スマホ保険ラボの編集長D部長です。
Apple Watch Series 12とApple Watch Ultra 4が9月18日に発売されます。Series 12が71,800円から、Ultra 4は142,800円から。腕に着ける時計としては、なかなかの金額です。
この価格になると、多くの方が同じところで手を止めます。「ぶつけて割ったらいくら請求されるの?」「AppleCare+には入るべき?」「モバイル保険のほうが安いって本当?」という3つです。
僕がスマホ修理店で働いていた時も、Apple Watchの画面割れはよく持ち込まれました。
一番多かったのは「仕事中に壁にぶつけて割れた」というもので、修理代を伝えると絶句される方が本当に多かったです。
スマホと違って、Apple Watchは一日中腕に着けたままです。だからこそ、ぶつける機会そのものがスマホより多くなります。
この記事では「Series 12とUltra 4のスペックの違い」、「壊したときの修理費用の実額」、「4種類ある保証のどれを選ぶか」までまとめました。金額はすべて2026年9月14日時点のApple公式・各社公式サイトの記載にもとづいています。
Apple Watch Series 12とUltra 4の発売日と価格

まず基本情報からです。2機種とも9月9日に発表され、発売は9月18日です。
| 項目 | Apple Watch Series 12 | Apple Watch Ultra 4 |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年9月18日 | 同じ |
| 開始価格 | 71,800円 | 142,800円 |
| ケースサイズ | 42mm / 46mm | 49mmのみ |
| ケース素材 | アルミニウム / チタニウム / セラミック | チタニウム(グレード5)のみ |
| 通信 | GPS / GPS + Cellular | GPS + Cellularのみ |
| 重量 | 素材とサイズによる | 約63g |
Ultra 4はGPS単体モデルがありません。49mmのチタニウムケース1種類だけで、選べるのはナチュラルかブラックのカラーとバンドの組み合わせです。バンドを変えても本体価格は142,800円のまま変わりません。
Series 12は素材で価格が大きく変わる
Series 12でまず迷うのが素材です。アルミニウム、チタニウム、セラミックの3つがあり、同じ中身でも価格は倍以上ひらきます。
| サイズ・素材 | GPSモデル | GPS + Cellularモデル |
|---|---|---|
| 42mm アルミニウム | 71,800円 | 89,800円 |
| 46mm アルミニウム | 80,800円 | 98,800円 |
| 42mm チタニウム | 設定なし | 125,800円 |
| 46mm チタニウム | 設定なし | 134,800円 |
| 42mm セラミック | 設定なし | 159,800円 |
| 46mm セラミック | 設定なし | 168,800円 |
チタニウムとセラミックはGPS + Cellularモデルのみの設定です。セラミックの46mmは168,800円で、Ultra 4の142,800円より26,000円高くなります。
168,800円 - 142,800円 = 26,000円
そして後ほど詳しく触れますが、この素材の違いは修理代にもそのまま跳ね返ります。買うときの差額だけで決めると、壊したときに後悔することになります。
スマ子セラミックってきれいですけど、割れやすかったりしないんですか?
