スマホ保険ラボの編集長D部長です。
2025年を迎え、タブレット市場がかつてないほどの盛り上がりを見せています。リモートワークの定着、エンターテインメントの高画質化、そしてクリエイティブ作業のモバイル化が進み、タブレットは「大きなスマホ」ではなく「PCの代替あるいは補完」としての地位を確立しました。
しかし、選択肢が増えたということは、同時に「選ぶ難しさ」も増したということです。Androidタブレットの性能向上は著しく、iPad一強の時代は終わりを告げつつあります。数万円で購入できる高コスパモデルから、PCを凌駕するハイエンドモデルまで、その価格差と性能差は複雑です。
本記事では、最新のモデルを中心に、iPadとAndroidタブレットの性能を徹底比較します。
また、端末価格の高騰に伴い無視できなくなった「修理リスク」と、それをカバーする最適な「保険選び」についても、解説していきます。
2025年、タブレット選びの基準が変わった
かつてタブレット選びは「iPadか、それ以外か」という単純な図式でした。しかし2025年現在、Androidタブレットの進化により、その図式は崩れています。選ぶべき基準は「OS」ではなく「用途」です。
ほんの数年前まで、Androidタブレットといえば「安かろう悪かろう」のイメージがつきまとっていました。動作はもっさり、アプリの最適化は不十分、ディスプレイの品質もいまひとつ。iPadを買えない人の妥協策、そんな位置づけだったのは否定できません。
ところが、状況は劇的に変わりました。
SamsungやXiaomi、Lenovoといったメーカーが本気でタブレット市場に参入し、ハイエンドスマホと同等のチップを載するようになったのです。有機ELディスプレイ、120Hz以上の高リフレッシュレート、Dolby Atmos対応のクアッドスピーカー。かつてはiPad Proの専売特許だったスペックが、半額以下のAndroidタブレットでも手に入るようになりました。
一方、iPadも進化を止めていません。
M4チップの圧倒的な処理能力、タンデムOLEDによる息を呑むような映像美、そしてApple Pencil Proによる創作体験。ハードウェアとソフトウェアが完璧に統合されたエコシステムは、依然として唯一無二の存在です。
つまり、2025年のタブレット選びは「どちらが優れているか」ではなく「自分の用途に何が合うか」で決まります。以下、主な用途別に重視すべきポイントを整理しました。
動画・エンタメ消費特化なら「ディスプレイ」と「スピーカー」
NetflixやYouTube、Prime Videoを高画質で楽しむなら、有機EL（OLED）パネル搭載モデルや、クアッドスピーカー（4つのスピーカー）搭載機が必須です。
この分野では、実はAndroidタブレットのコストパフォーマンスが際立っています。XiaomiやLenovoなどのメーカーは、3〜5万円台で高解像度・高音質のモデルを投入しており、同価格帯のiPad（無印）と比較しても視聴体験で勝るケースが少なくありません。特にHDR対応コンテンツの再生では、有機ELの黒の締まりが映像の没入感を大きく左右します。
また、見落としがちなのがスピーカーの配置です。横向きで動画を視聴する際、左右に振り分けられたステレオスピーカーがあるかどうかで臨場感が全く違います。イヤホンやヘッドホンを使わずにベッドで気軽に映画を楽しみたいなら、スピーカー性能は妥協しないほうがいいでしょう。
ゲーム・クリエイティブ作業なら「SoC」と「リフレッシュレート」
高いスペックを要求するゲーム、あるいは動画編集を行う場合、処理能力（SoC）が全てです。
ここではiPadシリーズ（特にMチップ搭載機）が依然として強力な優位性を持っています。M4チップの処理能力は、もはやノートPCと遜色ないレベル。Final Cut ProやDaVinci Resolveといったプロ向けアプリがサクサク動く様は、タブレットの概念を覆すものがあります。
iPadは今やPCと同じ位置付けといっても過言ではありません。
とはいえ、SamsungのGalaxy Tab Sシリーズなど、Snapdragonのハイエンドチップを搭載したAndroidタブレットも侮れません。120Hzのリフレッシュレートと相まって、極めて快適なゲーム体験を提供してくれます。
なお、ゲーム目的でタブレットを選ぶなら、リフレッシュレートは最低でも90Hz、できれば120Hz以上を推奨します。60Hzとの差は一目瞭然で、一度高リフレッシュレートに慣れると戻れなくなります。
僕もiPhoneで120Hzのリフレッシュレートを体験したときに、60Hzだと動きがもっさりするように感じられ、もう戻ることができません。
ビジネス・学習用途なら「マルチタスク」と「周辺機器」
