【必読】Beatsのイヤホンには保険が必要?AppleCareとモバイル保険を比較

スマホ保険ラボの編集長D部長です。

デザイン性の高さとAppleエコシステムとの相性の良さで人気のBeats。購入時に頭を悩ませるのが「保証(AppleCare+)をつけるかどうか」という問題です。

円安の影響もあり、Beats製品も決して安い買い物ではなくなりました。だからこそ「もし壊れたら」「もし落としたら」という不安はつきまといます。
しかし、AppleCare+の保証期間は2年。その後の故障はどうすべきか、あるいはもっとコスパの良い守り方はないのか。

本記事では、「Beatsの主要モデル(Powerbeats Fit、Powerbeats Pro 2、Beats Studio Pro)のスペックや故障リスク」を整理した上で、「Apple公式の保証と、私が長年利用している「モバイル保険」を比較」していきます。大切なデバイスを長く使い続けるための判断材料としてご覧ください。

目次

Beatsシリーズの進化と「保証に入るべき理由」

まず、今回比較対象とするBeatsの主要3モデルについて、その特徴と「なぜ保険が必要になるほどのリスクがあるのか」をスペック面から掘り下げます。高性能化に伴い、修理コストも上昇傾向にあります。

Powerbeats Fit:アクティブ派にオススメ

Powerbeats Fitは、完全ワイヤレスイヤホンの中でも特に「装着感」に特化したモデルです。最大の特徴であるウィングチップは、耳のひだにフィットし、激しい運動でも外れない安定感があります。

空間オーディオとANC: ダイナミックヘッドトラッキング機能を搭載し、Apple H1チップによりiPhoneとの連携もスムーズです。ノイズキャンセリング機能もAirPods Pro譲りの高性能さを誇ります。バッテリーは充電ケース使用で最大30時間、イヤーバッドのみで最大7時間の再生が可能です。価格は32,800円(税込)です。

故障リスク: ウィングチップ部分は柔軟性がありますが、経年劣化や無理な着脱による亀裂のリスクがあります。また、ランニングやジムでの使用頻度が高くなるため、汗による水没(IPX4等級の耐汗耐水性能はあるものの完全防水ではない)や、運動中の落下による破損リスクが高いモデルです。

Powerbeats Pro 2:アスリートのためのワイヤレスイヤホン

Powerbeats Proの正統進化モデルとして注目されるPowerbeats Pro 2。イヤーフック型のデザインは、絶対に耳から落ちない安心感があります。従来モデルより20%軽量化され、ニッケルチタン合金を採用した改良イヤーフックにより、快適さと安定性が向上しています。

バッテリーと機能: 充電ケース使用で最大45時間、イヤーバッドのみで最大10時間の再生が可能です。Apple H2チップを搭載し、心拍数モニタリング機能も備えています。ワイヤレス充電にも対応しています。価格は39,800円(税込)です。

故障リスク: 構造が複雑になるほど、物理的な破損箇所は増えます。特にイヤーフックのヒンジ部分や、充電ケースとの接点不良といったトラブルは、この形状特有の課題です。高機能なセンサー類が搭載されているため、内部基板の故障時の修理費は高額になりがちです。

Beats Studio Pro:没入感を極めたヘッドフォン

Beatsを象徴するオーバーイヤー型のフラッグシップモデルです。USB-C接続によるロスレス再生に対応し、音質面でのこだわりが光ります。Beats史上最もパワフルで高精度なオーバーイヤーヘッドフォンとして、ゼロから再設計されています。

プレミアムな質感: UltraPlushレザークッションによる快適な装着感と、最大40時間の再生時間(ANCオフ時)は長距離移動に最適です。ANCまたは外部音取り込みモードをオンにした場合は最大24時間の再生が可能です。価格は49,800円(税込)です。

故障リスク: ヘッドフォン特有の悩みとして「ヘッドバンドの亀裂」「イヤーパッドの劣化」「折りたたみヒンジの破損」が挙げられます。また、カバンに入れて持ち運ぶ際の圧迫によるハウジングの破損も少なくありません。イヤホンよりも筐体が大きいため、ぶつけて傷が入る可能性も高くなります。

