【必見】家族のスマホ保険、まだ個別?複数台加入可能な保証サービスを徹底解説

スマホ保険ラボの編集長D部長です。

スマートフォンが生活に欠かせないインフラとなって久しい現代、小学生の子どもからシニア世代の親まで、家族全員がスマホを持つ光景はもはや当たり前になりました。

便利な生活を支えてくれる一方で、常に付きまとうのが「故障」「破損」のリスクです。リビングのテーブルからうっかり滑り落ちた、公園で子どもの手から離れて画面がバキバキに、飲み物をこぼして水没させてしまった…など、ヒヤッとする瞬間は誰にでも起こり得ます。

iPhoneをはじめとする近年のスマートフォンは非常に高価で、修理費用も決して安くありません。

画面のひび割れ修理で数万円、基板の故障となれば10万円近くかかるケースも珍しくありません。
例えば4人家族、それぞれがそんなリスクを抱えていると考えると、家計への潜在的なダメージはかなり大きいです。

そんな不安を解消するために存在するのが「スマホ保険」です。キャリアが提供する補償サービスが有名ですが、実はもっとコスパに優れた選択肢があります。それが、家族のデバイスをまとめて補償できる民間の保険サービスです。

「家族のスマホを一つの保険で管理できたら楽なのに…」
「一人ひとり保険に入るのは、費用がかさむし手続きも面倒…」

この記事では、そんな悩みを抱える家族のために、家族で加入できるスマホ保険に焦点を当てて、代表的な3つのサービスを徹底的に比較・解説していきます。

目次

なぜ今、「家族で入れるスマホ保険」が注目されるのか?

個別に保険や補償サービスに加入するのではなく、なぜ「家族単位で加入できる保険」が選択肢として有力なのでしょうか。その理由は主に3つのメリットに集約されます。

メリット1:圧倒的なコストパフォーマンス

最大のメリットは、月々の保険料を大幅に節約できる可能性がある点です。例えば、4人家族がそれぞれ月額800円のキャリア補償に加入している場合、合計の支出は月々3,200円、年間で38,400円にもなります。

一方、家族向けのスマホ保険は、複数台をまとめて契約することで1台あたAたりの料金が割安になる料金体系を採用していることが多くあります。
サービスによっては、3台で月額700円といったプランも存在し、キャリア補償と比較して半分以下のコストに抑えられるケースも少なくありません。固定費は少しでも抑えたいと考えるのが家計の基本であり、スマホ保険の見直しは非常に効果的な節約術の一つです。

メリット2:契約管理を一括し楽にする

家族それぞれが異なるキャリアやタイミングで契約していると、誰がどの補償に入っているのか、更新時期はいつなのか、といった情報がバラバラになりがちです。いざという時に「息子のスマホは補償対象外だった…」なんて事態にもなりかねません。

家族向けの保険であれば、契約者が一人で家族全員のデバイスを管理できます。支払いも一つの窓口にまとまるため、家計管理がシンプルになります。
誰のどの端末が補償対象になっているかが一目でわかり、機種変更時の手続きなども一括で行えるため、管理の手間が大幅に削減されます。

メリット3:スマホ以外のデバイスも補償対象になる場合がある

民間の保険サービスの中には、スマートフォンやタブレットだけでなく、ノートパソコン、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲーム機といった「Wi-Fiに接続可能なモバイル通信端末」全般を補償対象に含めることができるものもあります。

家族で考えれば、子どものゲーム機や親が使うノートパソコンなど、補償したいデバイスはスマホ以外にも多数存在するはずです。これらの高価なデバイスを一つの保険契約でまとめてカバーできるのは、

個別保険にはない大きな魅力です。所有するデジタルデバイスが増え続ける現代のライフスタイルに、より柔軟に対応できるのが家族向け保険の強みと言えます。

【徹底比較】家族で入れる代表的なスマホ保険サービス3選

それでは、具体的にどのようなサービスがあるのでしょうか。ここでは、家族での利用に適した代表的な3つの保険サービス「J:COMの家族のスマホ保険」「ニッセイプラス」「モバイル保険」を取り上げ、それぞれの特徴を詳しく比較していきます。

