スマホ保険ラボの編集長D部長です。
「離れて暮らす親に、そろそろスマホを持たせたいな…」
LINEで気軽に連絡を取り合ったり、可愛い孫の写真を送ったり。
スマホが一つあるだけで、親子のコミュニケーションはもっと豊かになります。災害時や緊急時の連絡手段としても、これほど心強いものはありません。
しかし、その一方で、こんな不安も頭をよぎりませんか？
「操作が難しくて、すぐに使わなくなってしまうんじゃないか…」
「『よく分からない』と、しょっちゅう電話がかかってくるかも…」
「変なサイトにアクセスして、トラブルに巻き込まれたらどうしよう…」
「うっかり落として壊してしまったら、修理代は誰が払うの？」
その気持ち、痛いほどよく分かります。新しい機械に抵抗がある高齢の親世代。
せっかくプレゼントしたのに、結局はタンスの肥やしになってしまったら悲しいですよね。また、何かあるたびに実家に駆けつけるのも、現実的には難しいでしょう。
実は、これらの不安のほとんどは、事前の「ちょっとした設定」と「便利なツールの活用」、そして「もしもへの備え」で解消できるのです。
この記事では数多くのスマホトラブルを見てきた私、D部長が高齢の親にスマホを持たせる際に、子どもが必ずやっておくべき「見守り設定」から、実家にいなくても親のスマホをサポートできる「遠隔サポート術」、そして万が一の故障に備える「スマホ保険」の選び方まで、どこよりも分かりやすく、具体的にお伝えします。
なぜ今、高齢の親にスマホが必要なのか？
そもそも、なぜ私たちは親にスマホを持たせたいと思うのでしょうか。
それは、単に便利なだけでなく、親の生活の質を向上させ、私たちの安心にも繋がる、たくさんのメリットがあるからです。
コミュニケーションの活性化：いつでも繋がる安心感
最大のメリットは、やはりコミュニケーションの活性化でしょう。電話はもちろん、LINEのようなメッセージアプリを使えば、短い文章やスタンプで気軽に気持ちを伝え合えます。
「今日の晩御飯は、お父さんの好物の肉じゃがよ」
「庭のあじさいが綺麗に咲いたよ」
そんな何気ない日常のやり取りが、親子の絆を深めます。特に、写真や動画を簡単に共有できるのはスマホならでは。孫の成長する姿をリアルタイムで見せてあげることは、何よりの親孝行になるはずです。電話をかけるほどではないけれど、ちょっとしたことを共有したい。そんな瞬間に、スマホは最適なのです。
安否確認や見守り機能の活用
離れて暮らしていると、親が元気にしているか、常に気がかりですよね。スマホには、安否確認に役立つ機能がたくさんあります。
例えば、定期的にメッセージを送る、あるいは「LINE」の既読機能で、親がスマホを操作したことを間接的に確認できます。さらに、後述する「位置情報共有アプリ」を使えば、いつでも親の居場所が分かり、万が一の時にも対応できます。これは、お互いにとって大きな安心材料となるでしょう。
日常生活の利便性向上
スマホは、コミュニケーションツールであると同時に、生活を豊かにする万能ツールでもあります。
- 情報収集: 天気予報やニュース、趣味に関する情報をいつでも手軽に調べられます。
- ネットショッピング: 重いお米や水などを、自宅まで届けてもらえます。
- ナビゲーション: 通院や買い物で、慣れない場所へ行く際の道案内をしてくれます。
- 健康管理: 歩数計アプリや血圧管理アプリで、日々の健康状態を記録できます。
最初は少し戸惑うかもしれませんが、一つでも便利な使い方を覚えれば、親の行動範囲は広がり、生活はもっと楽しく、快適になるはずです。
社会との繋がりを維持し、孤立を防ぐ
高齢になると、外出の機会が減り、社会的に孤立しがちです。スマホは、そんな孤立感を和らげるための強力な武器になります。
地域の情報サイトをチェックしたり、昔の友人とSNSで繋がったり、オンラインの趣味のサークルに参加したり。社会との接点を持ち続けることは、心身の健康を保つ上で非常に重要です。
【初心者でも安心】高齢者向け見守りスマホの選び方と初期設定
「よし、親にスマホをプレゼントしよう！」と決めたら、次は何を選び、どう設定するかです。ここが一番の腕の見せ所。少しの手間で、親の使いやすさが格段に変わります。
シニア向けスマホ vs 通常のスマホ どちらを選ぶべき？
スマホには大きく分けて、携帯キャリアなどが販売する「シニア向けスマホ（かんたんスマホ、シンプルスマホなど）」と、私たちが普段使っている「通常のスマホ（iPhoneやAndroid）」があります。どちらにもメリット・デメリットがあるので、親の性格やITリテラシーに合わせて選びましょう。
シニア向けスマホのメリット・デメリット
【メリット】
- 操作が簡単: ホーム画面がシンプルで、電話やメールなどの基本機能が大きなボタンで配置されている。
