スマホ保険ラボの編集長D部長です。
Pixel 10、あるいはPixel 10 Proを手に入れましたか?
TSMC製3nmプロセスで作られたTensor G5チップ、無印モデルについにやってきた5倍望遠レンズ、最大3000ニトのディスプレイ——2025年8月に登場したこのシリーズは、Googleスマートフォンの集大成とも言える完成度です。
ただ、買ったあとのことも少し考えてみてください。
通勤電車でふとした拍子に手から滑り落ちたら?バッグの中でカギと擦れ続けていたら?最新のGorilla Glass Victus 2とはいえ、角から落ちれば一瞬でガラスは割れます。その修理費、いくらかかるかご存知でしょうか。
過去に大手スマホ修理店で1万台近くのスマートフォンを修理してきたD部長は、Pixelの画面破損・水没・基板損傷など、ありとあらゆる故障を見てきました。
この記事では、Pixel 10/10 Proを購入したあなたが「後悔しない」ための保証選びを解説します。2026年2月にリニューアルされたGoogle公式の「Pixel Care+」と、コスパ最強の「モバイル保険」——この2つを元修理屋の視点で徹底的に比較します。
Google Pixel 10/10 Proのスペックと壊れやすいポイント

保証の話に入る前に、このデバイスがどれほどの高性能か、そして「なぜ修理費が高くなるのか」を整理しておきましょう。
Tensor G5はTSMC 3nm製—発熱問題はついに解決
Pixel 10の心臓部「Google Tensor G5」は、TSMC最先端の3nmプロセスで製造されています。これはPixelユーザーが長年待ち望んでいた変化です。
TPUは最大60%、CPUは平均34%高速化。前モデルまで指摘されていた発熱やバッテリー消費の問題も大きく改善されています。カメラが発熱で止まる—あの現象が起きにくくなりました。
無印Pixel 10にも「5倍望遠」がついに搭載
今回のPixel 10最大のアップデートはこれです。これまでProモデルの特権だった5倍光学望遠レンズが、スタンダードモデルにも搭載されました。超解像ズームも最大20倍へと強化されています。
子どもの運動会、動物園での撮影、料理のテーブルフォト—あらゆるシーンで活躍する機能です。
Pixel 10 Proはカメラ・ディスプレイともに最高峰
Proモデルはさらに上を行きます。ピーク輝度3300ニトのディスプレイは、真夏の直射日光の下でも驚くほど鮮明。メイン・超広角・望遠すべてが高解像度センサーに刷新され、AIがズーム画質を補完する超解像ズームは最大100倍に対応します。
これだけの性能が詰まったデバイスだからこそ、修理費用も高額になります。部品コスト、特にディスプレイユニットとロジックボードは年々値上がりしています。
Google Pixel 10に保証は本当に必要?修理費用の相場を見てみる

結論:保証への加入は「必須」です。端末価格の上昇とともに、修理部品のコストも跳ね上がっています。
画面割れ修理の相場感
過去のモデル(Pixel 9 Proなど)の正規プロバイダでの画面修理費用を見ると、40,000円〜60,000円前後になるケースが珍しくありません。内部の基板(マザーボード)まで損傷していれば、80,000円〜100,000円を超えることもあります。実質的に「買い直し」と同じレベルの出費です。
スマ子ケースもフィルムもつけてるから大丈夫ですよね?
編集長残念ながら、私がこれまで修理してきた「画面を割った人」の9割は、ケースもフィルムもつけていました。角からの落下衝撃は、ケースを通しても内部に伝わり、ガラスを割ります。「ケースをつけているから安心」は過信です。
月々数百円の保険料で、数万円の修理費リスクを回避できるなら、それは立派な「投資」です。

