スマホ保険ラボの編集長D部長です。
世間ではNintendoSwitch2が話題ですが、PS5,PS5Proなどのハイエンドゲーム機も根強いファンが沢山います。
ゲームガチ勢の方はPCゲームやPS5を持っている方が多いのではないでしょうか。
そこで気になるのは据え置きとはいえ壊れることはないのだろうか?
「まさか自分のだけは壊れないだろう」そう思っていても、精密機械である以上、故障のリスクはゼロではありません。
飲み物をこぼしての水濡れ、あるいはある日突然うんともすんとも言わなくなる自然故障…。
想像しただけでも冷や汗が出ますよね。特にPS5は購入金額も高いため、修理費用も決して安くはありません。「あの時、ちゃんと保証に入っておけば…」と後悔先に立たず、なんてことになりかねません。
そこで頭をよぎるのが「保険」の存在です。
今回は「PS5の延長保証」と、D部長も愛用している「モバイル保険」、この二つを徹底的に比較し解説をしていきます。
ゲーマー必見!PS5の延長保証サービスとは?

まずは、PS5ユーザーにとって最も身近な選択肢の一つである「PlayStation 5 延長保証サービス」について詳しく見ていきましょう。
PS5延長保証サービスの概要
PS5には、購入時から1年間のメーカー保証が標準で付帯しています。これは、通常の使用範囲内での自然故障に対して無償で修理や交換を受けられるというものです。延長保証サービスは、このメーカー保証期間をさらに延長し、より長期間にわたって安心を提供するものです。
保証期間と料金
気になる保証期間と料金は以下の通りです。
- PS5(デジタル・エディション含む):
- 延長保証期間:2年間(メーカー保証1年+延長保証2年=合計3年間)
- 料金:4,400円(税込)
- PS5 Pro:
- 延長保証期間:2年間(メーカー保証1年+延長保証2年=合計3年間)
- 料金:5,000円(税込)
メーカー保証が終了した後も、わずかな掛け金で2年間も保証が延長されるのは大きな魅力と言えるでしょう。
特に、PS5のような高性能なゲーム機は、精密な部品が多く使われているため、長期間安心して使いたいと考えるユーザーにとっては心強いサービスです。
保証の対象となる故障
PS5延長保証サービスの対象となるのは、基本的に自然故障です。これは、取扱説明書や本体添付ラベルなどの注意書きに従った正常な使用状態で発生した電気的・機械的な故障を指します。
つまり、うっかり落としてしまって破損した場合や、飲み物をこぼして水濡れさせてしまった場合などの物損故障は対象外となる点に注意が必要です。あくまでも、「普通に使っていたのに壊れてしまった」というケースに対応する保証となります。
また、保証の対象はPS5本体のみです。
DualSense™ ワイヤレスコントローラーや各種ケーブル、スタンドなどの周辺機器は、この延長保証の対象には含まれません。コントローラーも比較的高価で、かつ消耗しやすい部分でもあるため、ここがカバーされない点は少し残念に感じるかもしれません。
PS5延長保証サービスのメリット
- メーカー公式の安心感: 何と言っても、製造元であるソニー自身が提供する保証サービスであるという安心感は絶大です。修理の品質や対応のスムーズさにおいても、メーカー公式ならではの信頼が置けます。
- 比較的安価な掛け金(PS5単体の場合): PS5本体のみを対象と考えれば、4,400円(税込)で2年間も保証が延長されるのは、コストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。万が一の修理費用を考えれば、十分に元が取れる可能性があります。
- 修理窓口が明確: 故障かな?と思ったら、PlayStationサポートのウェブサイトや電話窓口を通じて、スムーズに修理の申し込みができます。どこに連絡すれば良いか迷うことがないのは大きなメリットです。
PS5延長保証サービスのデメリット
- 保証対象はPS5本体の自然故障のみ: 前述の通り、落下や水濡れなどの物損故障は対象外です。また、コントローラーやその他の周辺機器も保証されません。アクシデントによる故障リスクもカバーしたい、あるいは周辺機器もまとめて保証してほしいと考えるユーザーにとっては、物足りなさを感じる部分です。
- 保証期間が限定的: メーカー保証と合わせて合計3年間の保証となりますが、それ以降は保証が切れてしまいます。もちろん、3年も経てば新しいモデルへの買い替えを検討する時期かもしれませんが、一台のゲーム機を長く愛用したいユーザーにとっては、やや心許ないかもしれません。
- 他のデバイスは一切カバーできない: 当然ながら、この保証はPS5専用です。スマートフォンやタブレット、PCなど、他の愛用デバイスの故障リスクには対応できません。複数のデバイスをまとめて保証したい場合には、別途他の保険を検討する必要があります。
保証が切れた後のPS5の通常修理料金
もし延長保証に加入せず、メーカー保証の1年間も過ぎてしまった場合、あるいは延長保証期間が終了した後にPS5が故障してしまった場合、修理にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか?