- 見やすい画面: 文字やアイコンが大きく、視力が低下した高齢者でも見やすい。
- 専用のサポート: 操作に困った時に、専用の電話サポートが無料で利用できることが多い。
- 物理ボタン: 画面タッチだけでなく、よく使う機能に物理的なボタンがあり、直感的に操作できる機種もある。
【デメリット】
- 機能が制限されている: 最新のアプリが使えなかったり、カスタマイズの自由度が低かったりする。
- 機種の選択肢が少ない: デザインや性能の選択肢が限られる。
- 将来性: スマホに慣れてきて「もっと色々やりたい」と思った時に、物足りなくなる可能性がある。
通常のスマホ（iPhone/Android）のメリット・デメリット
【メリット】
- 機能が豊富: あらゆるアプリが使え、機能の拡張性が高い。
- 機種が豊富: デザイン、性能、価格帯など、幅広い選択肢から選べる。
- 子どもと同じ機種にできる: 親子で同じ機種（特にiPhone）にすれば、操作を教えやすい。
- アクセシビリティ機能が優秀: 後述する設定を行えば、シニア向けスマホ以上に使いやすくカスタマイズできる。
【デメリット】
- 初期設定が複雑: そのまま渡すと、アイコンが多くて混乱させてしまう可能性がある。
- サポートが有料の場合が多い: AppleやGoogleの標準サポートだけでは解決できない場合がある。
- 選択肢が多すぎる: 親にとって不要な機能も多く、かえって分かりにくいと感じる可能性がある。
【D部長のおすすめ】
もし、あなたがiPhoneユーザーなら、親にもiPhoneをおすすめします。操作方法を教えやすいですし、後述する「ファミリー共有」や画面共有機能が非常に優秀だからです。
Androidでも同様の設定は可能ですが、iPhoneの方がより直感的で、親子間のサポートがしやすいと感じます。
最低限やっておきたい！親のスマホ初期設定7つのポイント
さあ、ここからが本番です。スマホを親に渡す前に、以下の設定を済ませておきましょう。これだけで、「使い方が分からない」という電話が激減するはずです。
①文字サイズと表示の拡大
何よりもまず、文字を大きく、見やすくしてあげましょう。親が「画面が見えない…」と感じた瞬間に、スマホへの興味は失われてしまいます。
- iPhoneの場合: 「設定」アプリ → 「画面表示と明るさ」 → 「テキストサイズを変更」でスライダを右に動かします。さらに太字にするのも効果的です。また、「設定」→「アクセシビリティ」→「画面表示とテキストサイズ」でより詳細な設定が、「設定」→「アクセシビリティ」→「ズーム機能」をオンにすると、画面全体を虫眼鏡のように拡大できます。
- Androidの場合: 「設定」アプリ → 「ディスプレイ」 → 「フォントサイズと表示サイズ」で、それぞれスライダを動かして調整します。（機種により項目名が多少異なります）
②よく使う連絡先をホーム画面に設置
「電話をかけたいけど、どこからかけるの？」とならないように、よく連絡する相手（自分、兄弟、近所の友人など）は、写真付きでホーム画面に設置してあげましょう。ワンタップで電話がかけられるようにするだけで、安心感が全く違います。
- iPhoneの場合: 「ショートカット」アプリを使って、特定の相手への電話発信アクションを作成し、「ホーム画面に追加」します。
- Androidの場合: ホーム画面を長押しして「ウィジェット」を選択し、「連絡先」や「直接発信」ウィジェットを追加します。
③緊急連絡先とメディカルIDの設定
万が一の事故や急病に備え、ロック画面からでも確認できる緊急連絡先と、持病やアレルギーなどの医療情報を登録しておきましょう。これは、親の命を守ることに繋がる、非常に重要な設定です。
- iPhoneの場合: 「ヘルスケア」アプリを開き、右上の自分のアイコンをタップ。「メディカルID」を作成し、緊急連絡先や健康状態を入力します。「ロック中に表示」をオンにするのを忘れずに。
- Androidの場合: 「設定」アプリ → 「緊急情報と緊急SOS」から、医療に関する情報や緊急連絡先を登録できます。（機種により手順が異なります）
④不要なアプリの削除と整理
購入したてのスマホには、親が使わないであろうアプリ（株価、ポッドキャスト、ゲームなど）がたくさん入っています。
これらは、親を混乱させる原因になるだけ。思い切って削除するか、一つのフォルダにまとめて「使わないアプリ」などと名前をつけ、ホーム画面の隅に追いやりましょう。ホーム画面には、電話、LINE、カメラ、天気予報など、本当に使うアプリだけを厳選して配置するのがコツです。
⑤Wi-Fi設定とデータ通信量の管理