編集長セラミックも前面のサファイアクリスタルも、傷には強い素材です。
ただし傷に強いことと、落としたときに割れないことは別の話になります。Appleも耐衝撃性を明示していないので、「セラミックだから割れない」とは考えないでください。
そのうえ強い素材ほど交換部品は高くつきます。セラミックの修理代はSeries 12のなかで一番高く、Ultra 4より上です。
Cellularモデルで通信を使うには回線の契約が要る
GPS + Cellularモデルは、Apple Watch単体で通信できます。iPhoneを家に置いたままでも、電話やメッセージが使えるモデルです。
アルミニウムのモデルでは、GPSモデルより本体が18,000円高くなります。さらにApple Watch単体で通信を使うには、キャリアの回線を追加する契約が必要です。ドコモとahamoのワンナンバーサービスなら月550円、楽天モバイルの電話番号シェアサービスも月550円かかります。
ランニングやジムでiPhoneを持たずに出たい方には、この差額を払う価値があります。一方で、iPhoneと常にセットで持ち歩く使い方なら、GPSモデルで足ります。
スマ子本体が18,000円高くて、さらに毎月550円かかるんですね…
編集長通信料だけで2年13,200円、本体の差額を足すと31,200円の上乗せです。
それでも選ぶ価値があるのは、iPhoneを持たずに出かける時間が実際にある方です。走っている最中に連絡が取れる安心感は、その金額に見合います。
逆に、iPhoneと必ずセットで持ち歩くならGPSモデルで十分です。回線を契約しなければ月額はかかりません。
ahamoでApple Watchを使う手順は、こちらにまとめています。

Series 12とUltra 4のスペックを比べる

修理費用の話に入る前に、中身を押さえておきます。壊れたときに何を交換することになるのかが分かると、修理代の高さにも納得がいきます。
Apple Watch Series 12のスペック
- チップ:S11(64ビットデュアルコアプロセッサ、4コアNeural Engine)
- ストレージ:64GB
- ディスプレイ:LTPO3広視野角OLED常時表示Retina、リフレッシュレート1Hz
- 輝度:ピーク2,000ニト、最小1ニト
- 解像度:46mmが416×496ピクセル、42mmが374×446ピクセル
- 前面クリスタル:アルミニウムはCeramic Shield 2、チタニウムとセラミックはサファイア
- バッテリー:通常使用で最大24時間、低電力モードで最大38時間、屋外ワークアウトで最大10時間
- 充電:約30分で最大80%、15分の充電で最大12時間分
- 耐水・防塵:50メートル耐水(ISO 22810:2010)、IP6X
- センサー:第2世代電気心拍、光学式心拍、血中酸素、皮膚温、水深計(6メートルまで)、水温、高度計、コンパス、ジャイロスコープ、加速度、環境光
- 通信:Wi-Fi 4、Bluetooth 5.3、第2世代超広帯域チップ、Cellularモデルは5G RedCapとLTE
今回の目玉は心拍センサーが5秒ごとの測定になり、心拍変動を最大24倍の頻度で拾えるようになった点です。そのデータをもとに、0から10で体調を示す「準備度スコア」が毎朝表示されます。
周囲の音を認識してShazamで曲名を調べる「オーディオインテリジェンス」も入りました。Siri AIも搭載されていますが、こちらは発売時点で英語設定が必要です。日本語への対応は2026年10月の予定と案内されています。
Apple Watch Ultra 4のスペック
- チップ:S11(Series 12と同じ)
- ストレージ:64GB
- ケース:49×44×12mm、グレード5チタニウム、重量63g
- ディスプレイ:LTPO3広視野角OLED常時表示Retina、422×514ピクセル、表示領域1,245mm²
- 輝度:ピーク3,000ニト、最小1ニト
- 前面クリスタル:フラットサファイアクリスタル
- バッテリー:通常使用で最大50時間、低電力モードで最大84時間、屋外ワークアウトで最大18時間
- 充電:約45分で最大80%、15分の充電で最大18時間分
- 耐水・防塵:100メートル耐水(ISO 22810:2010)、IP6X、水深40メートルまでのレクリエーショナルダイビング(EN13319準拠)
- 動作環境:装着時マイナス20度から55度、高度マイナス500メートルから9,000メートル
- センサー:Series 12と同じ構成(水深計は測定範囲の上限が公表されていない)
- 通信:5G RedCapとLTE、高精度2周波GPS、衛星通信(緊急SOS・メッセージ・探す)