ソニーの公式サイトによると、保証期間外のPS5、PS5Proの修理料金の目安は以下の通りです。
*2025年5月時点の情報を参考にしていますが、最新の情報は必ず公式サイトでご確認ください。
部品/修理内容 | PS5 (オンライン修理) | PS5 (オンライン修理以外) | PS5 Digital Edition (オンライン修理) | PS5 Digital Edition (オンライン修理以外) | PS5 Pro (オンライン修理) | PS5 Pro (オンライン修理以外) |
---|---|---|---|---|---|---|
外装部品の交換 | 11,000円(税込) | 11,550円(税込) | 11,000円(税込) | 11,550円(税込) | 11,000円(税込) | 11,550円(税込) |
電源ブロックの交換 | 13,200円(税込) | 14,300円(税込) | 13,200円(税込) | 14,300円(税込) | 13,200円(税込) | 14,300円(税込) |
メイン基板の交換 | 36,300円(税込) | 38,500円(税込) | 35,750円(税込) | 37,950円(税込) | 58,300円(税込) | 60,500円(税込) |
ディスク読取/駆動ブロックの修理/交換 | 12,100円(税込) | 13,200円(税込) | – | – | – | – |
DualSense ワイヤレスコントローラーの修理/交換 | 7,480円(税込) | 7,480円(税込) | 7,480円(税込) | 7,480円(税込) | 7,480円(税込) | 7,480円(税込) |
ケーブル類(HDMI/USBなど)の交換 | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) | 3,300円(税込) |
上記はあくまで目安であり、故障の状態や箇所によって変動する可能性があります。
しかし、特に本体基板の故障となると、36,300円(税込)〜60,500円(税込)もの高額な修理費用が発生する可能性があることは覚えておくべきでしょう。これは、延長保証料金の数倍に相当します。
コントローラーも、スティックのドリフト問題などが起こりやすく、消耗品に近い側面もありますが、修理となると7,480円(税込)かかります。新品を購入するのとあまり変わらない価格帯ですね。
このように、保証がない状態での故障は、大きな経済的負担となり得ます。
だからこそ、何らかの形で保証を備えておくことの重要性が高まるわけです。
スマホもゲーム機もこれ一つ!モバイル保険とは?