項目J:COMの家族のスマホ保険ニッセイプラスモバイル保険
月額料金2台:680円
3台:880円
4台:1,080円
※以降1台追加ごと+200円
1台ごと契約
シンプル:200円
安心:400円
700円 (3台まで)
年間補償上限プランによる
2台:最大10万円
3台:最大15万円
プランによる
※詳細要確認
10万円 (主端末)
3万円 (副端末合計)
1台あたりの料金 (3台の場合)約293円600円〜1,200円約233円
補償対象台数2〜10台1契約者につき2台まで1契約で3台まで
補償対象端末スマホ、タブレットスマホWi-Fi/Bluetooth接続可能な端末全般
自己負担金なしなしなし
対象端末の購入時期発売から5年以内制限の記載なし
(※要確認)
購入から1年未満(新品)
購入から3ヶ月未満(中古)
盗難・紛失補償盗難のみあり安心プランのみあり盗難のみあり

J:COMの家族のスマホ保険

J:COMが提供する、その名の通り家族での利用を前面に打ち出した保険サービスです。

特徴とメリット

最大の強みは、契約台数が増えるほど1台あたりの料金が安くなる明確な料金体系です。3台で月額880円(1台あたり約293円)、4台なら月額1,080円(1台あたり約270円)と、家族の人数が多いほどコストメリットが大きくなります。最大10台まで契約できるため、大家族や多くのデバイスを持つ家庭に最適です。

また、修理時の自己負担金(免責金額)が0円なのも嬉しいポイントです。
保険を使っても追加の出費がないため、気軽に修理に出すことができます。補償対象はスマホとタブレットに限定されますが、家族の主要な通信端末をまとめて安価に保護したいというニーズに的確に応えるサービスです。

注意点とデメリット

補償対象がスマホとタブレットに限られるため、後述するモバイル保険のようにゲーム機やノートパソコンなどを一緒に補償することはできません。
また、補償を受けられるのは発売から5年以内の端末という条件があるため、古い機種を長く使っている場合は注意が必要です。

家族のスマホ保険 | J:COM ほけん

ニッセイプラスの家族で選べるスマホ保険

日本生命グループが提供する、手軽さが魅力の保険サービスです。

特徴とメリット

1台単位で契約できるシンプルさが特徴です。月額200円の「シンプルプラン」(破損のみ補償)と、月額400円の「安心プラン」(破損・水濡れ・故障・盗難を補償)から、必要な補償レベルを端末ごとに選べます。
例えば、子どもが外に持ち出すスマホは安心プラン、家でしか使わないタブレットはシンプルプランといった柔軟な組み合わせが可能です。

契約者とは別に家族を被保険者に設定できるため、離れて暮らす親や大学進学で家を出た子どものスマホもまとめて管理できます。Webで手続きが完結する手軽さも魅力の一つです。

注意点とデメリット

1台ごとの契約のため、所有するデバイスの台数が多くなると、他の家族向けプランに比べて割高になる可能性があります。
例えば、3台を安心プランで契約すると月額1,200円となり、モバイル保険やJ:COMのプランよりも高くなります。また、1契約者につき2台までという上限があるため、多くのデバイスを管理したい場合には不向きです。

ニッセイプラス

モバイル保険

さくら少額短期保険株式会社が提供する、補償範囲の広さに定評のある保険サービスです。

特徴とメリット

月額700円という一律料金で、最大3台までのデバイスを自由に組み合わせて登録できるのが最大の特徴です。この「3台」には、スマホやタブレットだけでなく、ノートパソコン、スマートウォッチ、ワイヤレスイヤホン、携帯ゲーム機なども含めることができます。

例えば、「自分のiPhone」「配偶者のAndroidスマホ」「子どものNintendo Switch」といった組み合わせや、「スマホ」「スマートウォッチ」「ワイヤレスイヤホン」という個人所有の3点セットなど、ライフスタイルに合わせて柔軟に補償対象を選べます。年間最大10万円までの補償が受けられ、自己負担金もありません。

僕もかれこれ5年ほど加入しているのが、このモバイル保険になります。

現在、iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を登録させていますが、やはり複数の高額なデバイスを一つの保険でカバーできる手軽さは大きな魅力です。万が一の時を考えると、これだけの安心材料が月額700円で手に入るのは非常に心強いと感じています。

注意点とデメリット

副端末は2台で最大3万円までの保証となり、スマホと故障内容によってはこの金額内で修理費用が収まらない可能性があります。

新規で保険に加入できるのは、端末の購入から1年未満(新品の場合)という制限があります。そのため、購入してから時間が経ってしまったデバイスを後から保険に入れたい、という場合には利用できません。

モバイル保険

あなたの家族に最適なスマホ保険の選び方

3つのサービスにはそれぞれ異なる強みがあります。
ここでは、あなたの家族の状況や重視するポイントに合わせて、どの保険が最適なのかを具体的に考えていきましょう。

ケース1:とにかくコストを抑えたい!家族4人以上の大家族

→ おすすめ:J:COMの家族のスマホ保険

もしあなたが4人以上の家族で、全員がスマホやタブレットを持っている場合、J:COMのプランが最もコストパフォーマンスに優れています。4台で月額1,080円(1台あたり270円)は他社と比較しても非常に安価です