- その他:アクションボタン、3マイクアレイ、デュアルスピーカー、サイレン
チップとストレージはSeries 12と同じです。Ultra 4が一番安いSeries 12の2倍近い価格になっている理由は、処理性能ではなくバッテリーと耐久性、そして衛星通信にあります。なおセラミックのSeries 12と比べると、価格はUltra 4のほうが安くなります。
衛星通信は、携帯の電波が届かない場所からでも緊急SOSやメッセージを送れる機能です。日本では2025年12月9日から使えるようになりました。アクティベーションから2年間は無料で、Globalstarの衛星を経由します。
2機種で差が出るのはここ
並べてみると、違いが出ている項目ははっきりしています。
| 項目 | Series 12 | Ultra 4 |
|---|---|---|
| チップ | S11 | S11(同じ) |
| ピーク輝度 | 2,000ニト | 3,000ニト |
| バッテリー(通常) | 最大24時間 | 最大50時間 |
| バッテリー(低電力) | 最大38時間 | 最大84時間 |
| 耐水性能 | 50メートル | 100メートル・水深40mのダイビング対応 |
| 前面クリスタル | Ceramic Shield 2(アルミの場合) | サファイアクリスタル |
| 衛星通信 | 非対応 | 対応 |
| サイレン | なし | あり |
| アクションボタン | なし | あり |
| 水深計 | 6メートルまで | 上限の記載なし(水深40mのダイビング対応) |
一番大きいのはバッテリーです。公称値でSeries 12が最大24時間、Ultra 4が最大50時間。充電を挟む間隔が倍近く変わります。睡眠を毎晩計測したい方にとって、この差は日々の使い勝手に直結します。
もう一つ効いてくるのが輝度です。3,000ニトは真夏の直射日光の下でも文字が読める明るさで、屋外で使う時間が長い方ほど恩恵を感じます。
スマ子中身のチップが同じなのに、一番安いモデルとは倍近く違うんですね…
編集長アプリの動く速さだけを見れば、その通りです。
ただUltra 4が高いのは、電池が2倍もつことと、100メートルの耐水とサファイアの前面、それに電波の届かない場所で通信できる衛星機能の分です。
逆に言えば、街中で使ってiPhoneも常に持ち歩く方なら、Series 12で困る場面はほとんどありません。
日本では高血圧の通知が当面使えない
買う前に知っておいてほしい点があります。Appleが今回の目玉として案内している「高血圧パターンの通知」が、日本では発売時点で使えません。
Appleの発表文には「日本においては、初期段階では、Apple Watch Series 12またはApple Watch Ultra 4で高血圧パターンの通知機能を利用できません。これらのモデルにおけるこの機能の利用については現在、規制当局による追加承認を申請中です。来年利用可能になる予定です」と記載されています。
ややこしいのは、Series 11やUltra 3では日本でもこの機能が使えているという点です。センサーが新しく設計され直したことで、その新センサーぶんの承認を取り直している最中、という状態です。
スマ子新しいモデルなのに、前の世代で使えていた機能が使えないんですか?
編集長はい。本体の性能が落ちたわけではなく、手続きが追いついていないだけです。
買ったあとに使えるようになるので、機能のために買い直す必要はありません。ただ高血圧の通知が目当てで買い替えるなら、時期を見てからでも遅くないです。
心電図と睡眠時無呼吸の通知は、どちらのモデルでも今すぐ日本で使えます。
高血圧の通知を目当てに買い替えるなら、承認が下りるまで待つ判断もあります。心電図アプリと睡眠時無呼吸の通知は、Series 12でもUltra 4でも日本で使えます。
どちらを選ぶかの判断基準
使い方で分けると、こうなります。
迷ったらSeries 12のアルミニウムで十分です。健康機能の中身はUltra 4とほぼ同じで、差が出るのは電池もち、耐久性、衛星通信、アクションボタンのあたりだからです。
そしてここからが本題になります。どちらを選んでも、壊したときの請求額は本体価格に見合った金額になります。

Series 12とUltra 4の修理費用はいくらかかるのか

ここが記事の中心です。Apple Watchの修理費用は、保証に入っているかどうかで10倍近く変わります。
Apple公式の修理料金(保証対象外の場合)
AppleCare+に入っていない状態で壊した場合の料金です。Apple Watchの修理料金は、iPhoneのように「画面」「背面」と分かれておらず、「その他の損傷」という一本の項目にまとめられています。