さて、PS5の延長保証について詳しく見てきましたが、次に比較対象となるのが「モバイル保険」です。
こちらは、スマートフォンだけでなく、タブレット、ノートPC、そして携帯ゲーム機など、身の回りの様々なモバイル通信機器をまとめて保証してくれるサービスです。
モバイル保険の概要
モバイル保険は、さくら少額短期保険株式会社が提供する月額制の保険サービスです。最大の特徴は、1つの契約で最大3台までのデバイスを登録し、それらの機器が故障した際の修理費用を補償してくれる点にあります。
保証対象端末と登録の仕組み
モバイル保険では、主端末1台と副端末2台の、合計3台の機器を登録できます。
- 主端末: スマートフォン、タブレット、ノートPC、モバイルルーターなど、Wi-FiやBluetoothに接続できる通信機器。
- 副端末: 主端末と同様の機器に加え、携帯型ゲーム機(PS5、Nintendo Switchなど据え置きも可)、スマートウォッチ、デジタルカメラ、携帯音楽プレイヤーなども登録可能です。
今回のテーマである「PS5の保証」という観点では、スマートフォンを主端末として登録し、PS5を副端末として登録するといった使い方が考えられます。これにより、日常的に持ち歩き、故障リスクの高いスマートフォンと、高価な据え置きゲーム機であるPS5の両方を、一つの保険でカバーできるのです。
保証内容 – 自然故障も物損もOK!
モバイル保険の強みは、その保証範囲の広さにあります。
- 自然故障: メーカー保証と同様、通常使用における内部的な故障。
- 破損: 落下による画面割れや本体の損傷など。
- 水濡れ: 水没や液体こぼしによる故障。
- 盗難: 盗難: 日本国内で発生した盗難
*盗難の保証金額は主端末最大25,000円、副端末合計最大7,500円まで - 修理不能時の交換: 修理が不可能な場合、同等品への交換費用を補償(上限あり)。
PS5延長保証が自然故障のみを対象としていたのに対し、モバイル保険はうっかりミスによる破損や水濡れもしっかりカバーしてくれるのが大きな違いです。ゲーム中にコントローラーを落として壊してしまったり、PS5の近くに置いていた飲み物をこぼしてしまったり…といったアクシデントにも対応できるのは心強いですね。
コントローラーを登録する場合、本体と別で登録が必要なので、その点が注意が必要です。
月額料金と補償上限
モバイル保険の月額料金は700円(税込)です。年間で計算すると8,400円(税込)となります。
補償の上限は、主端末年間最大10万円、副端末年間3万円までとなっています。
モバイル保険のメリット
- 複数台まとめて保証可能(スマホとPS5を同時にカバー): これが最大のメリットと言えるでしょう。スマートフォン、PS5、さらにタブレットやスマートウォッチなど、身の回りの大切なデバイスを1つの契約で守れます。個別に保険をかけるよりも手間が省け、トータルコストを抑えられる可能性があります。
- 破損・水濡れも幅広くカバー: PS5延長保証では対象外だった、落下や水濡れによる故障も保証の対象です。PS5本体だけでなく、例えばPS5のコントローラーを落として破損した場合なども、副端末として登録していれば補償を受けられる可能性があります。
- 機種変更や買い替えにも柔軟に対応: 保険期間中に対象端末を買い替えた場合でも、登録端末を変更することで保証を継続できます。PS5を新しいモデルに買い替えた場合や、スマートフォンを機種変更した場合でも安心です。
- 自己負担金0円:モバイル保険の大きな特徴は、修理費用に対する自己負担金が原則として発生しない点です。
ただし、修理費用が補償上限額を超えた場合、超えた分は自己負担となります。 - キャッシュレスリペアに対応している場合がある: 提携している修理店で修理する場合、修理代金を立て替えることなく、保険会社が直接修理業者に支払ってくれる「キャッシュレスリペア」サービスを利用できることがあります。これにより、一時的な自己負担を抑えることができます。(※利用条件あり)
モバイル保険のデメリット
- 月額料金が発生(年間で見るとPS5延長保証単体より高くなる可能性): 月額700円(税込)なので、年間では8,400円(税込)となります。PS5の延長保証(4,400円/2年間)と比較すると、PS5単体で見れば割高に感じるかもしれません。しかし、スマホなど他のデバイスも一緒に保証できる点を考慮する必要があります。
- 保険金請求の手続きが必要: 故障が発生した場合、保険会社に事故の連絡をし、必要な書類(修理見積書や領収書など)を提出して保険金を請求する手続きが必要です。PS5延長保証のように、メーカーに直接修理を依頼するよりは一手間かかります。
僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険になります。
iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を加入させており、やはり複数台を1つの保険でカバーできるのは楽ですし、高額なデバイスを持っている身からすれば安心材料になります。
今回のようにPS5やNintendoSwitchなどのゲーム機を加入させることもできます。
モバイル保険のおかげで何度か助けられた経験があります。
万が一の時に「入っていてよかった!」と心から思える保険です。

【徹底比較】PS5延長保証 vs モバイル保険 どっちがお得?
