【必須】Pixel10シリーズのスペックと購入後にするべきこと

スマホ保険ラボの編集長D部長です。

待ちに待ったGoogle Pixel 10シリーズがついに発表されました。

毎年、革新的なカメラ機能やAI技術で驚かせてくれるPixelシリーズですが、今回のPixel 10は「AI体験の集大成」とも言えるモデルとして、発表前から世界中のガジェットファンの期待を一身に背負っていました。

Tensor G5チップによる処理能力の飛躍的な向上はもちろん、ついにProモデルだけでなく、標準モデルのPixel 10にも望遠カメラが搭載され、カメラ性能も向上しています。

この記事ではPixel10シリーズの「スペックと新機能を紹介しつつ、購入後にするべくことを紹介していきます。」
購入された方も購入前の方もこの記事1つで全て分かるようにまとめてみました。

目次

Google Pixel10シリーズの発売日と予約開始日

まずは、皆さんが最も気になっているであろう発売の公式スケジュールから確認していきましょう。

予約開始日: 2025年8月21日
発売日 (Pixel10, Pixel10 Pro, Pixel10 Pro XL): 2025年8月28日
発売日 (Pixel10 Pro Fold): 2025年10月上旬以降

例年通り、予約開始から発売までは約1週間となっています。

特に人気のカラーやストレージ容量のモデルは、予約開始直後に品薄になる可能性が非常に高いので、予約されることをおすすめします。

Google Pixel10シリーズのスペックと仕様を徹底解説

さて、ここからはPixel10シリーズ各モデルのスペックを紹介していきます。

Pixel10のスペック

標準モデルでありながら、今回は性能が大幅に底上げされています。
特に、これまで上位モデルの特権であった望遠カメラが搭載された点は、最大の注目ポイントです。

スペック項目内容
ディスプレイ約6.3インチ Actua Display (OLED), 60Hz-120Hz可変リフレッシュレート
プロセッサGoogle Tensor G5, Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
RAM12GB
ストレージ128GB / 256GB
リアカメラ・広角: 約4800万画素
・超広角: 約1300万画素
・望遠: 約1080万画素 (光学5倍)
フロントカメラ約1050万画素
バッテリー約4,970mAh
認証指紋認証 / 顔認証
防水・防塵IP68
その他FeliCa(おサイフケータイ), ワイヤレス充電 (Qi2認証)

Pixel10 Pro / 10 Pro XLのスペック

Proモデルは、カメラ性能、ディスプレイ品質ともに最高峰の仕上がりです。
特にカメラはセンサーサイズも大きく、より光を多く取り込めるため、暗所での撮影能力が格段に向上しています。

スペック項目内容
ディスプレイ・Pro: 約6.3インチ Super Actua Display (LTPO OLED), 1Hz-120Hz
・Pro XL: 約6.8インチ Super Actua Display (LTPO OLED), 1Hz-120Hz
プロセッサGoogle Tensor G5, Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
RAM16GB
ストレージ128GB / 256GB / 512GB
リアカメラ・広角: 約5000万画素
・超広角: 約4800万画素
・望遠: 約4800万画素 (光学5倍)
フロントカメラ約4200万画素
バッテリー・Pro: 約4,870mAh
・Pro XL: 約5,200mAh
認証指紋認証 / 顔認証
防水・防塵IP68
その他FeliCa(おサイフケータイ), ワイヤレス充電 (Qi2認証)

Pixel10 Pro Foldのスペック

Pixel9 Pro Foldから引き続き、Pixel10シリーズでもFoldが発表されました、
薄さよりも「10年使える堅牢性」を重視した設計思想に、Googleの本気度が伺えます。

スペック項目内容
ディスプレイ・カバー: 約6.4インチ Actua Display (OLED), 60Hz-120Hz
・メイン: 約8.0インチ Super Actua Flex Display (OLED), 1Hz-120Hz
プロセッサGoogle Tensor G5, Titan M2 セキュリティ コプロセッサ
RAM16GB
ストレージ256GB / 512GB
リアカメラ・広角: 約4800万画素
・超広角: 約1050万画素
・望遠: 約1080万画素 (光学5倍)
フロントカメラ・カバー: 約1000万画素
・インナー: 約1000万画素
バッテリー約5,015mAh
認証指紋認証 / 顔認証
防水・防塵IP68 (折りたたみスマホとして最高レベル)
その他FeliCa(おサイフケータイ), ワイヤレス充電 (Qi2認証)