WordやExcel、Zoomの使用、そしてPDFへの書き込み。ここでは「PCライクな操作性」が求められます。
iPadOSのステージマネージャは、複数のウィンドウを自由に配置できる強力な機能です。外部ディスプレイ接続時の拡張デスクトップにも対応しており、もはやノートPCの代替として十分に機能します。Magic Keyboardを装着すれば、見た目も使い勝手もほぼMacBookです。
一方、Androidも画面分割機能やPCモード（Samsung DeXなど）で対抗しています。特にDeXモードは、外部モニターに接続するとWindowsライクなデスクトップ環境が立ち上がり、タブレットとは思えない生産性を発揮します。Galaxyスマホとの連携も強力で、Samsung製品で揃えているユーザーには大きなメリットです。
キーボードやペンの純正アクセサリの使い勝手も重要な選定ポイントです。特にペン入力を多用する場合、遅延の少なさや筆圧感知の精度は作業効率に直結します。この点では、Apple PencilとGalaxy Sペンが二強といえるでしょう。
【2025年最新】iPadおすすめモデル3選を紹介
まずはベンチマークとなるiPadシリーズから、Amazonランキング等で常に上位に位置する3モデルを解説します。価格は変動しますが、性能の序列は変わりません。
① iPad (A16) ｜ 2025年春発売のコスパ最強エントリーモデル
2025年3月に登場した最新の無印iPadです。前世代（第10世代）から約30%の性能向上を果たしながら、価格は据え置きの58,800円〜。
しかもストレージが64GBから128GBに倍増しており、実質的な値下げといえます。Amazonのタブレット売れ筋ランキングでも常に上位をキープしています。
・ディスプレイ: 11インチ Liquid Retina（2360×1640）
・チップ: A16 Bionic（5コアCPU + 4コアGPU + 16コアNeural Engine）
・価格: 58,800円（128GB）〜
A16チップはiPhone 15 Pro/15 Pro Maxにも搭載された高性能プロセッサで、ブラウジングや動画視聴はもちろん、軽めの動画編集や3Dゲームも快適にこなせます。
USB-C対応により外部ストレージやハブがPCと同じように使える点も大きなメリット。Apple Pencil（USB-C）およびMagic Keyboard Folioに対応しています。
Apple Intelligenceには非対応のモデルですが、ウィジェットでChatGPTやGeminiを置けば、遜色なくAI機能を使うこともできます。
おすすめ層: 初めてのタブレット、学生、動画視聴メインのユーザー、コスパ重視の全層。
ポチップ
＊AmazonだとWi-fi+Cellularモデルのみの販売になるので、少し割高です。Wi-fiモデルを購入検討の方はApple公式で買うことを推奨します。
② iPad Air (M3) ｜ Apple Intelligenceに対応したバランス型
2025年3月発売のiPad Airは、M3チップを搭載しApple Intelligenceに対応。「Proほどの価格は出せないが、長く快適に使いたい」という層に最適な一台です。
・ディスプレイ: 11インチ / 13インチ Liquid Retina（P3広色域、True Tone、反射防止コーティング）
・チップ: Apple M3（8コアCPU + 9コアGPU + 16コアNeural Engine）
・価格: 98,800円（11インチ 128GB）〜 / 128,800円（13インチ 128GB）〜
M3チップにより、M1搭載iPad Airと比べて約2倍、A14 Bionic搭載モデルからは最大3.5倍の高速化を実現。ハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングにも対応し、グラフィックス性能が大幅に向上しています。
Apple Pencil Proに対応しており、ホバー機能や回転検知などプロレベルの描画機能が使えます。新しいMagic Keyboardにも対応し、PCライクな作業も快適です。
おすすめ層: 動画編集をする人、イラストを描く人、Apple Intelligence（AI機能）を活用したい人。
ポチップ
③ iPad Pro (M5) ｜ 2025年秋発売の最強タブレット
2025年10月に登場した最新iPad Pro。M5チップを搭載し、M4比で最大3.5倍、M1比で最大5.6倍のAIパフォーマンスを実現。Wi-Fi 7にも対応し、プロ向けタブレットとして頂点に君臨しています。
・ディスプレイ: Ultra Retina XDR（タンデムOLED）、SDR/HDRフルスクリーン輝度1,000ニト、ピーク輝度1,600ニト、コントラスト比2,000,000:1
