こんにちは!
スマホ保険ラボの編集長D部長です。
スマートフォン(以下、スマホ)は現代の生活に欠かせないアイテムとなり、その高機能化・高価格化に伴い、故障や破損に備えるための保険ニーズが年々高まっています。
一方で、残念ながら一部のユーザーによって「わざとスマホを壊して保険金を請求しようとする」悪用事例が報告されているのも事実です。
こうした不正行為は、単に保険金を受け取れないだけでなく、法的に大きなリスクを伴い、今後の保険加入や保証サービス利用においても不利になる可能性があります。
本記事では、スマホ保険の故意破損に関する具体的なペナルティを中心に解説しつつ、他の保険商品(携行品損害保険やキャリア保証、AppleCare+など)との比較や、モバイル保険と呼ばれるサービスの特徴についても詳しくご紹介します。保険の正しい活用法を知り、不正行為によるリスクを避けながら、より安心してスマホを使うために役立つ情報をまとめました。
「高額修理費をどうにか節約したい」「今の保証サービスに不満がある」「中古端末も補償したい」など、スマホに関するトラブルが不安な方はぜひ最後までご覧ください。
この記事を通して、あなたに合った最適なスマホ保険の選び方と、万が一のトラブルを回避する知識を身につけてもらえれば幸いです。
スマホ保険が必要とされる背景

スマートフォンの価格は年々高額化しており、ハイエンドモデルでは10万円を超えるものが当たり前となりました。スマホは日常生活のあらゆる場面で利用されるため、落下や水没などのトラブルも起こりやすく、修理代金は数万円以上かかることもしばしばです。
- 高額修理代への備え
ディスプレイの交換だけでも2万円以上かかるケースが多く、最悪の場合、本体交換で5万円以上の費用が発生することがあります。 - 日常生活の必需品
スマホは電話やメールだけでなく、SNS、決済、健康管理など多目的に使われます。故障して使えなくなると、仕事やプライベートに大きな支障が出るリスクが高いのです。
こうした背景から、スマホの故障・破損・紛失・盗難などに備える保険のニーズが急激に高まっています。その中でも、特に注目されているのがスマホ保険です。
故意破損(わざと壊す)とは何か?

保険を利用するとき、最も重要な前提は「偶然の事故や不慮のトラブルを補償する」という点です。つまり、「あえてスマホを壊したり、虚偽の盗難申告をしたり」といった行為は、保険の趣旨を根本的に逸脱しているのです。
- 故意破損(わざと壊す)
端末を落とすフリをしてディスプレイを割る、水に浸して内部を故障させるなど、自らの意思で損傷を作り出す行為。 - 虚偽申告(偽装工作)
実際には無くしていないのに「盗難にあった」と申告したり、修理履歴を偽装して保険金を騙し取ろうとする行為。
これらはれっきとした「詐欺行為」です。実際に、保険金の不正受給で刑事罰を受けるケースや契約解除となるケースが報告されています。
スマホ保険悪用における具体的なペナルティとリスク

故意破損や虚偽申告といった悪用行為は、保険会社にとっても重大な問題です。保険金詐欺は他の利用者にも不利益をもたらすため、厳しいペナルティが科されることがあります。ここでは、代表的な3つのリスクについて掘り下げてみましょう。
保険金の不支払い・契約解除
保険会社は、事故発生時の状況や修理内容を精査します。
- 不自然な損傷:例えば、明らかに同じ場所に何度も強い衝撃を与えた形跡があるなど、落下事故とは思えない損傷がある場合。
- 短期間での頻繁な請求:数ヶ月の間に何度も故障が起きているなど、通常では考えにくい状況。
こうした場合は「故意による損傷ではないか?」と疑われ、結果として保険金が支払われないだけでなく、契約解除になる可能性があります。
契約解除は今後、同じ保険会社だけでなく他の保険会社の審査にも悪影響を及ぼすおそれがあります。
法的措置(詐欺罪)
故意破損による保険金請求は、刑法第246条に定められた「詐欺罪」に該当する可能性があります。
- 未遂でもリスク:実際に保険金が支払われなかったとしても、故意に破損を行い、保険金を得ようとした時点で詐欺罪の未遂として立件されることもあります。
- 刑事罰の対象:詐欺罪は「10年以下の懲役」とされており、罰金が科されるケースもあります。さらに、保険会社から損害賠償を請求される可能性も否定できません。
- 具体的事例:過去には、紛失を偽装したり、修理履歴を捏造したりして多額の保険金を騙し取ろうとした人が摘発され、罰金を科せられた例があります。
信用リスク(保険会社・キャリアのブラックリスト)
通信キャリアや保険会社は、不正利用を行った顧客情報を社内データベースで共有することがあります。
- 将来的な加入制限:一度ブラックリスト入りすると、同じ保険商品や類似の保証サービスに加入しづらくなるリスクがあります。
- キャリアの保証サービス利用停止:例えば、auの故障紛失サポートで悪用が発覚した場合、サービスの利用停止だけでなく、他の保険商品への加入すら拒否される可能性があります。
不正利用が記録されると、今後あらゆる保険商品や金融サービスを受けるときに審査面で不利になる恐れがあるため、長期的に大きなダメージを受けることとなります。
保険会社が「故意破損」を疑うケースと調査方法

