【必須】意外と忘れがちな中古iPhoneを購入後にやること

こんにちは!
スマホ保険ラボの編集長D部長です。

中古iPhoneは、新品のiPhoneと比較して価格的に大きなメリットがあるものの、購入後の初期設定や端末の状態チェックを怠ると、思わぬ不具合やトラブルに見舞われるリスクが高まります。

中古ならではの経年劣化やバッテリー問題、アクティベーションロックがかかっている可能性など、注意すべきポイントは多くあります。

そこで本記事では、中古iPhoneを入手した直後に確認したい初期設定や動作チェックから、意外と見落としがちなバッテリー交換、さらには故障や盗難に備えておきたいスマホ保険まで、幅広く解説していきます。

目次

中古iPhoneを購入したら最初にすべきこと

外観と基本動作のチェック

中古iPhoneを購入後、まず行うべきは外観と基本動作のチェックです。特に以下の項目を重点的に確認しましょう。

  1. 外観検査
    • 本体に目立つ傷やヒビはないか
    • カメラレンズ周辺のキズ
    • ボタンの陥没やゆるみ
    • 画面のカケや浮き
  2. 基本動作確認
    • タッチパネル:タッチの反応が遅い、または一部の反応が悪い部分(いわゆるタッチ切れ)がないか
    • カメラ機能:写真や動画撮影を試し、オートフォーカスの動作やシャッター音、フラッシュが正常か確認
    • スピーカー・マイク:YouTubeなどの動画再生やボイスメモアプリで収音テストを行い、雑音や音割れがないかチェック
    • Wi-Fi・Bluetooth:速度低下や接続切断が頻発しないか
    • 充電ポート・Lightningケーブル:接触不良が起きやすい部分なので、異常な熱をもたないか、充電残量が正しく増えるかなどを検証

外観チェックと基本動作確認は、購入した端末が“使える状態かどうか”を確かめるための大事な確認です。
ここで異常を発見した場合、すぐに購入先(中古ショップやオンラインストア等)へ連絡をし、返品・交換または修理対応が可能かどうかを確認しておきましょう。

アクティベーションロックの確認

中古iPhoneの場合、前の持ち主がApple IDやiCloudの設定を解除していないケースがあります。いわゆるアクティベーションロックというもので、これが残っていると自分のApple IDで正しく設定できない可能性があります。

もちろん、ほとんどの中古販売店がこのアクティベーションロックがかかっていないかを確認しているため、かかっている可能性は非常に低いですが、メルカリやヤフオクなどの個人売買の場合はこうしたトラブルが発生する可能性がございます。

個人売買でかかっている場合は売主に連絡をするようにしましょう。

IMEI番号とSIMロックの確認

これは購入前に確認しておくべき項目なのですが、中古iPhoneの購入前に、IMEI(端末識別番号)を確認するようにしましょう。

IMEIの番号を下記のサイトに入力するとネットワーク利用制限が確認できます。

ネットワーク利用制限チェッカー

ここで△と表示された場合、まだ端末の分割支払いが残っているため、ほとんどないですが端末代金が未完済になるとネットワーク利用制限が×、いわゆる赤ロムの状態となりますので、注意しましょう。

SIMロックの有無も格安SIMや海外で使用を考えている場合はチェックするべきですが、今のスマホは基本SIMフリー、SIMロックがかかっていてもネットから簡単に解除できるので、その点は安心してください。

中古iPhoneのバッテリーの状態チェック

中古iPhoneの購入者が最も注意すべきポイントのひとつがバッテリーの劣化です。

iPhoneはリチウムイオンバッテリーを搭載しているため、使用年数や充電サイクルによって徐々に劣化していきます。新品時には快適だったバッテリー持ちも、2~3年使用すると大幅に減少することも少なくありません。

バッテリー劣化の確認方法

iOSでは、設定アプリの「バッテリー → バッテリーの状態」で現在の最大容量やピークパフォーマンス能力を確認できます。一般的に、最大容量が80%を下回るとバッテリーが相当劣化していると考えられ、使用時間の短縮や突然のシャットダウンなどのリスクが高まります。

中古iPhoneを手に入れた際は、まずこの数値をチェックしましょう。

  • 最大容量80%以下の場合
    交換を検討すべきタイミング。
    バッテリーが劣化していると、充電がすぐ切れる、パフォーマンスが低下するなどの症状が顕在化するため、早めに交換すると快適度が大きく向上します。
  • ピークパフォーマンス性能に制限あり
    劣化が進んでいるバッテリーでは、端末が最大のパフォーマンスを発揮できないように自動調整をかけることがあります。この表示が出ている場合も、交換を検討してください。