カメラだけじゃない!Pixel10を「買うべき」5つの革新的機能

AIが撮影構図をアドバイスする「カメラコーチ」

「もう少し右に」「ちょっと引いてみて」まるでプロのカメラマンが隣にいるような体験を。

素晴らしい風景や美味しそうな料理を前に「どう撮ればいい写真になるんだろう?」と悩んだ経験は誰にでもあるはずです。
Pixel10に搭載される「カメラコーチ」は、そんな悩みを一瞬で解決します。

被写体や風景をカメラに向けるだけで、搭載されたAI(Gemini)がその場の状況を瞬時に認識。
三分割法などの基本的な構図はもちろん、被写体の配置、最適なズーム倍率、さらには光の捉え方まで、画面上にリアルタイムでガイドラインや具体的な指示(「全身が収まるようにズームアウトしてください」など)を表示してくれます。

これにより、写真の知識が全くなくても、誰でも簡単にバランスの取れた、思わず人に見せたくなるようなプロ級の一枚を撮影できるようになります。もう、最高の瞬間をありきたりの写真で残すことはありません。

言葉の壁がなくなる「マイボイス通訳」

自分の声で、世界中の人と話せる。SF映画で見た未来が、ついに現実に。

個人的にはこれがかなり凄いと思いました。
ほぼドラえもんの、ほんやくコンニャクです…

海外旅行中のレストランでの注文、あるいは国際的なビジネスでの電話会議。
言葉の壁は、コミュニケーションにおける最大の障壁でした。「マイボイス通訳」は、その壁を文字通り「消滅」させます。

この機能の驚くべき点は、単なる機械的な翻訳ではないこと。あなたが電話口で日本語を話すと、Pixel10がリアルタイムで相手の言語(例えば英語)に翻訳してくれるのですが、その声はあなたの声質やトーンを完全に保ったままなのです。

AIがあなたの声紋を学習し、まるであなた自身が流暢な外国語を話しているかのように、自然なコミュニケーションを実現します。

相手が話す言葉ももちろん、あなたの耳には瞬時に日本語で聞こえてきます。
言語の違いを意識することなく、気持ちやニュアンスまで伝わる。国際的なコミュニケーションは、これまでにないほどスムーズで、パーソナルなものへと進化します。

標準モデルにもついに搭載「光学5倍望遠カメラ」

遠くの感動を、そのままの美しさで。Proだけの特権は、もう過去の話。

これまで、遠くの被写体を美しく撮影できる望遠カメラは、価格の高いProモデルの特権でした。
しかし、Pixel10では、ついに標準モデルにも光学5倍の望遠カメラが搭載されます。

運動会で活躍するお子さんの表情、コンサートで遠いステージに立つアーティストの姿、野鳥のかわいらしい仕草。デジタルズームのように画質が粗くなることなく、遠くの景色を信じられないほどクリアに、ディテール豊かに引き寄せることができます。

Googleが誇る画像処理技術と組み合わせることで、その実力は5倍以上に。
これまで諦めていた「遠い」という距離の制約から解放され、あなたの写真表現の幅は無限に広がります。

必要な情報を先回りして提示「マジックサジェスト」

「次、何する?」と考える前に、答えがそこにある。AIがあなたの心を読み解く。

「マジックサジェスト」は、あなたが次に何をしたいかをAIが予測し、必要なアクションを絶妙なタイミングで提案してくれる、まさに魔法のようなアシスタント機能です。

例えば、友人から「週末に〇〇レストラン行かない?」というメッセージが届けば、通知にGoogleマップでの経路検索や予約サイトへのリンクが自動で表示されます。

あるいは、飛行機の予約確認メールがGmailに届けば、フライト当日に空港へ向かうべき時間を逆算してリマインダーを提案してくれます。

アプリをいちいち切り替えて情報を探す手間はもうありません。メッセージ、メール、カレンダーなど、様々なアプリの文脈をAIが横断的に理解し、あなたが求めるであろう情報を「言われる前に」差し出してくれるのです。

MagSafe対応の「Pixelsnap」とQi2ワイヤレス充電

くっつけるだけで、もっと便利に、もっと速く。充電とアクセサリーの体験を刷新。

利便性と拡張性の両面で、Pixel10は大きな進化を遂げました。本体背面にマグネットを内蔵し、様々なアクセサリーをピタッと固定できる「Pixelsnap」に対応。
カードウォレットやモバイルバッテリー、車載ホルダーなどを、これまで以上にスマートかつ確実に取り付けることができます。