・チップ: Apple M5（9〜10コアCPU + 10コアGPU + 16コアNeural Engine）※容量により異なる
・価格: 168,800円（11インチ 256GB）〜
次世代のNeural Engineにより、Apple IntelligenceのAI処理が圧倒的に高速化。iPadOS 26の新機能との組み合わせで、プロフェッショナルなクリエイティブ作業がさらに快適になりました。新たにApple設計のN1ワイヤレスチップを搭載しWi-Fi 7に対応、C1Xモデム（Cellularモデル）により前世代比50%高速なモバイル通信も実現しています。
おすすめ層: プロのクリエイター、最先端のAI機能を活用したい人、予算度外視で最高の体験を求めるユーザー。
ポチップ
【2025年最新】Androidタブレットおすすめ3選を紹介
続いて、Androidタブレットの推奨モデルです。ここでは「ハイエンド」「高コスパ」「エンタメ特化」の観点で厳選します。
① Samsung Galaxy Tab S10+ ｜ Android界の絶対王者
2024年10月発売のGalaxy Tab S10シリーズ。iPad Proに対抗しうる唯一無二のAndroidタブレットで、Galaxy AI対応やIP68防水防塵が強力なアドバンテージです。
・ディスプレイ: 12.4インチ Dynamic AMOLED 2X（有機EL）最大120Hz、反射防止
・SoC: MediaTek Dimensity 9300+
・価格: 187,440円（256GB）〜
前世代のTab S9+と比較してCPU16%、GPU27%、NPU13%の性能向上を達成。Galaxy AIにより、文章の要約や翻訳、画像生成などのAI機能をタブレットの大画面で活用できます。
付属のSペンによる書き心地は抜群で、レイテンシーも極限まで低い。IP68等級の防水防塵に対応しており、お風呂での動画視聴やキッチンでのレシピ確認など、iPadでは躊躇するシーンでも安心して使えます。Sペンも同様にIP68対応。さらに上位の14.6インチ「Galaxy Tab S10 Ultra」もラインナップされています。
おすすめ層: Galaxyスマホユーザー、最高スペックのAndroidが欲しい人。
ポチップ
② Xiaomi Pad 7 ｜ 2025年春発売の高コスパ本命
2025年3月に日本発売された最新モデル。3:2のアスペクト比を採用した3.2K高精細ディスプレイが特徴で、価格.comでも注目度ランキング上位の人気機種です。
・ディスプレイ: 11.2インチ 3.2K（3200×2136）144Hz、Dolby Vision対応、800nit
・SoC: Snapdragon 7+ Gen 3
・価格: 54,980円（8GB+128GB）〜
Snapdragon 7+ Gen 3は2〜3世代前のハイエンドSoCに迫る処理能力を持ち、重量級ゲームも快適にプレイ可能。144Hzのリフレッシュレートと相まって、画面のスクロールがヌルヌル動きます。
3:2というiPadやSurfaceと同じ画面比率を採用しており、文書作成やWeb閲覧がしやすいのも嬉しいポイント。Dolby Atmos対応のクアッドスピーカー、8,850mAhの大容量バッテリー、45W急速充電にも対応。上位モデルの「Xiaomi Pad 7 Pro」（Snapdragon 8s Gen 3搭載、67,980円〜）もラインナップ。
おすすめ層: 5〜6万円台で高性能なタブレットが欲しい人、コスパ重視の全ユーザー。
ポチップ
③ Amazon Fire HD 10 ｜ Amazonプライム会員のための専用機
Amazonデバイスの売れ筋No.1タブレット。Google Playストアは標準では使えませんが、割り切った使い方ができるなら最強のサブ機となります。セール時には1万円台で購入可能なコスパの高さも魅力。
・ディスプレイ: 10.1インチ 1080p フルHD
・プロセッサ: オクタコアプロセッサ（2.0GHz）
・価格: 10,980円（32GB）〜 ※セール時はさらに安価
Kindleでの読書、Prime Videoの視聴に特化しており、Alexa搭載でスマートホームのハブとしても活用できます。バッテリー持ちも最大13時間と良好。
アプリストアの制限があるため、あくまで「消費専用」と割り切るのが正解ですが、その用途においてはこれ以上のコスパは存在しません。キッズモデルも用意されており、子供へのプレゼントとしても人気です。
おすすめ層: Prime会員、読書・動画専用機が欲しい人、2台目のタブレットを探している人、子供用タブレットを検討中の親。
ポチップ
その他の注目モデル（＋4選）
タイトルにある「10選」を補完するため、特定のニーズに刺さるモデルを簡潔に挙げます。