Google公式「Pixel Care+」とは?Preferred Careからの変更点

重要:2026年2月24日から、日本でのGoogle公式保証サービスは「Preferred Care」から「Pixel Care+」にリニューアルされました。Pixel 10シリーズから新サービスが適用されます。
Pixel Care+のサービス内容
・補償範囲:落下・水没などの偶発的損傷(回数無制限)、保証期間後の故障も無制限で無料補償
・画面・バッテリーの無料修理:ほとんどのPixelのフロント画面・背面ガラスおよびバッテリーが対象(自己負担0円)
・加入期間:月払い(最長60ヶ月)または2年間一括払い
・交換品発送:通常翌日発送(在庫状況により)
・加入期限:デバイス購入後60日以内
Pixel Care+のメリット
Pixel Care+のデメリット(コスト面)
月額700円で3台まで補償!「モバイル保険」が選ばれる理由

Pixel Care+と並んで人気なのが、さくら少額短期保険株式会社が提供する「モバイル保険」です。ガジェット好きの間では、もはや「定番」になっているサービスです。
モバイル保険の基本スペック
・月額料金:700円(非課税)
・補償対象:1契約で3台まで(主端末1台+副端末2台)
・補償金額:年間最大10万円(主端末)、副端末は最大3万円
・自己負担金:0円(補償限度額内は全額補償)
メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス
Pixel Care+が1台に対して月額900円以上かかるのに対し、モバイル保険は月額700円。しかもこれは「1台あたり」ではなく「1契約あたり」の金額です。
Pixel 10以外に、Pixel WatchやPixel Buds、iPadやNintendo Switchを持っているなら、それらも「副端末」として登録できます。Googleエコシステム全体を月額700円で守れる計算です。
メリット2:自己負担ゼロ(補償限度額内なら)
修理代金が年間補償限度額(主端末10万円)以内であれば、あなたの財布から出ていくお金は0円です。「保険に入ってたのに、修理のたびに1万円払うの?」というストレスとは無縁です。
メリット3:ゲーム機・タブレットも対象
登録できるのはスマホだけではありません。Wi-FiやBluetoothにつながる機器であれば、Nintendo Switch、iPad、AirPodsなども対象です。
スマ子D部長は実際にモバイル保険に入っていますか?
編集長もう5年以上使っています。現在はiPhone、MacBook、Apple Watchの3台を登録しています。複数台を1つの保険でカバーできる点と、解約・登録変更がWEBでサクッとできる手軽さが気に入っています。
高額デバイスを複数持っている人には特にオススメです。
【比較表】Google Pixel Care+ vs モバイル保険
Pixel 10 Proを主端末として使用すると仮定した場合の比較です。
| 比較項目 | Google Pixel Care+ | モバイル保険 |
|---|---|---|
| 月額料金 | 1,500円(Pixel 10 Proの場合) | 700円 |
| 年間コスト | 18,000円 | 8,400円 |
| 補償台数 | 1台のみ | 3台まで(主1+副2) |
| 画面・バッテリー修理 | 無料(自己負担0円) | 補償限度額内なら無料 |
| その他偶発的損傷の自己負担 | あり(Pixel 10 Proは11,550円) | なし(年間10万円以内なら全額補償) |
| 補償回数 | 無制限 | 年間10万円以内なら何度でも |
| 修理方法 | Google指定プロバイダまたは交換機送付 | どこの修理店でもOK(正規・非正規問わず) |
| 加入期限 | 購入後60日以内 | 購入後1年以内 |
| 端末変更 | 機種ごとに契約し直し | マイページから登録変更するだけ |
| 紛失・盗難 | 対応なし(日本では非対応) | 対象外(紛失は主端末25,000円まで補償) |
どちらが優れているか?
Pixel Care+は画面・バッテリー修理が無料になり、大きく改善されました。一方で、月額料金はモバイル保険の2倍以上。補償も1台のみです。
「スマホ1台の保護を手厚くしたい、交換機も欲しい」という人にはPixel Care+。「コストを抑えつつ、複数のデバイスをまとめて守りたい」という人にはモバイル保険、という棲み分けになります。
モバイル保険の注意点とデメリット