保険会社は、故意の破損か偶発的な事故かを見極めるために様々な情報を収集・分析します。主に疑われるポイントは以下の通りです。
不自然な損傷例
- 衝撃の集中:一点に集中していて、わざと硬い角に何度もぶつけたような跡がある。
- 極端な破損状況:自然落下では割れないような深刻な内部破損が短期間で繰り返される。
頻繁な保険金請求
- 過去の請求履歴:同じ端末で何度も修理履歴がある、短いスパンで同じような事故を繰り返している。
- 複数台で同様の事故:登録している他の端末も似たようなタイミングで壊れている場合など。
盗難届・修理履歴の偽装
- 虚偽の盗難届:警察の受理番号が実際には存在しない、内容が明らかに不自然など。
- 修理内容の不一致:修理店のレシートや見積書が改ざんされている、発行日がおかしいなど。
保険会社には調査担当のセクションがあり、必要に応じて端末の破損状況を詳細に検証したり、警察・修理店への照会を行ったりします。最終的に「故意」だと判断されれば、ペナルティが科されることは避けられません。

スマホ保険(モバイル保険)の概要と他保険との比較

ここまで読んで、「スマホ保険=悪用が多いから危険」というイメージを持たれた方もいるかもしれません。しかし、本来スマホ保険は「正しく使えば非常にメリットが多い」サービスです。例えば、「モバイル保険
」と呼ばれるサービスは下記のような特徴があります。
補償範囲の広さ
- 対象トラブル:画面割れ、水没、落下、盗難、紛失(プランによる)など幅広くサポート。
- 修理不能時の交換費用:修理費用だけでなく、修理不能時の端末交換費用にも対応しているケースが多いです。
免責金の有無
- 免責金なし:モバイル保険
の多くは、修理時の自己負担が発生しないプランが用意されています。
- AppleCare+との比較:AppleCare+では自己負担金(最大11,800円)がかかる場合がありますが、モバイル保険は自己負担ゼロ円で済むことも珍しくありません。
キャリア保証・携行品損害保険・AppleCare+との比較
- キャリア保証(例:au、docomo、SoftBank)
- 加入期限の制限がある(購入後14日以内など)。
- 年間2回までなど、利用回数制限が厳しめ。
- 中古端末の場合、そもそも加入できないケースが多い。
- 携行品損害保険
- 主に旅行中の事故が対象となるため、日常的な故障や紛失は補償外となる場合が多い。
- 紛失時の証明手続きが煩雑で、保険金が下りにくい傾向がある。
- AppleCare+
- 年間費用が1.5万円程度と高めで、修理時にも自己負担が発生。
- iPhoneやiPadなど、Apple製品限定のサポート。
これらと比べると、モバイル保険は「広い補償範囲」「自己負担の少なさ」「中古端末も対象になりやすい」などの特徴で優位性を持っています。
モバイル保険が選ばれる理由