親の家のWi-Fiに接続し、モバイルデータ通信をなるべく使わないように設定しましょう。特に、アプリの自動更新や写真のバックアップなどは、Wi-Fi接続時のみに限定しておくと、通信量の使いすぎを防げます。契約する料金プランは、最初は一番安い小容量のプランで十分です。
⑥フィルタリングやアクセス制限の設定
不審なサイトや詐欺広告などから親を守るために、フィルタリング設定は必須です。
- iPhoneの場合: 「設定」→「スクリーンタイム」→「コンテンツとプライバシーの制限」をオンにし、「コンテンツ制限」→「Webコンテンツ」で「成人向けWebサイトを制限」を選択します。
- Androidの場合: Googleの「ファミリーリンク」アプリを使えば、親のスマホの利用状況を確認したり、不適切なコンテンツをブロックしたりできます。
⑦見守り・位置情報共有アプリの導入
お互いの安心のために、位置情報共有アプリを導入しましょう。常に監視するのではなく、「何かあった時に確認できるお守り」として、親子で納得した上で使うことが大切です。
- iPhoneの場合: 標準の「探す」アプリが非常に優秀です。「ファミリー共有」を設定すれば、お互いのiPhoneの位置情報を地図上で確認できます。
- Androidの場合: 「Google マップ」の位置情報共有機能や、前述の「ファミリーリンク」が便利です。
もう実家に帰らなくても大丈夫！遠隔サポート術で親の「困った」を解決
初期設定を完璧にしても、使っているうちに「この表示は何？」「操作が分からなくなった」といった問題は必ず出てきます。そんな時、電話口で「右上の歯車のマークを押して…」と説明しても、なかなか伝わらないもの。そこで役立つのが、遠隔サポートツールです。
定番！「TeamViewer」や「AnyDesk」を使った遠隔操作
これらのアプリを使えば、自分のスマホやパソコンから、親のスマホ画面を直接操作できます。
親のスマホにアプリをインストールしてもらい、表示される番号を教えてもらうだけで接続完了。まるで隣にいるかのように、設定変更やアプリの操作を代行してあげられます。困っている画面を直接見ながら解決できるので、電話で1時間かかっていた問題が、5分で解決することも珍しくありません。
- 使い方: 親子両方のスマホに同じアプリ（例: TeamViewer QuickSupport）をインストールし、親のアプリに表示されるIDを、自分のアプリに入力して接続します。
iPhone/Androidの標準機能を使った画面共有
実は、特別なアプリを入れなくても、スマホの標準機能で画面を共有できます。遠隔「操作」はできませんが、親のスマホ画面を自分のスマホで見ながら、「そこじゃなくて、その下の青いボタンを押して」と、リアルタイムで指示が出せるので非常に便利です。
- iPhoneの場合: FaceTimeでの通話中に、SharePlay機能を使えば簡単に画面を共有できます。
- Androidの場合: Google Meet（旧Duo）アプリの画面共有機能が使えます。
親が「何に困っているか」を正確に把握するコミュニケーションのコツ
ツールも大切ですが、それ以上に重要なのがコミュニケーションです。親がパニックになっていると、「何か変なのが出た！」としか言えないことも。そんな時は、焦らずにこう聞いてみましょう。
「大丈夫だよ。ゆっくりでいいから、画面に何て書いてあるか読んでみてくれる？」
「どんな操作をしようとした時に、そうなったか教えて？」
可能であれば、別のスマホで問題の画面を写真に撮って、LINEで送ってもらうのが一番確実です。冷静に状況を把握し、共感しながら話を聞くことが、遠隔サポート成功の鍵です。
スマホの「もしも」に備える！大切なのは”壊れた後”のサポート
さて、設定もサポート体制も万全。
でも、もう一つ忘れてはならない備えがあります。それは、物理的な「故障」への備えです。
なぜ高齢者のスマホに保険が必要なのか？
「親はそんなにスマホを使わないし、落としたりしないだろう」と思うかもしれません。しかし、現実は少し違います。
- 破損・水没のリスク: 手指の力が弱くなったり、注意力が散漫になったりすることで、若い世代よりも「うっかり落とす」リスクは高まります。テーブルの上のコップを倒して水没させてしまう、なんてことも十分に考えられます。
- 高額な修理費用: ご存知の通り、スマートフォンの修理代は非常に高額です。画面割れだけでも数万円、基板の故障となれば買い替えも視野に入ってきます。年金暮らしの親にとって、この突然の出費は大きな負担です。
- 買い替えの手間と再設定の負担: もし修理不能で買い替えになったら…？また新しいスマホを購入し、一から全ての初期設定をやり直さなくてはなりません。これは、親にとっても、サポートするあなたにとっても、大変な負担ですよね。