Beatsシリーズの修理代金は「新品価格」に迫る

Beats製品が故障した場合、保証がないとどれくらいの費用がかかるのでしょうか。Appleの公式サイトでの修理サービス情報を基に確認すると、内容によってはかなり高額になります。

多くの場合、保証対象外の修理サービス料金は、新品購入価格の7割〜8割近くに設定されています。例えば、バッテリー交換だけであっても数千円から1万円以上の出費が必要です。片耳を紛失した場合の補充購入も高額です。

「落として壊れたら、また新しいのを買えばいい」と割り切れる価格帯ではなくなってきています。これが、購入時に保証への加入を強くおすすめする理由です。

あわせて読みたい
NintendoSwitchを無料で修理する方法とは?モバイル保険に加入すればいけます こんにちは!スマホ保険ラボの編集長D部長です。 Nintendo Switchは、自宅の大画面でも外出先でも手軽に遊べる人気ゲーム機ですが、その携帯性の高さゆえに落下や水濡れ...
D部長オススメのスマホ保険紹介
【元修理屋が厳選】スマホ保険おすすめランキング2025【AppleCare比較】 スマホ保険徹底比較2025 - スマホ保険ラボ スマホ保険ラボの編集長D部長です。 私は過去に大手スマホ修理店の社員を7年間務め、何千台というバキバキに割れたiPhoneや、...

AppleCare+ for Headphones とは?

Apple製品を購入すると、必ず提案されるのが「AppleCare+」です。Beats製品向けの「AppleCare+ for Headphones」について詳細を見ていきます。

加入コストと期間

Beatsのモデルによって異なりますが、おおむね以下の費用感です。

・加入料:4,600円〜7,800円(税込・モデルによる)
・保証期間:購入日から2年間

保証内容

過失による損傷: 期間中、1回につき3,700円(税込)のサービス料(免責金)で修理サービスを受けられます。
バッテリー: 蓄電容量が本来の80%未満になった場合、無償で交換可能です。
エクスプレス交換サービス: 新品または新品同様の交換機を宅配便で届けてもらい、その場で故障品と交換するサービスが利用可能です。

デメリットの分析

AppleCare+は「安心感」という点では最強ですが、以下の点がネックとなります。

期間が2年限定: 3年目以降に故障した場合、一切の保証がなくなります。良いオーディオ機器は3年以上使うことも珍しくありません。
デバイスごとの契約: iPhone、iPad、BeatsそれぞれにAppleCare+をつけると、保証料だけで数万円の出費になります。
紛失は対象外: Beats向けのAppleCare+では、AirPodsなどと同様に「紛失・盗難」は保証対象外です(盗難・紛失プランがあるのはiPhoneのみ)。

民間の保険サービス「モバイル保険」とは?

ここで比較対象として挙げるのが、さくら少額短期保険株式会社が提供する「モバイル保険」です。私自身も利用していますが、AppleCare+とは全く異なるアプローチでデバイスを守るサービスです。

モバイル保険の基本スペック

・月額料金:700円(非課税)
・補償対象:Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信機器全般
・登録可能台数:主端末1台+副端末2台=合計3台
・補償金額:年間最大10万円まで(主端末10万円、副端末3万円)
※修理不能・盗難の場合は主端末25,000円、副端末7,500円が上限
・免責金(自己負担額):0円

Beatsユーザーにとってのメリット

モバイル保険の最大の特徴は「1契約で3台まで守れる」点です。

通常、Beatsを購入する方は、iPhoneやMacBook、あるいはiPadなどを既に所有しているケースがほとんどです。もし、あなたが既にiPhoneでAppleCare+やキャリアの補償に入っているなら、それをモバイル保険に切り替え、空いた副端末の枠にBeatsを登録するという運用が可能です。

副端末としての登録であれば、年間最大3万円までの修理費用が補償されます。Beatsの修理費用であれば、この3万円の枠内でカバーできるケースが多く、実質的な自己負担は0円になります。AppleCare+のように修理のたびに3,700円を払う必要はありません。