契約台数を増やせばさらに割安になるため、対象デバイスがスマホ・タブレットのみで問題なければ、J:COMが第一候補となります。

ケース2:補償する端末を柔軟に選びたい!必要なものだけ保険に入れたい

→ おすすめ:ニッセイプラス

「よく落とす子どものスマホだけ、手厚い保険に入れたい」「家でしか使わないタブレットは、最低限の破損補償だけでいい」といったように、端末ごとに補償レベルを変えたい場合はニッセイプラスが最適です。

1台単位で必要なプランを選べるため、無駄な保険料を支払うことなく、リスクに合わせて賢く備えることができます。

ケース3:スマホ以外のガジェットもまとめて補償したい!

→ おすすめ:モバイル保険

Apple WatchやAirPods、ノートパソコン、Nintendo Switchなど、スマホ以外にも高価なデジタルデバイスを多数所有している家庭であれば、モバイル保険一択と言っても過言ではありません

3台まで自由に組み合わせられる柔軟性は、他のサービスにはない大きな強みです。個別に保険をかける手間やコストを考えれば、月額700円でまとめて補償できるメリットは非常に大きいでしょう。

家族でスマホ保険に加入する際の注意点

どの保険サービスを選ぶにしても、加入前に確認しておくべき共通の注意点がいくつかあります。

  • 補償対象となる端末の条件を確認する: 「購入から1年未満」「発売から5年以内」など、保険に加入できる端末には条件が設けられています。自分の持っているデバイスが条件を満たしているか、必ず公式サイトで確認しましょう。
  • 補償対象となる事故の範囲を理解する: 「破損」は対象でも「紛失」は対象外、「盗難」は対象でも「置き忘れ」はダメ、といったように、補償される事故の範囲はサービスごとに異なります。どのようなケースで保険金が支払われるのか、契約前にしっかり把握しておくことが重要です。
  • 保険金請求の手順を確認しておく: いざという時にスムーズに手続きできるよう、保険金の請求に何が必要か(修理の見積書、領収書、事故状況の報告など)、どのような手順で進めるのかを事前に確認しておくと安心です。

よくある質問(FAQ)

中古で購入したスマホでも保険に入れますか?

サービスによります。例えばモバイル保険では、中古端末でも購入から3ヶ月未満であれば加入可能です。J:COMやニッセイプラスも中古端末を対象としていますが、端末の状態や発売時期に関する条件があるため、各社の規定を確認する必要があります。

キャリアの補償サービスと二重で加入できますか?

加入自体は可能ですが、保険料が無駄になる可能性があります。一般的に、修理費用を補填するタイプの保険では、実際の修理費用を超えて保険金が支払われることはありません。どちらか一方の補償で十分なケースがほとんどですので、内容を比較検討し、より自分のニーズに合った方に一本化することをおすすめします。

保険に加入した後で、対象の端末を変更することはできますか?

くのサービスで可能です。機種変更した場合や、補償したいデバイスが変わった場合には、マイページなどから登録端末の変更手続きを行うことができます。手続き方法は各保険会社の公式サイトでご確認ください。

家族であれば、同居していなくても保険の対象になりますか?

サービスの契約条件によりますが、ニッセイプラスのように契約者と被保険者を別に設定できる場合は、離れて暮らす家族も対象にできることがあります。J:COMやモバイル保険の場合は、契約者が管理するデバイスという形であれば、実質的に離れて暮らす家族の端末も登録可能なケースが多いですが、詳細は約款の確認が必要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

家族全員がスマートフォンを持つ時代において、故障や破損のリスクにまとめて備えることは、家計を守る上でも重要な選択です。今回ご紹介した3つのサービスは、それぞれに異なる魅力を持っています。

J:COMの家族のスマホ保険: とにかく安く、多くのスマホ・タブレットをまとめたい大家族向け。
ニッセイプラス: 必要な端末に必要な補償だけを、柔軟に組み合わせたい方向け。
モバイル保険: スマホ以外のガジェットも含め、身の回りの大切なデバイスを3台までまとめて守りたい方向け。

それぞれの特徴を理解し、家族構成、所有しているデバイスの種類、そして何を最も重視するのか(価格、補償範囲、柔軟性)を明確にすることで、最適な保険サービスが見えてくるはずです。

この記事を参考に、ぜひ一度、ご家庭のスマホ保険のあり方を見直してみてください!

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