公平な比較のために、モバイル保険の弱点もきちんとお伝えします。
盗難は補償対象外
「スマホを盗まれた」というケースはモバイル保険の対象外です。頻繁に物を紛失する方はキャリアの補償サービスを検討してください。なお、紛失は主端末で25,000円まで補償されますが、端末価格を考えると不足しがちです。
修理代金の「立替払い」が必要な場合がある
提携修理店(iCracked)を使えば「キャッシュレスリペア」で費用の立替不要ですが、それ以外の修理店を利用した場合は、一旦自分で修理費を全額支払い、領収書とリペアレポートを申請する必要があります。数万円の一時立替が発生する可能性がある点は頭に入れておきましょう。
副端末の補償は年間3万円まで
副端末(2台目・3台目)の補償上限は年間3万円です。高額なデバイスを複数持っている場合は、最も修理費が高くつきそうな端末を主端末として登録することを強くおすすめします。
あなたはどっち?Pixel 10ユーザーのための保証の選び方

Google Pixel Care+を選ぶべき人
モバイル保険を選ぶべき人
モバイル保険の加入フロー(3分で完了)
モバイル保険への加入はすべてスマホ上で完結します。Pixel 10が届いたら、なるべく早めに以下の手順で登録しましょう。
1. 公式サイトへアクセス:モバイル保険の申し込みページを開く。
2. 重要事項の確認:内容を確認し、同意します。
3. 端末情報の入力:Pixel 10の購入証明書(Googleストアの注文メールや領収書)を用意し、IMEI番号などを入力します。
4. 端末画像のアップロード:「壊れていないこと」を証明するため、鏡に映したPixel 10の前面・背面、または家族のスマホで撮影した写真をアップロードします(画面点灯・現在時刻が映った状態が必要な場合あり)。
5. クレジットカード情報の入力:支払いはクレジットカードのみです。
6. 完了!:翌営業日から補償が開始されます。
よくある質問(FAQ)
- Pixel 10を購入してから時間が経ってしまいましたが、モバイル保険にはまだ入れますか?
-
はい、購入から1年以内であればモバイル保険への加入が可能です。ただし、加入時点で故障していないことが条件です。すでに画面が割れている場合は加入できません。中古品であっても、購入店舗の動作保証が3ヶ月以上ついていれば加入可能です。なお、Pixel Care+の加入期限は購入後60日以内ですのでご注意ください。
- モバイル保険の「年間10万円」を超えた修理費はどうなりますか?
-
10万円を超えた分は自己負担となります。ただし、Pixel 10の画面修理やバッテリー交換で10万円を超えることは稀です。基板交換など重度の故障で超える可能性はゼロではありませんが、多くのケースは枠内に収まります。
- iCracked(提携修理店)での修理も対象ですか?
-
はい、対象です。iCracked Storeで修理を行い、発行された「リペアレポート」と「領収書」を提出すれば保険金が支払われます。提携店ではキャッシュレスリペアにも対応しており、事前申請をしておけばその場での支払いが不要になります。
- 解約に違約金はかかりますか?
-
モバイル保険には期間拘束や解約違約金はありません。不要になったらいつでもマイページから解約可能です。この身軽さがキャリア補償との大きな違いです。
- Pixel Care+は日本でも利用できますか?
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はい、Pixel Care+は2026年2月24日から日本でも利用できます(旧Preferred Careが移行しました)。Googleストアでデバイス購入後60日以内に加入できます。日本では紛失・盗難補償はオプションとして提供されていませんが、偶発的損傷と保証期間後の故障には対応しています。
まとめ
Google Pixel 10シリーズは本当に素晴らしいデバイスです。ただ、その高性能なボディは、一度のアクシデントで高額な請求書に変わるリスクを抱えています。
2026年からの保証選びのポイントをまとめると:
・Pixel Care+:画面・バッテリーが無料修理。1台を手厚く守りたい人向け。
・モバイル保険:月700円で3台まで補償。コスパ重視・複数デバイス持ちの人向け。
「自分は落とさないから大丈夫」と思っていた人が、数万円の修理見積もりを前に呆然とする——そういう場面を修理屋時代に何度も見てきました。後悔するのは必ず「あとから」です。
月700円、コーヒー1〜2杯分のコストで始められるモバイル保険を、ぜひこの記事を参考に検討してみてください!