ただし、副端末を追加登録した場合は登録日から30日間は補償されない免責期間がある点に注意が必要です。

ちなみにですが、AppleCare+はAppleでの修理のみで保険が適用となりますが、モバイル保険はApple純正の修理はもちろんのこと、非正規店の修理など幅広い修理店で使用することが可能です。

Beatsユーザーにとってのデメリット

一方で、モバイル保険にもデメリットはあります。

Beatsは修理費の立て替えが必要: iCrackedなどの提携リペアパートナーではキャッシュレス修理が可能ですが、対象はiPhone、Google Pixel、SHARP製などの一部スマートフォンに限られます。Beatsは対象外のため、一度全額を自分で支払ってから後日請求する形になります。
バッテリー劣化は基本対象外: AppleCare+なら80%未満で無償交換ですが、モバイル保険では自然消耗によるバッテリー劣化は補償対象外です。故障を伴う場合のみ請求できる可能性があります。
審査に時間がかかる場合がある: 申請内容によっては確認事項が発生し、入金まで時間がかかることがあります。

編集長

実は、僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険になります。現在はiPhoneを主端末にし、MacBookとApple Watchの合計3台を1つの契約に紐付けて加入させています。

やはりBeatsのような周辺機器が増えた際も、既存の契約の枠(副端末)を入れ替えるだけで、追加費用なく1つの保険でカバーできるのはとても楽です。高額なデバイスを複数持っている身からすれば、月額700円でこれらが守られているのは大きな安心材料になります。

また、Switchなどのゲーム機を持っている場合、ゲーム機を枠に入れたりもできるので、ガジェット好きとして幅広く補償してもらえる点にメリットを感じています。

徹底比較:AppleCare+ vs モバイル保険

ここでは、Beats Studio Proを購入したと仮定し、AppleCare+とモバイル保険のどちらが得策かを表で比較します。

条件設定

  • 対象:Beats Studio Pro(定価 49,800円)
  • 期間:3年間使用
比較項目AppleCare+ for Headphonesモバイル保険
月額コスト一括払いのみ(約7,800円)月額700円(年間8,400円)
保証期間2年間のみ契約している限り継続
対象台数Beats 1台のみ3台まで(他機器とセット可)
自己負担金1回につき3,700円0円
補償限度額年間10万円まで(副端末は3万円)
バッテリー80%未満で無償修理店での交換費用として請求可
紛失・盗難対象外盗難は対象(紛失は対象外)
修理場所Apple Store・正規代理店メーカー修理・街の修理店どこでも可

比較から見える選び方の基準

AppleCare+を選ぶべき人:

・電話サポートやチャットサポートを頻繁に利用したい。
・エクスプレス交換サービス(先に交換品が届く)を利用したい。
・2年で必ず買い換える。

モバイル保険を選ぶべき人:

・iPhoneやiPadなど、他にも守りたい端末がある。
・Beatsを2年以上長く使い続けたい。
・修理時の自己負担金(3,700円)を払いたくない。
・手持ちの資金(キャッシュフロー)を圧迫せず、月額払いで管理したい。
・盗難のリスクもケアしたい。

特に注目すべきは「盗難」への対応です。モバイル保険は、警察への盗難届など証明があれば、盗難による損害も補償の対象になります(上限あり)。カフェで席を立った隙に盗まれた、といった事態において、AppleCare+では何もしてくれませんが、モバイル保険なら金銭的な補償が受けられます。

盗難の保証金額は少し少なめですが、無いよりはマシです。

あわせて読みたい
【必読】AirPods Pro3には保険は必要?AppleCare+とモバイル保険を徹底比較 スマホ保険ラボの編集長D部長です。 ついに発表されたAirPods Pro3。多くのAppleファンがその登場を心待ちにしていたのではないでしょうか。前モデルは僕も持っています...

