされますが、ahamo回線自体の料金割引(みんなドコモ割など)は適用されません。また、家族間の通話無料について、家族(eximoなど)からahamoへの通話は無料ですが、ahamoから家族への通話は5分を超えると有料になる点に注意が必要です。
- 解約した月の料金は日割りになりますか?
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いいえ、解約月は日割りにならず、1ヶ月分の満額(2,970円)が請求されます。そのため、もし解約するのであれば、データ容量を使い切って月末近くに解約手続きをするのが一番無駄がありません。
- 申し込みからSIMが届くまで何日かかりますか?
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審査がスムーズに進めば、申し込みから最短3日程度でSIMカードが自宅に届きます。eSIM(物理カードなし)を選んで、eKYC(オンライン本人確認)を使った場合は、最短で申し込み当日の開通も可能です。急ぎの場合はeSIMの利用がおすすめです。
まとめ
今回の記事では、ahamoの違約金や短期解約のリスクについて解説しました。
ポイントを整理します。
・違約金・解約金:基本的に0円。
・事務手数料:オンライン申し込みで0円。
・短期解約リスク:180日以内の解約はブラックリスト入りのリスクがあるため避けるべき。
・2025年3月1日からの新ルール:1年以内の解約で利用実態がない場合、または過去1年間に同一名義で短期解約の履歴がある場合、1,100円の解除料がかかることがある。
ahamoは、契約のハードルを極限まで下げた、かなりユーザーファーストなプランです。「縛り」がないからこそ、私たちユーザー側も「モラルある使い方」を心がけることで、この安くて高品質なサービスが維持されます。
まずはご自身の毎月のデータ使用量を確認して、30GBで収まるようなら、乗り換えを検討してみる価値は十分にありますので、ぜひこの記事を参考にしてみてください!