さて、ここまでPS5延長保証とモバイル保険、それぞれの特徴やメリット・デメリットを見てきました。ここからは、両者を様々な角度から徹底的に比較し、どちらがあなたにとってよりお得で、よりニーズに合った選択なのかを明らかにしていきましょう。
比較表で確認
まずは、両者の主な違いを表にまとめてみました。
比較項目 | PS5延長保証 | モバイル保険 |
---|---|---|
提供元 | ソニー・インタラクティブエンタテインメント | さくら少額短期保険株式会社 |
対象端末 | PS5本体のみ | スマートフォン、タブレット、ノートPC、携帯ゲーム機(PS5含む)など最大3台 |
保証範囲 | 自然故障(電気的・機械的故障) | 自然故障、破損、水濡れ、盗難(※条件あり)、修理不能時の交換 |
保証期間 | メーカー保証1年+延長保証2年=合計3年間 | モバイル保険加入期間中(月額制) |
料金 | PS5:4,400円(税込)/ 2年間 PS5 Pro:5,000円(税込)/ 2年間 (※参考) | 月額700円(税込) (年間8,400円(税込)) |
1台あたりの費用 | 2年間で4,400円(PS5の場合) | 3台登録した場合、1台あたり実質月額約233円(年間約2,800円) |
主なメリット | メーカー公式の安心感 比較的安価(PS5単体で見た場合) 修理窓口が明確 | 複数台まとめて保証可能 破損・水濡れもカバー 機種変更・買い替えに柔軟に対応 |
主なデメリット | PS5本体の自然故障のみ対象 破損・水濡れは対象外 周辺機器対象外 保証期間に限りあり | 月額料金が発生 保険金請求の手続きが必要 登録台数に上限あり |
修理時の自己負担 | 保証範囲内であれば原則なし | 免責金額0円(ただし、保証金額を超えた場合は自己負担) |
複数台持ちの場合 | 各端末ごとに個別の保証が必要 | 1契約で最大3台までまとめてカバー可能 |
PS5コントローラー | 対象外 | 副端末として登録すれば保証対象 |
この表からもわかるように、両者には明確な違いがあります。
どちらが良いかは、あなたの状況や何を重視するかによって大きく変わってきます。
ケース別シミュレーション:あなたならどっち?