バッテリー交換のメリット

バッテリー交換には、以下のようなメリットがあります。

  1. 使用時間の延長
    バッテリーが劣化すると、ちょっとした操作やアプリ起動でも大きく消耗し、数時間でバッテリー残量が半減することも珍しくありません。新品バッテリーに交換することで、外出先での電池切れの不安を大幅に軽減できます。
  2. パフォーマンスの向上
    iPhoneはバッテリー劣化が進むとパフォーマンスを自主的に下げる仕様があります。これは急激な電力供給不足を回避する目的であり、突発的なシャットダウンを防ぐためです。バッテリーを交換すると端末本来の性能をフルに発揮できるようになるため、アプリの起動や動作がスムーズになります。
  3. 膨張などのリスクが減る
    長期間使用されたバッテリーは、発熱や膨張、最悪の場合は発火のリスクも高まります。中古iPhoneは前の所有者がどのような使い方をしていたかわからないため、定期的な交換は安全面から見ても大切です。

バッテリー交換は公式と非正規店どちらでも可能

バッテリー交換は、公式(Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ)だけでなく、非正規店でも行えます。それぞれメリット・デメリットがあるため、状況に応じて選択しましょう。

  • 公式修理(Apple StoreやApple正規サービスプロバイダ)
    • メリット:純正部品が使用され、修理のクオリティが高い。交換後の動作保証や検査などが手厚く安心。
    • デメリット:非正規よりも費用が高くなりがちで、店舗が近くにない場合や混雑時には予約が取りにくい場合がある。
  • 非正規修理店
    • メリット:公式修理よりも安価に済む場合が多い。店舗数が多く、思い立ったときにすぐ交換できることもある。
    • デメリット:部品が純正ではない場合や修理技術にバラつきがあるため、交換後に不具合が出るリスクも考慮が必要。保証も店舗ごとに異なるため、アフターサービスの内容を事前によく確認しておきたい。
      また、非純正部品の使用のためバッテリーの最大容量が表示されなくなります。

中古iPhoneを購入してすぐに「バッテリー持ちが極端に悪い」「パフォーマンスがひどく落ちている」などの症状があれば、早めに交換することをおすすめします。

中古iPhoneのスマホ保険への加入は必須

なぜ中古iPhoneにスマホ保険が必要なのか

中古iPhoneは、新品と比べてメーカー保証が短かったり、既に切れている可能性が高い点が特徴です。

いざ故障やトラブルが起きた時には、高額な修理費を全額自己負担しなければならないケースが少なくありません。特に画面割れや水没、盗難・紛失といったトラブルは出費が大きく、10万円以上かかることもあります。

保険に加入しておくと、もしもの際に修理費用や再購入費を大幅に抑えられるため、経済的リスクを軽減できます。中古とはいえ大切なスマホですから、トラブルに備えてスマホ保険を検討することは非常に意義があります。

中古iPhoneにおすすめのスマホ保険3選

モバイル保険 (さくら少額短期保険)

  • 月額700円最大3台まで登録可能。家族や複数端末を所有している場合にも便利。
  • 補償内容:外装破損や水濡れ、盗難などを幅広くカバーし、年間最大10万円までの修理費用を全額補償(自己負担金0円)。
  • 加入条件販売店の3ヶ月以上の動作保証が付いた中古品であれば加入可能。
  • ポイント:自己負担金0円で画面割れや水没、盗難を補償できるのは非常に魅力的。少額短期保険なので審査手続きも比較的スピーディに行える。
モバイル保険
総合評価
( 5 )
メリット
  • 月額700円で最大3台まで補償でき、家族での利用や複数デバイスを持つ人にとってコストパフォーマンスが高い。
  • 免責金額0円プランがあり、高額な修理費用が発生した際にも安心。
デメリット
  • 月額保険料が他のプランと比較してやや高めに設定されている。
  • 主端末の補償限度額は最大10万円だが、2台目以降の端末は合計で最大3万円までと制限がある。

② スマホケ

  • 月額100円~400円で補償内容をカスタマイズできる柔軟性が特徴。
  • 基本プラン(故障のみ)+ オプション(破損・水濡れ・盗難)といった形で自分のリスクに合わせてカスタマイズ可能。
  • ポイント:低コストで必要な補償だけを追加する仕組みが使いやすい。中古iPhoneにも対応しているので、状態や使用頻度に合わせて最適なプランを組み立てられる。
スマホケ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 購入後いつでもオンラインで簡単に加入でき、キャリアや購入時期を問わず幅広い端末が対象となります。
  • 年間最大10万円までの補償があり、画面割れや水濡れなどの修理費用が高額になる場合でも安心です。
デメリット
  • 破損」「水濡れ」「盗難」のオプションプランでは、修理費用から一律5,000円が自己負担となります。
  • 必要な補償を選択する際、各オプションを個別に選ぶ必要があり、適切な組み合わせを判断するのが難しい場合があります。

③ MYSURANCE

  • 月額470円で年間最大20万円の補償が受けられる。
  • データ復旧や盗難にも対応し、非正規修理店での修理も可。
  • ポイント:20万円まで補償されるため、ハイエンドの中古iPhoneでも修理費の大半をカバーできる。公式以外の修理店でも保険適用される点が利便性を高めている。
MYSURANCE
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 月額200円から利用でき、格安SIMユーザー向けのプランが充実している。
  • スタンダードプランではデータ復旧や盗難・紛失にも対応しており、補償内容が充実している。
デメリット
  • 格安SIM利用者限定のため、大手キャリアを利用しているユーザーは加入できない。
  • 免責金額が3,000円かかるため、小さな故障の場合は自己負担が発生する。