| モデル | その他の損傷 | 税込換算 | バッテリーサービス |
|---|---|---|---|
| Series 12 アルミニウム(GPS) | 52,800円 | 58,080円 | 17,400円 |
| Series 12 アルミニウム(Cellular) | 62,800円 | 69,080円 | 17,400円 |
| Series 12 チタニウム | 81,800円 | 89,980円 | 17,400円 |
| Series 12 セラミック | 104,800円 | 115,280円 | 17,400円 |
| Ultra 4 | 96,800円 | 106,480円 | 17,400円 |
※Apple公式サイトの修理料金は税別表示です(「料金には別途消費税がかかります」と明記されています)。税込換算は10%で計算した参考値です。
数字を並べると、事の大きさが見えてきます。Series 12のアルミニウムGPSモデルは本体71,800円に対して、修理代は税込58,080円。本体価格の8割に達します。
セラミックはさらに極端です。修理代が税別104,800円で、税込にすると115,280円。Ultra 4より高く、Series 12のアルミニウムを新品で買い直せてしまう金額です。
最新の料金は下記のページで機種を選ぶと表示されますので、修理に出す前にそちらをご確認ください。
編集長修理店で働いていた時、この金額を伝えた瞬間に固まってしまう方をたくさん見てきました。
「時計なんだから数千円でしょう」と思って持ってこられるんです。実際には本体を丸ごと交換する形になるので、部品代がそのまま乗ってきます。
特にCellularモデルは、GPSモデルより1万円高い設定になっている点も見落とされがちです。
AppleCare+に入っていた場合の自己負担
同じ壊し方でも、AppleCare+に入っていれば支払う金額はこうなります。
| 修理の内容 | Series 12 | Ultra 4 |
|---|---|---|
| 過失・事故による損傷 | 9,200円 | 10,700円 |
| 盗難・紛失 | 10,700円 | 10,700円 |
| バッテリー(容量80%未満) | 0円 | 0円 |
| 自然故障 | 0円 | 0円 |
※こちらは税込です。
Ultra 4で比べると、税込106,480円と10,700円。差は9万円を超えます。1回ぶつけて壊すだけで、AppleCare+の2年分をはるかに上回ります。
106,480円 - 10,700円 = 95,780円
バッテリー交換は保証がないと税込19,140円
見落とされがちなのがバッテリーです。壊さなくても、長く使えば必ず劣化します。
保証がない状態でのバッテリーサービスは全モデル共通で税別17,400円、税込にすると19,140円です。一方でAppleCare+に入っていれば、容量が本来の80%を下回った時点で追加料金なしで交換してもらえます。
とくにSeries 12は毎日充電する使い方になるので、充電の回数はスマホより多くなりがちです。2年、3年と使う前提なら、ここも判断材料に入れておくところです。
街の修理店に持ち込む選択肢
Apple以外に、非正規の修理店という道もあります。画面のガラス割れなら、Appleに出すより安く直せることが多いです。
実際の掲載価格を見ると、Ultra 2で29,800円、Series 11で29,800円、Series 9で19,800円といったところです(ジーニー吉祥寺店の2026年9月時点の税込価格。ガラスのみの交換で、タッチ不良や液晶不良は別料金です)。Appleの正規修理は本体ごと交換する扱いになるため、同じ画面割れでも金額の桁が変わります。
ただし非正規店で分解した端末は、その後Appleの保証やAppleCare+が使えなくなる場合があります。純正部品が使われるとは限らず、新品時と同じ耐水性能が保証されるわけでもありません。
それに発売されたばかりの機種は、非正規店に部品が行き渡っていません。今回確認した店舗の料金表にもSeries 12とUltra 4は載っていませんでした。僕が働いていた店でも、最新機種は部品が入らず断ることが多かったです。
画面を守る方法としてガラスコーティングを勧められることもありますが、こちらは過信しないほうがいい理由があります。

Series 12とUltra 4に付けられる保証は4種類

Apple Watchに付けられる保証は、大きく4つに分かれます。どれも「壊れたときにお金が出る」仕組みですが、月額と自己負担、入れる時期が違います。
Appleのハードウェア限定保証(無料・1年)
買った時点で全員に付いてくる保証です。対象は製造上の不具合による自然故障だけで、ぶつけた・落とした・水没させたといった事故による損傷は1円も出ません。