さらに、次世代のワイヤレス充電規格「Qi2(チーツー)」にも対応。マグネットによって充電器の最適な位置に自動で固定されるため、充電効率が大幅に向上。
従来のワイヤレス充電でありがちだった「ちゃんと置いたはずなのに充電されていなかった」という失敗を防ぎ、より速く、安定した充電を実現します。

Pixel10を手に入れたらすぐにやるべきこと

Pixel10を手に入れたら、まずやるべきことを解説していきます。

Pixel10を傷や故障から守るための必須アイテム

1. ガラスフィルム スマートフォンの故障原因で最も多いのが画面の破損です。
Pixel10の美しいディスプレイを傷や衝撃から守るために、ガラスフィルムは必須アイテムと言えます。選ぶ際のポイントは以下の通りです。

  • 硬度: 「9H」以上の表記があるものを選びましょう。これはカッターの刃でも傷がつきにくい硬さを示します。
  • 指紋認証対応: Pixelは画面内指紋認証を採用しているため、フィルムが認証精度に影響を与えることがあります。「指紋認証対応」と明記されている製品を選ぶのが無難です。
  • 貼り付けやすさ: ガイド枠が付属している製品は、誰でも簡単にズレなく貼り付けられるため、非常に便利です。
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2. 保護ケース 本体を落下時の衝撃から守るのが保護ケースの役割です。デザイン性も重要ですが、まずは保護性能を第一に考えましょう。

  • Google純正ケース: 本体との一体感は抜群です。デザインを損ないたくない人には最適ですが、保護性能はサードパーティ製の耐衝撃ケースに一歩譲る場合があります。
  • 耐衝撃ケース (サードパーティ製): 米軍MIL規格(MIL-STD-810G)に準拠した製品は、厳しい落下試験をクリアしており、高い保護性能が期待できます。デザインの選択肢が豊富なのも魅力です。
  • 手帳型ケース: ディスプレイも保護できるため、バッグの中に無造作に入れることが多い人におすすめです。カード収納などの付加価値がある製品も多いです。

高額な修理費用に備える!Pixel10におすすめのスマホ保険

どれだけ万全な対策を施しても、故障のリスクをゼロにすることはできません。
そして、万が一故障してしまった場合、その修理費用は想像をはるかに超えることがあります。

Pixelシリーズの修理費用はどれくらい?

Pixel10の修理費用はまだ公表されていませんが、参考として前モデルであるPixel 9シリーズの修理費用(iCracked社提供)を見てみましょう。

修理内容Google Pixel 9(税込)Google Pixel 9 Pro(税込)
画面修理29,480円40,480円
背面パネル修理19,580円23,980円
リアカメラ修理32,780円44,880円
バッテリー交換18,480円18,480円
基板交換 (128GB)85,580円92,180円

このように、最も多い画面修理でも3万円から4万円、カメラや基板といった重要部品の修理になると、もはや新しいミドルレンジスマホが購入できてしまうほどの金額になります。
Pixel10シリーズでは、これらの価格がさらに上昇する可能性も十分に考えられます。

メーカー保証とスマホ保険の違い

ここで理解しておくべきなのが、「メーカー保証」と「スマホ保険」の違いです。

  • メーカー保証: 購入から1年間、製品の製造上の欠陥や自然故障に対して無償で修理・交換を行うものです。落下や水没など、ユーザーの過失による故障は対象外です。
  • スマホ保険: 月額料金を支払うことで、メーカー保証の対象外となる落下、水没、破損、盗難といった偶発的な事故による損害を補償するサービスです。

つまり、日常で起こりうるほとんどの故障リスクに備えるためには、スマホ保険への加入が極めて有効な選択肢となります。

「Google Preferred Care」と「モバイル保険」を徹底比較

Pixel10ユーザーが加入を検討すべき保険として、今回はメーカー公式の「Google Preferred Care」と、民間の「モバイル保険」の2つをピックアップし、徹底的に比較します。

Google Preferred Careのメリット・デメリット

Google公式が提供する延長保証プログラムです。デバイス購入時または購入後30日以内に加入できます。

メリット

  • 公式の安心感: 修理や交換には純正部品が使用され、手続きもスムーズです。
  • 交換品提供: 修理が難しい場合、同等以上の正規交換品が迅速に提供されます。
  • 手続きの簡便さ: Googleアカウントと紐づいているため、請求手続きがオンラインで完結します。

デメリット

  • 料金が割高: デバイスごとに保険料が設定されており、高価なモデルほど料金も高くなります(Pixel10 Proで月額1,500円)。
  • 1契約1台のみ: 補償対象は加入したデバイス1台のみです。
  • 自己負担金が発生する場合がある: 修理内容によっては、免責金額(自己負担金)が設定されている場合があります。