こうした「もしも」の時に、「お金の心配をせず、すぐに修理に出せる」という安心感を得るために、スマホ保険は非常に有効な選択肢なのです。
【徹底比較】スマホ保険3社を比べてみた！あなたに合うのはどれ？
スマホの保険や補償サービスは、大きく分けて「キャリア（携帯会社）の補償」「メーカー（Apple）の補償」「独立系の保険」の3種類があります。
それぞれの特徴が大きく異なるため、ご自身の使い方に合ったものを選ぶことが重要です。今回は代表的なサービスを例に、その中身をじっくり比較してみましょう。
| 項目 | 独立系の保険 (例:モバイル保険) | キャリア補償 (例:ドコモ ケータイ補償サービス) | メーカー補償 (例:AppleCare+ for iPhone) |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 700円 (固定) | 363円～1,100円 (機種による) | 880円～1,880円 (機種・プランによる) |
| 年間補償上限 | 10万円 | 回数や金額の上限は手厚い (交換機提供が主) | 修理回数に上限なし |
| 補償対象台数 | 3台 (主端末1台＋副端末2台) | 1台のみ | 1台のみ |
| 補償対象機器 | スマホ、タブレット、PC、ゲーム機などWi-Fi・Bluetoothに繋がる機器全般 | 登録した端末のみ | 登録したiPhone本体、バッテリー、付属アクセサリ |
| 自己負担金 | 0円 | 3,300円～12,100円 (交換/修理による) | 画面/背面ガラス修理: 3,700円 その他修理: 12,900円 盗難/紛失: 12,900円 |
| 修理/交換方法 | 正規店・非正規店問わずどこで修理してもOK。後から保険金請求。 | 原則、キャリアショップでの手続き。交換機提供が主。 | Apple Storeまたは正規サービスプロバイダでの修理。エクスプレス交換サービスあり。 |
| メリット | ・3台までまとめて補償できる圧倒的コスパ ・自己負担金0円 ・スマホ以外の多くの機器も対象 ・修理先の自由度が高い | ・キャリアショップで相談できる安心感 ・交換機をすぐに送ってくれる ・月々の携帯料金と合算払い | ・Apple正規の高品質な修理 ・テクニカルサポート優先利用 ・全世界でサービスを受けられる ・盗難や紛失プランも選択可 |
| デメリット | ・後から請求する手間がある (Webで簡単) ・交換機サービスはない | ・月額料金が高め ・補償は1台のみ ・自己負担金が発生する | ・Apple製品にしか使えない ・料金が最も高額 ・自己負担金が発生する |
| こんな人におすすめ | 親子でスマホを持つ人、PCやゲーム機なども守りたい人 | とにかく手続きの手軽さと交換機の早さを重視する人 | 最新のiPhoneを使い、Apple正規のサポートに絶対的な安心を求める人 |
迷ったらコレ！バランスの取れた「モバイル保険」という選択肢
3つのサービスを比較してみて、それぞれの良さがあることがお分かりいただけたかと思います。
手続きの手軽さを最優先するならキャリア補償、とにかく1台を安くならスマホケも選択肢です。
しかし、「親のスマホ」と「自分のスマホ」をまとめて守りたい、と考えるなら「モバイル保険」が非常に魅力的に映るのではないでしょうか。
月額700円で、親のスマホ、自分のスマホ、さらにはタブレットやスマートウォッチまで、合計3台の通信機器をまとめて補償の対象にできます。親子2人のスマホを別々にキャリア補償にかけることを考えれば、そのコストパフォーマンスの高さは歴然です。
また、修理時の自己負担金が「0円」というのも大きなポイント。いざという時に「自己負担金がかかるから…」と修理をためらう必要がありません。
そして、修理先を自由に選べるため、「町の修理屋さんの方が早いし安い」といった場合にも柔軟に対応できるのが嬉しいところです。
僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険になります。iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を加入させており、やはり複数台を1つの保険でカバーできるのは楽ですし、高額なデバイスを持っている身からすれば安心材料になります。ゲーム機を持っている場合、ゲーム機を入れたりもできるので、幅広く保証してもらえるのにメリットを感じています。