Appleの保証規定では、事故・不適切な取り扱い・誤用・外的要因による損傷が明確に対象外と書かれています。バッテリーの経年劣化や、傷・へこみといった外観上の損傷も同じ扱いです。
AppleCare+ for Apple Watch(月額820円〜)
Apple公式の有償保証です。ここは2026年7月に中身が変わっていて、日本では盗難・紛失の保証が全モデルで標準搭載になりました。以前のように「Hermèsなど一部モデルだけ盗難対応」という区分ではなくなっています。
| モデル | 月払い | 年払い | 事故時のサービス料 |
|---|---|---|---|
| Apple Watch SE 3 | 520円 | 5,200円 | 9,200円 |
| Apple Watch Series 12 | 820円 | 8,200円 | 9,200円 |
| Apple Watch Ultra 4 | 980円 | 9,800円 | 10,700円 |
| Hermès Series 12 / Ultra | 980円 | 9,800円 | 10,700円 |
補償の中身は次のとおりです。
- 過失や事故による損傷の修理(回数の制限なし)
- 盗難・紛失に対する保証(1年間に2回まで、サービス料10,700円)
- バッテリー容量が80%を下回った場合の交換(追加料金なし)
- Appleの専任スペシャリストによる優先サポート
- エクスプレス交換サービス
注目したいのは事故による損傷の修理に回数制限がない点です。以前は年2回までという制限がありましたが、現在は解約するまで何度でも受けられる形になっています。
一方で気をつけたいのが期限です。加入できるのは購入日から30日以内。さらに盗難・紛失の保証を使うには、盗難や紛失が起きた時点と、請求手続きが終わるまでの全期間で「探す」がオンになっている必要があります。
スマ子Apple Watchって腕から外れて落とすこともありますよね。紛失も見てもらえるんですか?
編集長AppleCare+なら見てもらえます。今は全モデルに盗難・紛失の保証が付いているので、なくしても10,700円で交換品が届きます。
ただし条件があって、なくした時点で「探す」がオンになっていないと申請できません。設定は箱を開けたその日に済ませてください。
それと、申請中に端末をApple Accountから外さないでください。請求が承認されるまで「探す」を切らずに残しておく決まりです。「もう出てこないから」と先に消してしまうと、そこで補償が受けられなくなります。
キャリアの補償(Cellularモデルを買った場合)
Cellularモデルをキャリアで買うと、そのキャリアの補償を選べます。ただし中身はAppleCare Servicesを組み込んだものなので、自己負担額はAppleCare+とほぼ同じです。
| キャリア | サービス名 | 月額 | 加入できる時期 |
|---|---|---|---|
| ドコモ | 独自の補償はなくAppleCare+を案内 | AppleCare+の料金に準ずる | 購入から30日以内 |
| au | 修理サポート with AppleCare Services | Series 12が720円 Ultra 4が880円 | 購入と同時のみ |
| ソフトバンク | あんしん保証パック W with AppleCare Services | 機種により変動 | 購入と同時のみ |
| 楽天モバイル | あんしん保証 with AppleCare Services | Series 12が500円 Ultra 4が650円 | 購入時のみ |
自己負担額はどこも共通で、Series 12が9,200円、Ultra 4が10,700円です。
ここで見落とせないのが加入の期限です。au・ソフトバンク・楽天モバイルは、端末を買うときにしか入れません。あとから思い立って入る、という前提で組まれていない仕組みです。
紛失の扱いもキャリアによって違います。楽天モバイルの補償は、iPhone向けとは異なり紛失・盗難が対象外と公式に書かれています。auは「紛失補償オプション(i)」を別途付けることで対応できますが、修理サポートとの併用が条件です。
ahamoでApple Watchを使う場合、ワンナンバーサービスの月額550円で回線を共有できます。ただしApple Watch専用の補償はなく、選べるのはAppleCare+だけです。
民間のスマホ保険(月額700円)
4つ目が、Appleともキャリアとも関係のない保険会社の商品です。代表的なのが、さくら少額短期保険のモバイル保険です。
一番の違いは、1つの契約で3台まで登録できる点です。主端末1台と副端末2台という組み方で、月額は700円(非課税)。Apple Watchはスマートウォッチとして登録できると公式のFAQに明記されています。