より具体的にイメージするために、いくつかのケースを想定してシミュレーションしてみましょう。
ケース1:とにかくPS5本体の自然故障だけを安く保証したい
- 所有デバイス: PS5のみ、またはスマホはキャリアの保証に入っている。
- 重視する点: とにかくコストを抑えたい。PS5本体の自然故障だけカバーできれば十分。
- この場合の判断:PS5延長保証が適している可能性が高いです。
- 理由:2年間で4,400円(PS5の場合)という料金は、モバイル保険の年間費用8,400円と比較して明らかに安価です。対象がPS5本体の自然故障に限定されても問題なければ、最も経済的な選択と言えるでしょう。
ケース2:PS5もスマホも、できれば他のガジェットもまとめて手厚く保証したい
- 所有デバイス: PS5、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチなど複数所有。
- 重視する点: 複数のデバイスをまとめて保証したい。落下や水濡れなどの物損リスクにも備えたい。
- この場合の判断:モバイル保険が断然有利です。
- 理由:月額700円で最大3台まで、しかも破損や水濡れまでカバーできるのは大きな魅力です。仮にスマホとPS5の2台を登録した場合でも、1台あたりの月額費用は350円。それぞれの端末に個別の保険をかけるよりも、手間もコストも削減できる可能性が高いです。
ケース3:PS5のコントローラーの故障も心配
- 所有デバイス: PS5(コントローラーの使用頻度が高い)。
- 重視する点: コントローラーの故障にも備えたい。
- この場合の判断:モバイル保険を検討する価値があります。
- 理由:PS5延長保証はコントローラーを対象外としていますが、モバイル保険であれば副端末として登録することで保証対象となります(※登録可否や補償条件は必ず事前にご確認ください)。
コントローラーの修理代も安くはないため、検討の余地はあるでしょう。ただし、コントローラー単体のためにモバイル保険に加入するのはコスト的に見合わない可能性もあるため、他のデバイスと合わせて保証する場合に有効な選択肢となります。
- 理由:PS5延長保証はコントローラーを対象外としていますが、モバイル保険であれば副端末として登録することで保証対象となります(※登録可否や補償条件は必ず事前にご確認ください)。
ケース4:うっかり壊してしまうことが多い…アクシデントに備えたい
- 所有デバイス: PS5、スマートフォンなど。
- 重視する点: 過去にスマホを落として画面を割った経験があるなど、物損のリスクを強く感じている。
- この場合の判断:モバイル保険が適しています。
- 理由:PS5延長保証は自然故障のみが対象ですが、モバイル保険は破損や水濡れもカバーします。PS5をリビングに置いている場合、小さなお子さんやペットがいる家庭では、不意の事故も起こり得ます。こうしたアクシデントによる高額な修理費用のリスクを軽減したいなら、モバイル保険の守備範囲の広さが安心につながります。
何を「守りたい」かで選ぶべき
ここまで比較してきましたが、結局のところ「どちらの保険が絶対的に優れている」ということはありません。
大切なのは、あなたが何を最も重視し、どんなリスクに備えたいか、という点です。
- 「PS5本体をとにかく安く、メーカー公式の安心感で守りたい」 という方には、PS5延長保証が適しています。
- 「PS5だけでなく、毎日使うスマホや他のガジェットもまとめて、万が一の事故(破損・水濡れ含む)から守りたい」 という方には、モバイル保険が非常に魅力的な選択肢となります。
特に、スマートフォンは今や生活必需品であり、故障時の影響は計り知れません。
PS5も高価な機器であり、故障すれば楽しい時間が奪われてしまいます。
これらをまとめて、しかも幅広いリスクに対応できるモバイル保険の柔軟性は、現代のデジタルライフにマッチしていると言えるでしょう。
僕自身、複数のデバイスを日常的に使い倒している人間なので、やはりモバイル保険の「複数台まとめて、物損もOK」という点に大きなメリットを感じています。
万が一の時!PS5の修理の流れと注意点
保険に加入していても、実際に故障が発生した際にスムーズに対応できなければ意味がありません。