オススメはモバイル保険

僕自身もかれこれ5年ほど加入しているのはモバイル保険 になります。

メリットとしては3台のデバイスを保険に加入することができ、Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信端末を3台まで補償することができます。

iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を加入させており、やはり複数台を1つの保険でカバーできるのは楽ですし、高額なデバイスを持っているので、保険に入っていれば安心を買うことができます。
NintendoSwitchなどのゲーム機を持っている人はゲーム機を副端末として加入させることもできます。

主端末は修理費用を最大10万円まで、修理不能や盗難の場合も最大25,000円まで補償。残り2台の副端末は最大3万円までの修理費用、修理不能や盗難の場合も最大7,500円まで補償してくれます。

デメリットとしては免責金額がない分、他の保証プランより月額費用は高くなります。

しかし、保険金請求はWEBで申請できるなどメリットの方が多いので、個人的に愛用しています。

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保険加入の注意点とチェックポイント

  1. 保証期間の確認
    • ほとんどのスマホ保険が「購入から〇ヶ月以内の申し込み」「販売店での3ヶ月以上の保証付き商品」など、加入条件を設けています。
    • 保証期間が3ヶ月あっても、後半は減額保証の場合は加入条件を満たさないケースもあるため、契約前にしっかり規約を確認しましょう。
  2. 審査書類の準備
    • 中古品の場合、購入証明書(領収書や納品書)と保証書のコピー、あるいは写真のアップロードが必要になることがあります。
    • オンライン加入が可能な保険でも、書類不備で審査落ちになることもあるので、早めに準備しておくとスムーズです。
  3. 補償内容の詳細確認
    • 落下や水没、盗難など、具体的にどのトラブルまでカバーされるかを細かくチェックしてください。
    • 免責金額(自己負担額)が設定されているプランもあり、保険料が安いほど免責金が高い傾向にあります。自分のスマホ使用状況に合ったバランスの良い補償プランを探しましょう。
  4. AppleCare+と中古iPhone
    • AppleCare+は新品購入時(購入後30日以内)であれば加入可能ですが、中古品への新規加入は原則できません。
    • 前の所有者がAppleCare+に加入していて、期間内ならばその保証が継承される場合もあります。ただし名義変更の要件等があるため、事前にAppleのサポートへ問い合わせると確実です。

その他、購入後の対策

最新のソフトウェアアップデートを適用

中古iPhoneは、前の所有者がアップデートを放置していた可能性もあります。iOSのバージョンが古いままだとセキュリティホールを抱え続けることになり、ウイルスや不正アクセスのリスクが高まる場合があります。

購入後は必ず「設定 → 一般 → ソフトウェア・アップデート」をチェックし、最新バージョンが入っているかどうかを確認しましょう。

フィルムやケースで物理的ダメージを予防

中古iPhoneはすでにある程度の使用感があるため、さらにダメージを蓄積しないように保護フィルムや保護ガラス、耐衝撃性のあるケースを装着しておくと安心です。
画面割れやボディの損傷を防げば、転売や下取りに出すときも査定額の低下を最小限に抑えられます。

よくある質問(FAQ)

中古iPhone購入時に最初にチェックすべきポイントは何ですか?

中古iPhoneを手に入れたら、まずは本体の外観や基本的な動作を確認することが大切です。傷やヒビ、タッチパネルの反応、カメラ機能、スピーカー、Wi-Fi、Bluetoothなどを一通りチェックし、異常があれば購入店へ速やかに連絡しましょう。

バッテリーが劣化しているかを確認する方法はありますか?

iPhoneの設定アプリで「バッテリー → バッテリーの状態」を開くと、バッテリーの最大容量が表示されます。一般的に80%を下回ると充電が極端に持たなくなる場合が多く、交換を検討するタイミングといえます。

スマホ保険への加入は本当に必要なのでしょうか?

中古iPhoneはメーカー保証が短かったり、すでに切れているケースも多いです。画面割れや水没、盗難などの故障リスクに備えるため、スマホ保険を検討するのは有効な手段です。高額修理費を抑えられるので、長期的なコスト軽減につながります。

バッテリー交換はどこで行うのがベストですか?

Appleの公式サポートや正規サービスプロバイダを利用すると純正部品が使用され、修理後も安心して使えます。一方で非正規店の修理はコストを抑えやすいメリットがあるため、信頼できる店舗や部品を使用しているかを事前に確認したうえで選ぶとよいでしょう。

まとめ

中古iPhoneは安く買える分、購入直後のチェックやメンテナンスがとても大事です。

特に見落とされがちなバッテリーの状態はしっかり確かめて、必要なら早めに交換を検討しましょう。
また、メーカー保証が切れている場合が多いので、思わぬ高額修理を避けるためにもスマホ保険への加入をおすすめします。

きちんと手間をかければ、中古iPhoneでも快適に長く使えますので、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください!

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