モバイル保険の申請プロセスと注意点

モバイル保険が魅力的とはいえ、実際の利用フローが面倒であれば意味がありません。実際のフローはオンライン化されており、スムーズです。

  1. 故障発生: 端末を破損させてしまった、または故障した。
  2. 修理: Apple Storeや正規プロバイダ、あるいは信頼できる街の修理店で修理を行い、代金を支払います。この際、「リペアレポート(修理明細)」と「領収書」を必ず受け取ります。
  3. 申請: スマホのマイページから、事故の状況を入力し、リペアレポートと領収書の写真をアップロードします。
  4. 審査・入金: 審査が完了すれば、指定した口座に修理代金が振り込まれます。申請翌営業日より最短2日で審査完了、最短5営業日でお支払いとなります。

注意点

モバイル保険は「費用保険」であるため、一度自分で修理代を立て替える必要があります。(キャッシュレスリペアを使用した場合は別)
AppleCare+のように「その場で減額」されるわけではない点には注意が必要です。しかし、後から全額(上限内)戻ってくるため、結果的なお財布へのダメージは最小限で済みます。

なお、提携修理店ではキャッシュレス修理も可能で、iPhone、Google Pixel、SHARP製、モトローラ製、Xiaomi製スマートフォンの一部が対象となっています(水濡れ修理・基板修理は対象外)。

また、Beats製品の場合、街の修理店ではパーツがないことも多いため、基本的にはApple公式の修理サービスを利用することになります。その際も、Appleの正規修理代金を一旦支払い、その領収書を使ってモバイル保険へ請求するという流れが可能です。「Appleの修理だと使えない」という誤解がありますが、修理場所は問われないのがこの保険の強みです。

よくある質問(FAQ)

記事のまとめに入る前に、Beatsの保証に関してよく寄せられる質問を整理しました。

Beatsのイヤホンを片方だけなくしてしまいました。保険で補償されますか?

残念ながら、単なる「紛失(置き忘れ)」は、AppleCare+でもモバイル保険でも補償の対象外となります。
ただし、モバイル保険の場合、警察に盗難届が受理されるような「盗難」被害であれば、補償対象になる可能性があります。紛失にはくれぐれも注意し、「探す」アプリを活用しましょう。

バッテリーの持ちが悪くなってきました。交換費用は出ますか?

AppleCare+の場合、蓄電容量が本来の80%未満に低下したと診断されれば無償交換となります。

モバイル保険の場合、自然消耗は対象外となることが一般的ですが、バッテリーの膨張や発熱などの「故障」に伴う交換、あるいは修理店で「バッテリー交換修理」として費用が発生し、それが機能不全の回復と認められる場合は請求可能なケースがあります。詳細は約款やサポートへの確認をおすすめします。

購入してから数ヶ月経っていますが、今から保険に入れますか?

AppleCare+は購入後30日以内に加入する必要があります。

一方、モバイル保険は「購入から1年未満」の端末であれば、正常に動作していることを条件に新規登録が可能です。購入時に迷って加入しなかったBeatsでも、1年以内ならまだ間に合います。
購入から1年以上経過している場合でも、メーカーやキャリアの補償サービスに加入していれば登録が可能です。

中古で買ったBeats製品は保証の対象になりますか?

AppleCare+は、前の所有者がプランを解約済みで、かつ購入後30日以内の条件を満たすなどの制約があり、ハードルが高いです。
モバイル保険の場合、中古販売店で購入した端末で、3ヶ月以上の販売店保証がついているものであれば加入可能です。メルカリやヤフオクなどの個人売買で入手したものや、家族・知人からの譲渡品は加入対象外となるため注意が必要です。

まとめ

Powerbeats Fit、Powerbeats Pro 2、そしてStudio Pro。どのモデルも、私たちの音楽体験やワークアウトの質を向上させてくれる素晴らしいデバイスです。しかし、精密機器である以上、故障のリスクは常に隣り合わせです。

「壊れたら高い修理費を払う」というリスクをそのままにするのか、あらかじめコストを固定化して安心を買うのか。

Apple製品のエコシステムにどっぷり浸かっていて、Appleのサポートをフル活用したい方は、AppleCare+が良い選択となるでしょう。

一方で、私のようにiPhoneやMacBookなど複数のデバイスを所有しており、「トータルの固定費を抑えつつ、全てのデバイスを期限なく守りたい」と考える方には、モバイル保険がとても合理的な選択肢となります。

Beatsを購入したその日から、あなたの相棒としての生活が始まります。不慮の事故でその関係が途切れてしまわないよう、ご自身のライフスタイルに合った「守り方」を選んでみてください!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次