モバイル保険のメリット・デメリット

さくら少額短期保険が提供する、通信端末に特化した保険サービスです。

メリット

  • 月額700円の圧倒的コストパフォーマンス: 料金は一律月額700円(非課税)で、年間最大10万円まで補償されます。
  • 1契約で3台まで補償: これが最大の特長です。主端末1台(最大10万円補償)と副端末2台(合計で最大3万円補償)を登録できます。スマホの他に、タブレットやスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲーム機なども対象になります。
  • 自己負担金0円: 修理にかかった費用は、補償金額の範囲内であれば全額保険金が支払われます。
  • キャッシュレスリペア対応: iCracked(Pixelの正規修理店)など提携修理店に持ち込めば、その場で自己負担なく修理が完了します(保険金請求を修理店が代行)。

デメリット

  • 新規取得から1年以内の端末のみ加入可能: 購入から1年以上経過した端末は原則加入できません。
  • 紛失は補償対象外: 補償されるのは破損・故障・水没・盗難などに限られます。

僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険になります。

スマホとPC、スマートウォッチの3台を登録しており、やはり複数台を高額なデバイスで固めている身からすれば、月々700円でこれだけの安心感を得られるのは非常に大きいです。

特に、外出先で使う頻度が高いデバイスをまとめてカバーできるため、精神的な負担が全く違います。ゲーム機を持っている場合、お子さんのNintendo Switchなどを登録することもできるので、家族全体のデバイスを守れるという点でも、大きなメリットを感じています。

比較表

両者の違いが一目でわかるように、比較表にまとめました。

項目Google Preferred Care (Pixel 10 Proの場合)モバイル保険
月額料金1,500円700円(非課税)
年間補償上限修理代金(請求回数に制限あり)100,000円
補償対象台数1台最大3台 (主1+副2)
自己負担金あり(内容による)0円
補償対象自然故障、破損、水没など破損、水没、故障など
盗難・紛失プランによる対象外
加入条件デバイス購入時または購入後30日以内新規取得から1年以内の端末
特徴公式サービスによる迅速な交換対応圧倒的なコスパと複数台補償

よくある質問:FAQ

Google Pixel 10シリーズの発売日はいつですか?また、どのようなモデルがありますか?

Pixel 10, Pixel 10 Pro, Pixel 10 Pro XLの発売日は2025年8月28日、Pixel 10 Pro Foldは2025年10月上旬以降の発売予定です。

予約は全モデル共通で2025年8月21日から開始されています。ラインナップは、標準モデルの「Pixel 10」、高性能な「Pixel 10 Pro」、大画面の「Pixel 10 Pro XL」、折りたたみ式の「Pixel 10 Pro Fold」の4モデルです。

これまでのモデルと比べて、Pixel 10シリーズの最も大きな進化点は何ですか?

カメラ性能の向上: これまでProモデル限定だった望遠カメラが、標準モデルの「Pixel 10」にも搭載されました(光学5倍)。

革新的なAI機能: 撮影構図をAIが指南する「カメラコーチ」や、自分の声質のままリアルタイム通訳が可能な「マイボイス通訳」など、AIを駆使した新機能が多数追加されています。

Pixel 10を購入したら、まず何をすれば良いですか?

美しいディスプレイや本体を傷・破損から守るために、「ガラスフィルム」と「保護ケース」を装着することをおすすめします。

また、万が一の落下や水没による高額な修理費用に備えて、「スマホ保険」への加入を検討すると、より安心して使用できます。

スマホの保険は入るべきですか?おすすめはありますか?

Pixelシリーズは修理費用が高額になる傾向があるため、万が一に備えて保険に加入しておくと安心です。

記事では、Google公式の「Google Preferred Care」と、民間の「モバイル保険」が紹介されています。

特に「モバイル保険」は、月額700円でスマホの他にタブレットやスマートウォッチなど合計3台まで補償対象にできるため、複数のデバイスをお持ちの方にとってコストパフォーマンスの高い選択肢としておすすめされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

PixelシリーズはiPhoneの対抗馬として勢いを増しており、AI活用技術に関してはAppleを凌駕しています。
デザインも洗練されており、もはやiPhoneの特権は毎年少なくなってきています。

非常に魅力的なスマホではありますが、値段が高価な分、購入後に故障対策は可能な限りした方がいいでしょう。

今回の記事を参考にPixel10を買われた方、買おうとしている方はご自身にあった、対処法を見つけて長く快適に使えるようにしていただければと思います!

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