- 月額700円(非課税)で主端末1台+副端末2台の合計3台
- 年間の補償上限は15万円(主端末15万円/副端末2台で合計45,000円)
- 修理可能な場合は上限の範囲内で自己負担0円
- 修理不能・盗難の場合は主端末37,500円/副端末1台11,250円まで
- 補償の回数に制限なし(上限額の範囲内)
- 対象は外装破損・損壊・水濡れ全損・故障・盗難
弱点もはっきりしています。紛失は対象外です。置き忘れも含めて支払われないので、「なくすのが不安」という方はAppleCare+を選ぶことになります。
AppleCare+とモバイル保険はどちらが合うか

ここからは実際に払う金額で比べます。Series 12とUltra 4では条件が変わるので、分けて見ていきます。
2年間の総額で比べる
| 比較項目 | AppleCare+(Series 12) | AppleCare+(Ultra 4) | モバイル保険 |
|---|---|---|---|
| 月額 | 820円 | 980円 | 700円(非課税) |
| 2年間の総額(月払い) | 19,680円 | 23,520円 | 16,800円 |
| 2年間の総額(年払い) | 16,400円 | 19,600円 | 年払いなし |
| 対象の台数 | 1台 | 1台 | 3台 |
| 事故の自己負担 | 9,200円 | 10,700円 | 0円(上限まで実費) |
| 修理の回数 | 制限なし | 制限なし | 制限なし(上限15万円) |
| 盗難 | 10,700円で交換 | 10,700円で交換 | 主端末37,500円まで |
| 紛失 | 10,700円で交換 | 10,700円で交換 | 対象外 |
| バッテリー交換 | 80%未満で0円 | 80%未満で0円 | 経年劣化は対象外 |
| 加入できる時期 | 購入から30日以内 | 購入から30日以内 | 新規取得から1年未満 |
月払いで2年間続けるなら、モバイル保険が一番安く収まります。Ultra 4と比べれば6,720円の差です。
23,520円 - 16,800円 = 6,720円
ただしAppleCare+を年払いにすると差は縮まります。Series 12なら2年で16,400円となり、モバイル保険の16,800円より400円安くなる計算です。金額だけで選ぶなら、1台しか守らないSeries 12ユーザーにはAppleCare+の年払いという手もあります。
モバイル保険の強みは、金額そのものより同じ700円であと2台を登録できる点にあります。iPhone 17 ProのAppleCare+が月1,640円ですから、Apple Watchと2台に付ければ月2,460円。モバイル保険なら、その2台にMacBookを足しても700円のままです。
編集長修理の現場から離れてからもずっと、モバイル保険を6年ほど使い続けています。
主端末に普段使いのiPhone、副端末の2枠にMacBookとApple Watchを入れています。端末ごとに補償を付けると月に数千円ですが、これなら700円で収まります。
ガジェットが増えても契約はひとつのままなので、管理の手間がかからないのも助かっています。
Apple Watchは主端末で登録しないと足りない
モバイル保険を選ぶなら、ここが一番大事な注意点です。
副端末の補償上限は2台の合計で年間45,000円。ところがUltra 4の修理代は税込106,480円です。Apple Watchを副端末に入れていると、45,000円を超えた分は自己負担になります。
これはUltra 4に限った話ではありません。一番安いSeries 12のアルミニウムGPSモデルでも修理代は税込58,080円で、副端末の枠では13,080円が自己負担として残ります。
| モデル | 修理代(税込) | 主端末で登録 | 副端末だと自己負担 |
|---|---|---|---|
| Series 12 アルミニウム(GPS) | 58,080円 | 残枠があれば全額 | 13,080円 |
| Series 12 アルミニウム(Cellular) | 69,080円 | 残枠があれば全額 | 24,080円 |
| Series 12 チタニウム | 89,980円 | 残枠があれば全額 | 44,980円 |
| Series 12 セラミック | 115,280円 | 残枠があれば全額 | 70,280円 |
| Ultra 4 | 106,480円 | 残枠があれば全額 | 61,480円 |
つまりどのモデルを買っても、Apple Watchは主端末の枠に入れるのが基本です。iPhoneを主端末にする前提で考えていた方は、申し込む前に組み合わせを決め直してください。