- iPad mini (A17 Pro): 2024年10月発売。8.3インチの携帯性とA17 Proの高性能を両立。Apple Pencil Pro対応で、コンパクトな液タブとしても活躍。価格78,800円〜。
ポチップ
- Redmi Pad Pro: 12.1インチ2.5Kディスプレイ、Snapdragon 7s Gen 2搭載で約4万円の高コスパ機。10,000mAhバッテリーで長時間使用可能。
ポチップ
- Lenovo Legion Tab: 8.8インチ×165Hzリフレッシュレート×Snapdragon 8 Gen 3というゲーミング特化モデル。持ち運べるゲーム機として注目。
ポチップ
高性能化するタブレットと「画面割れ」のリスク
最新タブレットのスペックを確認してわかる通り、ディスプレイの大型化・高精細化が進んでいます。これは同時に「落下時の破損リスク」と「修理費用の増大」を意味します。
特に有機ELパネルや、ガラスとディスプレイが一体化したフルラミネーション加工の機種は、画面が割れた際の修理費が高額になる傾向があります。例えば、iPad Proの画面修理は、モデルによっては10万円近くかかることも珍しくありません。
Androidタブレットの場合、メーカーによっては日本国内での修理拠点が少なく、修理期間が数週間に及ぶこともあります。タブレットはスマホよりも重量があり、手元から滑り落ちた際の衝撃エネルギーは大きくなります。ソファやベッドで使用中にうっかり落とす、カバンの中で圧力によって割れる、といった事故は日常茶飯事です。
ここで重要になるのが「保険」の選択です。
モバイル保険 vs AppleCare+ vs Galaxy Care 徹底比較
タブレット購入時、多くの人が悩むのが補償サービスへの加入です。ここでは主要な3つの選択肢を比較し、それぞれのメリット・デメリットを整理します。
メーカー保証・キャリア補償（AppleCare+など）
デバイス購入時に加入する一般的な補償です。
AppleCare+ for iPad: 過失や事故による損傷を安価なサービス料（画面修理3,700円〜、その他の損傷12,900円）で修理できます。エクスプレス交換サービスなど手厚いサポートがありますが、保証料自体が端末ごとに発生し、月額で約580円〜1,500円程度（機種により異なる）と高額になりがちです。
また、利用回数に制限はありませんが、毎回サービス料がかかります。iPadには盗難・紛失プランは用意されていません。
Galaxy Care：Samsungが提供するGalaxy製品専用の保証サービスです。画面割れ・水没・盗難・バッテリー劣化（一部対象製品）に対応し、2年間に2回もしくは4回まで（端末によって異なる）補償を受けられます。
修理サービスの場合は自己負担金0円で利用可能な対象モデルもあります。保証料は機種によって異なりますが、月額払いの場合は支払期間中は補償が継続されます。機種変更のたびに加入し直す必要があり、掛け捨てになるケースが多い点は留意が必要です。
モバイル保険（さくら少額短期保険）
第三者機関が提供する保険サービスで、近年利用者が急増しています。最大の特徴は「端末ではなく『人』に紐づく保険」である点です。
・月額700円で3台まで: 主端末1台＋副端末2台の計3台をカバーできる。
・年間最大10万円補償: 修理費用を年間10万円まで全額補償（主端末）。修理不能・盗難の場合は主端末25,000円、副端末7,500円を上限に補償。
・免責金（自己負担額）がないのが大きな強み（年間限度額内）。
・乗り換え時の再登録も簡単: 端末を買い替えても、登録デバイスを変更するだけで保険契約は継続される。
補償対象は「外装破損」「損壊」「水濡れ全損」「故障」「盗難」と幅広く、紛失は対象外です。
Wi-FiやBluetooth通信が可能な機器であれば、スマホ、タブレット、ノートパソコン、ゲーム機、ワイヤレスイヤホンなど幅広く登録できます。
また、1契約で家族の端末も入れることができ、これが「端末ではなく『人』に紐づく保険」と言われている点でもあります。
比較表
| 項目 | モバイル保険 | AppleCare+ for iPad (例) | Galaxy Care (例) |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 700円 (3台合計) | 約580円〜1,500円 (1台あたり) | 端末により異なる（月額払い可） |
| 補償対象台数 | 3台 | 1台 | 1台 |
| 自己負担金 | 0円 (年間限度額内) | 3,700円〜12,900円 (修理内容による) | 0円〜（対象モデル・条件による） |
| 補償限度額 | 年間10万円 (主端末) | 回数制限なし (修理ごと負担あり) | 端末購入価格相当など |