ここでは、PS5が故障した場合の修理の流れと、それぞれの保証を利用する際の注意点について解説します。
PS5延長保証を利用する場合の修理の流れ
- オンライン修理受付サービスへアクセス: PlayStationサポートのウェブサイトから「オンライン修理受付サービス」に申し込みます。ここで、製品情報、故障状況、個人情報などを入力します。
- PS5の梱包・発送: 申し込み後、指定された方法でPS5を梱包し、ソニーの修理拠点へ発送します。多くの場合、自宅への集荷サービスも利用可能です。
- 修理・見積もり: ソニーの技術者がPS5の状態を確認し、修理を行います。保証対象外の故障や追加費用が発生する場合は、事前に見積もりの連絡があります。
- 修理完了・返送: 修理が完了すると、PS5が返送されてきます。保証期間内であれば、修理費用は原則かかりません。
注意点:
- データのバックアップ: 修理の過程で本体ストレージのデータが初期化される可能性があるため、可能な限り事前にセーブデータや設定などをUSBストレージやPlayStation Plusのクラウドストレージにバックアップしておきましょう。
- 周辺機器の取り外し: 修理に出すのはPS5本体のみです。コントローラー、ケーブル類、ディスクなどは取り外してから梱包してください。
- 保証書(購入証明書)の準備: 延長保証サービスを利用する際には、購入日を証明できるレシートや納品書が必要になる場合があります。大切に保管しておきましょう。
- 修理期間: 故障内容や混雑状況によって異なりますが、一般的に1週間~2週間程度かかることが多いようです。
モバイル保険を利用する場合の修理の流れ
- 保険会社へ事故連絡: まず、モバイル保険の保険会社(さくら少額短期保険)に、電話またはウェブサイトから事故が発生した旨を連絡します。ここで、故障した機器、事故の状況などを伝えます。
- 修理の手配:
- 提携修理店の利用(キャッシュレスリペアなど): 保険会社が提携している修理店で修理を行う場合、修理代金の立て替えが不要なキャッシュレスリペアを利用できることがあります。保険会社から案内された修理店に機器を持ち込むか、郵送します。
- 自己手配での修理: 自分で修理業者を探して修理を依頼することも可能です。この場合、一旦修理費用を自分で支払い、後日保険金を請求する形になります。メーカー(ソニー)に修理を依頼することも選択肢の一つです。
- 必要書類の準備と提出: 修理完了後、保険金請求に必要な書類(保険金請求書、修理見積書、修理領収書、事故状況報告書、場合によっては破損状況の写真など)を保険会社に提出します。
- 保険金の受け取り: 提出書類に不備がなければ、審査の後に指定口座に保険金が振り込まれます。キャッシュレスリペアを利用した場合は、この手続きは不要な場合があります。
注意点:
- 事故発生から申請までの期限: 事故発生から保険金請求までの期限が設定されている場合があるので、速やかに連絡・申請しましょう。
- 修理限度額と免責金額の確認: 年間の補償上限額(通常10万円)や、1事故あたりの上限額、免責金額(自己負担額)を事前に確認しておきましょう。
- 不正請求はNG: 当然ですが、故意の破損や虚偽の申告による保険金請求は絶対に行ってはいけません。
- PS5を修理に出す際の注意点は延長保証の場合と同様: データのバックアップや周辺機器の取り外しは忘れずに行いましょう。

モバイル保険を最大限に賢く活用する2つのポイント
モバイル保険は、その柔軟性と補償範囲の広さが魅力ですが、いくつかのポイントを押さえておくことで、さらに賢く、お得に活用することができます。
登録端末の選び方と優先順位を考える
モバイル保険は最大3台までデバイスを登録できますが、何を登録するかは非常に重要です。
- 主端末には最も高価で故障リスクの高いものを: 一般的には、毎日持ち歩き、落下や水濡れのリスクに常に晒されているスマートフォンを主端末に設定するのがセオリーです。購入価格も高く、修理費用も高額になりがちなため、最も手厚く保護したいデバイスと言えるでしょう。
- 副端末には次に守りたいものを戦略的に: 副端末の2台には、今回のテーマであるPS5のような高価なゲーム機や、タブレット、ノートPC、スマートウォッチなどを登録するのがおすすめです。