この並びは、あとから自由に入れ替えられません。モバイル保険では主端末を副端末に変えることはできても、副端末を主端末に変えることはできないと定められています。削除した端末の再登録もできない決まりなので、最初にどれを主端末にするかを決めてから申し込んでください。
もう一点、年間15万円という枠は契約全体の通算である点も押さえておいてください。副端末の修理ですでに45,000円を受け取っていれば、その年に主端末へ回せるのは残りの105,000円です。枠が空っぽの状態で毎回15万円使えるわけではありません。
スマ子iPhoneとUltra 4、どちらを主端末にすればいいか分からなくなってきました…
編集長修理代が高いほうを主端末にするのが基本です。
iPhoneの修理代が15万円近くかかる機種なら、そちらを主端末に。Ultra 4とiPhoneの片方しか守れないわけではなく、あくまで上限額の割り振りの話です。
どちらも高額で決めきれないなら、壊しやすいほうを主端末にしてください。腕に着けっぱなしのApple Watchは、思っているよりぶつけます。
Apple Watchは修理代を一度立て替える
もう一つ、先に知っておいてほしい点があります。
モバイル保険には提携店でその場の支払いが要らない「キャッシュレスリペア」という仕組みがありますが、Apple Watchはこの対象に含まれていません。対象はiPhone・Google Pixel・SHARP・モトローラ・Xiaomiのスマートフォンだけです。
そのためApple Watchを修理するときは、いったん自分で修理代を払い、あとからマイページで請求する流れになります。写真・修理報告書・領収書を出して、支払いは最短で3営業日ほどです。
最終的に戻ってくる金額は同じですが、一時的に10万円近くを立て替える場面があるということです。手元の資金に余裕を持たせておきたい方は、自己負担が固定のAppleCare+のほうが安心できます。
入れる順番と期限を間違えないこと
モバイル保険に登録できるのは新規取得から1年未満の端末、または1年以上でもメーカーやキャリアの有償補償に加入中の端末です。
発売日にSeries 12やUltra 4を買う方は、何も気にしなくて構いません。気をつけるのは、すでにキャリア補償に入っていて乗り換えを考えている場合です。
先に補償を解約してから申し込むと、この条件を満たせなくなります。キャリア補償を解約する前にモバイル保険へ申し込む、という順番にしてください。
重要事項説明書には「当保険の責任開始後は上記有償補償サービスの加入の継続は問いません」と書かれています。つまりモバイル保険の補償が始まってからなら、元の補償は解約してかまいません。解約するのは補償開始を確認してからにしてください。
あわせて、登録には条件があります。
副端末を後から追加した場合は、登録日から30日間が免責期間になります。この間に壊しても支払われないので、3台まとめて最初に登録しておくのが安全です。
実際に使っている人の評価は、こちらでまとめています。

Series 12とUltra 4を壊さないために先にやること

保証の話と並行して、壊す確率そのものを下げておきたいところです。修理の現場で見てきた範囲で、効果がはっきりしていたものを挙げます。
持ち込まれていたApple Watchで一番多かったのは、画面の縁から入ったヒビでした。平らに落ちたものより、角や縁をぶつけたケースが目立ちます。
Apple Watchはスマホと違って、腕を動かした先にぶつかるものが必ずあります。ドアノブ、机の角、電車のつり革。手を伸ばした動きがそのまま衝突になります。
スマ子気をつけていれば、そんなに壊さないものじゃないんですか?
編集長スマホは落とさないよう気をつけられますが、腕時計はそうもいきません。
急いで部屋を出ようとしてドアの枠にぶつける、といった壊れ方が本当に多かったです。持ち主からすると「ぶつけた覚えすらない」ということもありました。
気をつけて防げる範囲には限界がある、というのが正直なところです。
バンドの確認も侮れません。ラグの差し込みが浅いまま腕を振ると、本体だけが飛んでいきます。バンドを交換した直後は、カチッと音がするまで押し込めているか必ず確かめてください。
「探す」の設定も保証の条件に直結します。AppleCare+の盗難・紛失保証は、事故の時点で「探す」がオンでないと申請できません。箱を開けたその日に済ませておく設定です。
バッテリーの劣化が保険で見てもらえるかは、意外と誤解の多いところです。こちらにまとめました。

Series 12とUltra 4の保証でよくある質問
- Series 12とUltra 4、修理代が高いのはどちらですか?