親のスマホに何かあった時だけでなく、自分のスマホが壊れた時にも使える。この「ついでに自分も安心」という視点が、モバイル保険を選ぶ大きな決め手になるかもしれません。絶対に入らなければいけないということではないですが、賢い選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
親子で楽しむスマホ活用術
さて、設定も保険も万全なら、あとはスマホライフを親子で楽しむだけです。最後に、コミュニケーションがもっと楽しくなる活用術をいくつかご紹介します。
LINEで家族グループを作ろう
まずは定番の「家族LINEグループ」です。兄弟姉妹も招待して、みんなで情報を共有する場にしましょう。
孫の写真や動画を投稿したり、「今度のお正月はいつ集まる？」といった連絡事項を共有したり。
グループがあるだけで、家族の会話は格段に増えます。親にとっては、子どもや孫たちの近況が分かる、最高のアルバムになるはずです。
「Googleマップ」で思い出の場所を共有
Googleマップの「共有」機能を使えば、思い出の場所や、今度行ってみたい場所の情報を簡単に送りあえます。
「お父さんと昔よく行った、あの公園の場所を送るね」
「今度、このお店にランチに行かない？」
地図というビジュアルで共有することで、次の帰省の楽しみが広がります。
ニュースアプリや趣味のサイトで毎日を豊かに
親の趣味に合わせたアプリやWebサイトを、ホーム画面にブックマークとして置いてあげるのもおすすめです
。園芸が趣味なら育て方のサイト、歴史が好きなら関連するニュースアプリなど。スマホが、日々の生活に新しい発見と学びをもたらすきっかけになります。
スマホ保険：FAQ
- 機械が苦手な親には、どんなスマホを選んで、どんな設定をすればいいですか？
-
操作の簡単さを最優先するなら「シニア向けスマホ」、お子さんと同じ機種でサポートのしやすさを重視するなら「通常のスマホ（特にiPhone）」がおすすめです。
どちらを選ぶ場合でも、渡す前に
①文字や表示を大きく見やすくする
②よく使う連絡先をホーム画面に置く
③不要なアプリを削除・整理して画面をシンプルにする
といった初期設定をしてあげることが非常に重要です。 - 離れていても、親のスマホ操作を手伝ってあげる方法はありますか？
-
はい、方法はあります。「TeamViewer」のような遠隔操作アプリを使えば、お子さんのスマホから親御さんのスマホ画面を直接操作してあげることが可能です。
また、iPhoneの「FaceTime」やAndroidの「Google Meet」の画面共有機能を使えば、親御さんが見ている画面をお子さんのスマホに映し出し、電話で「そのボタンを押して」と具体的に指示が出せるので大変便利です。
- スマホが壊れた時の修理代が心配です。やはり保険は入っておくべきでしょうか？
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はい、備えておくことをおすすめします。スマートフォンの修理代、特に画面割れや水没は数万円以上の高額になることが多く、突然の出費は大きな負担になります。
保険に加入しておくことで、金銭的な心配をせずにすぐに修理に出せるという安心感が得られます。これは、親御さんにとっても、サポートするお子さんにとっても精神的なお守りになります。 - スマホの保険は色々ありますが、記事で紹介されている「モバイル保険」が特におすすめなのはどんな場合ですか？
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モバイル保険が特に力を発揮するのは、親子でスマホを持つ場合です。月額700円でご自身のスマホ、親御さんのスマホ、さらにタブレットやゲーム機など、合計3台までの機器をまとめて補償できます。
それぞれのスマホで個別にキャリア補償に入るよりも、大幅に費用を抑えられる可能性があります。修理時の自己負担金が0円なのも大きな魅力です。
まとめ
離れて暮らす親にスマホを持たせることは、親孝行であると同時に、私たち子どもの安心にも繋がる、非常に価値のある投資です。
最初は「難しそう」と敬遠していた親が、孫からのLINEに満面の笑みで返信したり、スマホで調べたレシピで料理を楽しんだり。そんな姿を見ることができたなら、プレゼントして本当に良かったと、心から思えるはずです。
そのために必要なのは、ほんの少しの「準備」です。
- 見やすい、使いやすい「初期設定」をしてあげること。
- 困った時に駆けつけなくても助けられる「遠隔サポート」の術を知っておくこと。
- そして、万が一の故障に備えて「保険」というお守りを用意しておくこと。
この記事でご紹介した内容を一つでも実践すれば、あなたの不安は解消され、親子のデジタルライフは、もっと豊かで、もっと安心なものになるでしょう。