| 紛失・盗難 | 盗難は対象、紛失は対象外 | 対象外 | 盗難は対象 |
| 対象端末 | スマホ、タブレット、PC、ゲーム機など | iPadのみ | Galaxy製品のみ |
なぜモバイル保険が選ばれるのか
メーカー保証は「その端末」を守るには手厚いですが、複数台持ちのユーザーにとってはコストが重複してのしかかります。ほとんどの人がスマホを持ち、サブ機でiPadやAndroidタブレット・あとはPCやスマートウォッチなどを持っていると思います。
それぞれに保証をつけると月額数千円の出費となります。ここでモバイル保険の「3台で700円」というコスパが光ります。
Androidタブレットは機種によって修理パーツの流通が少なく、メーカー修理が高額になるか、あるいは修理不能で「同等品交換」となるケースがあります。
モバイル保険は修理費用を現金で補償してくれるため、メーカー修理や正規代理店修理、あるいは街の修理店など、どこで直しても領収書があれば申請が可能です。
＊リペアパートナーのiCracked修理を行えば、その場で修理料金を立て替える必要はない、キャッシュレス修理も可能です。
編集長私自身、モバイル保険には5年近く加入を続けています。iPhone、MacBook、Apple Watchの3台をまとめて登録しており、これら高額なデバイス群を一つの契約でカバーできる点は、管理の手間も含めて非常に合理的です。また、手持ちのNintendoSwitchなどのゲーム機なども補償対象に加えられるため、デバイスの入れ替えに合わせて柔軟に運用できる点に、実用的なメリットを感じています。
特にAndroidタブレットユーザーにとって、「メーカー保証以外の選択肢」としてこれほど柔軟なサービスは他にありません。XiaomiやOPPOなどのSIMフリータブレットを購入する場合、キャリアの補償に入れないことが多いため、モバイル保険が事実上の最適解となるケースが多いです。
FAQ：タブレット購入前のよくある質問
購入前に解消しておくべき疑問を4つまとめました。
- セルラーモデルとWi-Fiモデル、どちらを選ぶべきか？
-
基本的にはWi-Fiモデルで十分です。現在はスマホのテザリング機能が簡単に使えるため、屋外での使用頻度が毎日数時間レベルでない限り、価格の高いセルラーモデルを選ぶ必要性は低いです。
浮いた差額でストレージ容量を上げるか、質の良いケースや保険に投資する方が満足度は高くなります。
- 1万円台の格安Androidタブレットは使い物になるか？
-
用途によりますが、過度な期待は禁物です。動画視聴や電子書籍なら問題ないですが、アプリの起動速度や画面のスクロールで「もたつき」を感じることが多いです。
また、ディスプレイの質が低く目が疲れやすいものもあります。快適に使いたいなら、最低でも3万円〜4万円台（Xiaomi Pad 6など）のミドルレンジモデルを推奨します。
- バッテリー寿命を延ばす使い方はあるか？
-
「過充電」と「過放電」を避けることが基本です。常に100%の状態で充電ケーブルを繋ぎっぱなしにしたり、0%で長期間放置したりすると劣化が早まります。
最近のOS（iPadOSやAndroid）には、充電を80%程度で止める「バッテリー保護機能」が搭載されている機種も多いので、これを有効活用すると良いでしょう。
- モバイル保険は購入後いつでも加入できるか
-
新規取得した日から「1年未満」であれば加入可能です。また、1年以上経過していても、メーカー保証やキャリア補償に加入中であれば、そこから切り替える形で加入ができます。
中古端末であっても、販売店による3ヶ月以上の動作保証がついていれば加入できるため、中古iPadやAndroidタブレットを購入した際のアフターケアとしても非常に優秀です。
まとめ
タブレットは、私たちの生活を豊かにする強力なツールです。iPadの完成されたエコシステムを選ぶか、Androidの自由度とコスパを選ぶか。正解はあなたの「何に使いたいか」という目的の中にあります。
そして、どのモデルを選んだとしても、持ち運ぶ機会の多いタブレットにはリスクがつきまといます。万が一の落下や故障で、数万円の修理費を支払うことになれば、せっかくの便利な生活も台無しになってしまいます。
メーカー保証の手厚さも魅力的ですが、複数のデジタルデバイスを所有しているなら、月額700円で3台を守れるモバイル保険は、固定費を抑えつつ最大の安心を得られる賢い選択肢です。
特に、保証の選択肢が限られるSIMフリーのAndroidタブレットユーザーにとっては、必須級のサービスと言っても過言ではありません。
ぜひ、この記事を参考にあなたに合ったタブレット、タブレット購入後も長く使い続けられるように、保険などへの加入も慎重に選んでみてください！