-
素材によって逆転します。Ultra 4は税別96,800円ですが、Series 12のセラミックは税別104,800円でUltra 4より高くなります。Series 12でもアルミニウムのGPSモデルなら税別52,800円で、同じシリーズのなかで倍近い差があります。
- AppleCare+に入り忘れました。あとから入れますか?
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購入日から30日以内であれば、Apple WatchやiPhoneの設定画面、Appleのサイトから加入できます。30日を過ぎると入れません。キャリアの補償はさらに厳しく、au・ソフトバンク・楽天モバイルは端末購入と同時のみです。
- 高血圧の通知は日本でいつ使えるようになりますか?
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Appleは「来年利用可能になる予定」と案内していますが、具体的な月日は公表されていません。規制当局の追加承認を待っている状態です。なおSeries 11とUltra 3では日本でも既に利用できます。
- GPSモデルのApple Watchもモバイル保険に登録できますか?
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できます。モバイル保険の約款は対象を「無線通信が可能な端末機器」と定めていて、携帯回線への対応を必須とする記載はありません。GPSモデルもWi-FiとBluetoothを備えているので、この条件は満たします。公式FAQにも「スマートウォッチやワイヤレスイヤホンも登録できます」と書かれています。ただし全機能が正常に動くこと、新規取得から1年未満であることなど、ほかの登録条件は同じように必要です。
- バンドが壊れた場合も保証の対象になりますか?
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本体と一緒に箱に入っていたApple純正バンドは、AppleCare+の規約で「対象デバイス」に含まれています。事故による損傷なら本体と同じサービス料(Series 12が9,200円、Ultra 4が10,700円)の範囲で交換してもらえます。ただし対象になるのは同梱されていた1点だけで、あとから別売りで買い足したバンドは対象外です。なおApple公式の1年保証でも、同梱のバンドは「元のパッケージに含まれるApple純正のアクセサリ」として対象に含まれます。
- AppleCare+とモバイル保険は両方入れますか?
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加入自体はできます。モバイル保険は新規取得から1年以上経った端末でも、メーカーやキャリアの有償補償に加入していれば登録できる仕組みです。ただし補償が重なる部分は調整されるため、同じ修理で二重に受け取れるわけではありません。
まとめ|Series 12とUltra 4は修理代が高い分、保証で差が出る
Apple Watch Series 12とUltra 4の保証を、選び方ごとに整理します。
○ぶつけて壊す不安が大きい人
修理代はSeries 12が税別52,800円から、Ultra 4が税別96,800円。実費が上限まで出るモバイル保険なら、月700円で年間15万円の枠を持てます。自己負担を毎回払う形ではありません。
○なくす・盗まれる不安が大きい人
モバイル保険は紛失が対象外です。紛失まで備えるならAppleCare+で、Series 12が月820円、Ultra 4が月980円。紛失・盗難時の負担は10,700円です。加入は購入から30日以内で、「探す」をオンにしておく必要があります。
キャリアではauに「紛失補償オプション(i)」がありますが、修理サポートとの併用が条件で、加入できるのは端末の購入時だけです。
○Ultra 4やセラミックを買った人
モバイル保険を選ぶなら主端末として登録してください。副端末の枠は2台合計で年間45,000円しかなく、10万円近い修理代には足りません。
○iPhoneやMacもまとめて守りたい人
モバイル保険は1契約で3台まで登録できます。端末ごとにAppleCare+を付けると月に3,000円近くかかるところが、700円で収まります。
○キャリアでCellularモデルを買う人
au・ソフトバンク・楽天モバイルの補償は購入時にしか入れません。店頭で決めきれないなら、いったん外してAppleCare+かモバイル保険を選ぶという判断もできます。
保証を決める期限は、選ぶ先によって違います。キャリアの補償は端末を買うときだけ、AppleCare+は購入から30日以内、モバイル保険は新規取得から1年未満です。本体を受け取ったその日に「探す」をオンにして、いちばん早い期限に合わせて保証を決めてしまう。この2つを済ませておけば、あとで数万円を自腹で払う場面はかなり減らせます!