- PS5の優先度: PS5は持ち運ぶことは少ないものの、コントローラーの故障や、リビングでの不意の事故(飲み物をこぼす等)のリスクは考えられます。また、内部的な自然故障もいつ起こるかわかりません。他のデバイスとの兼ね合いで、PS5を副端末に入れる価値は十分にあるでしょう。
しかし、副端末は最大3万円までなので、一部の故障は全ての修理費用を賄うことができませんので、注意が必要です。 - その他の副端末候補:
- タブレット: 動画視聴や電子書籍、お子様の学習用など、利用シーンが多いなら。
- ノートPC: 仕事や学業で頻繁に持ち運ぶなら。
- スマートウォッチ: 身に着けている時間が長く、ぶつけたり水に濡らしたりするリスクがあるなら。
- 携帯音楽プレイヤーやデジタルカメラ: 高価なものや、旅行などで持ち出す機会が多いなら。
- PS5の優先度: PS5は持ち運ぶことは少ないものの、コントローラーの故障や、リビングでの不意の事故(飲み物をこぼす等)のリスクは考えられます。また、内部的な自然故障もいつ起こるかわかりません。他のデバイスとの兼ね合いで、PS5を副端末に入れる価値は十分にあるでしょう。
ポイントは、「修理費用が高額になりそうなもの」「故障すると生活や仕事に大きな支障が出るもの」「破損・水濡れのリスクが高いもの」を優先的に登録することです。
年に数回しか使わないような安価なデバイスであれば、あえて登録枠を使わずに、より重要なデバイスに枠を割くという判断も賢明です。
こんなあなたに「モバイル保険」がおすすめ
最後に、どのような方にモバイル保険が特におすすめできるかをまとめます。
- スマートフォン以外にも、PS5、タブレット、ノートPCなど複数の大切なデバイスを持っている方: これらの機器を個別の保険でカバーしようとすると、費用も手間もかさみます。モバイル保険なら、1つの契約でまとめて面倒を見てもらえます。
- 過去にスマホを落として画面を割ったり、水濡れさせたりした経験がある方: 「自分は大丈夫」と思っていても、アクシデントは予期せぬ時に起こるものです。破損や水濡れまでカバーしてくれるモバイル保険は、そんな「うっかり」からあなたの大切なデバイスを守ってくれます。
- PS5のコントローラーや周辺機器の故障も気になる方: PS5延長保証ではカバーされないコントローラーも、モバイル保険なら副端末として登録することで保証対象になる可能性があります。アクティブにゲームを楽しむ方ほど、このメリットは大きいでしょう。
- 新しいガジェットが好きで、頻繁に買い替える方: モバイル保険は登録端末の変更が比較的容易なため、新しいデバイスを購入した際にもスムーズに保証を引き継ぐことができます。
まとめ
今回は、「PS5延長保証」と「モバイル保険」、二つの魅力的な保証サービスを徹底的に比較してきました。それぞれの特徴、メリット・デメリット、料金、そして万が一の際の対応について、ご理解いただけたでしょうか。
PS5延長保証は、以下のような方に適しています。
- PS5本体の自然故障に絞って、とにかく安価に保証を付けたい方
- メーカー公式の安心感を重視する方
- 他に保証したいデバイスがあまりない方
一方、モバイル保険は、以下のような方に大きなメリットをもたらします。
- PS5だけでなく、スマートフォンやタブレットなど複数のデバイスをまとめて保証したい方
- 落下による破損や水濡れなど、物損事故のリスクにも備えたい方
- PS5のコントローラーなど、本体以外の故障も気になる方
- デバイスの買い替えにも柔軟に対応できる保証を求めている方
どちらの保険が「絶対的に正しい」というわけではありません。
重要なのは、あなたのライフスタイル、所有しているデバイスの種類と数、そして何よりも「どのようなリスクに備えたいか」を明確にすることです。
PS5は決して安い買い物ではありませんし、スマートフォンは私たちの生活に深く根付いています。これらの大切なデバイスが故障してしまった際の精神的なショックや経済的な負担は、想像以上に大きいものです。
だからこそ、事前に適切な「備え」をしておくことが、安心してデジタルライフを満喫するための鍵となります。
ぜひ、じっくりと比較検討して、あなたにとってベストな選択を見つけてくださいね!