ここでは、あらためてモバイル保険がスマホユーザーから支持される理由を3つ挙げます。
中古端末・複数デバイスへの対応
- 最大3台まで登録可能:スマホだけでなく、タブレットやノートPC、ゲーム機なども一緒に保険対象にできるプランが多いです。
- 購入後1年以内なら中古端末もOK:キャリア保証やメーカー保証では加入できない中古端末でも、モバイル保険なら加入できるケースがあります。
保険料のコストパフォーマンス
- 月額700円程度:AppleCare+よりも年間コストが安く、自己負担金もなし。
- 家族や複数デバイスでの利用:複数台をまとめて登録することで、さらにコストパフォーマンスが高まります。
修理場所の自由度
- 正規店以外でも補償対象:街角の修理店やオンラインの修理サービスでも、見積書さえあれば保険金が適用される場合が多いです。
- スピード修理:自分の都合に合わせて修理先を選べるため、急ぎの場合でも便利に対応可能。
僕もかれこれ5年ほど加入しているのがモバイル保険
になります。
iPhone、Macbook、AppleWatchの3台を加入させており、やはり複数台を1つの保険でカバーできるのは楽ですし、高額なデバイスを持っているので、保険に入っていれば安心を買うことができます。
ゲーム機を持っている場合、ゲーム機を入れたりもできるので、幅広く保証してもらえるのにメリットを感じています。
主端末は修理費用を最大10万円まで、修理不能や盗難の場合も最大25,000円まで補償。残り2台の副端末は最大3万円までの修理費用、修理不能や盗難の場合も最大7,500円まで補償してくれます。
補償金額も十分なので、個人的にはかなりオススメです。
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ペナルティを回避し、正しくスマホ保険を活用するためのポイント

保険の悪用は厳禁ですが、正しく利用する限りは非常に心強い存在です。ここでは、ペナルティを回避しながら上手にスマホ保険を使うためのコツを紹介します。
保険規約の事前確認
- 補償対象外のチェック
経年劣化や自然故障、バッテリー交換、軽微な傷などが対象外になっていないか確認が必要です。モバイル保険は幅広い補償が魅力ですが、事前に細かい規約を読むことで「いざという時に適用されない」という不満を防げます。 - 加入条件の把握
中古端末の場合、正常作動する端末であることや外観の大きな破損がないことが求められる場合があります。申し込み前に端末の動作チェックや外観の写真を撮っておくと安心です。
事故や紛失時の適切な対応
- 盗難の際の警察届出
盗難に遭った場合はすぐに警察へ届け出を行い、受理番号を取得しましょう。これがないと保険会社に証明できず、保険金が下りない可能性があります。 - 破損時の写真・修理見積書の保管
端末が破損したら、できるだけ早く写真や動画を撮って記録しておくとともに、修理見積書や修理証明書を保管しておきましょう。 - 修理前に保険会社へ連絡
自己判断で修理に出す前に、保険会社へ連絡して必要書類を確認すると手続きがスムーズに進みます。
保険を上手に使うコツ
- サブ端末の確保
モバイル保険は代替機の提供を行っていない場合が多いため、修理期間中は予備のスマホやPCを使えるようにしておくと日常生活が止まりません。 - 適度なメンテナンス
故障リスクを下げるためにも、定期的な保護フィルムや保護ケースの交換、ソフトウェアアップデートを行いましょう。 - 保険料の払い忘れに注意
月額払いの場合、自動引き落としが残高不足になると保険が無効になる可能性があります。クレジットカードの利用枠や銀行口座の残高を定期的にチェックする習慣をつけておくと安心です。

モバイル保険は安心とコストメリットを両立する最適解

ここまで、故意破損の法的リスクや保険会社の調査体制、そしてモバイル保険の魅力と正しい活用方法について解説してきました。改めて重要なポイントを振り返ってみましょう。
- 故意破損・虚偽申告は絶対NG
- 詐欺罪に該当し、未遂でも懲役や罰金など厳しい罰則が適用されるリスクあり。
- 保険金の不支払いはもちろん、契約解除・将来的なブラックリスト登録など信用リスクも高い。
- モバイル保険のメリット
- 広い補償範囲:画面割れや水没だけでなく、盗難・紛失(プランによる)にも対応。
- 免責金なし:AppleCare+などに比べて自己負担が少なく、修理費の全額負担が可能な場合も。
- 柔軟な対応:中古端末や複数デバイスもまとめてカバーできるため、コストパフォーマンスが高い。
- 修理の自由度:街角の修理店や公式以外のサービスでも補償対象になるケースが多い。
- 適切な保険選びと正しい利用で安心を確保
- 携行品損害保険やキャリア保証、AppleCare+などとの違いを理解し、自分の利用スタイルに合った保険を選ぶ。
- 加入時には規約をよく読み、事故が起きた際には迅速に必要書類を揃えて保険会社に連絡する。
特にスマホをメインの通信手段としている方や、タブレットやノートPCなど複数のデバイスを所有している方には、モバイル保険の「月額700円程度で幅広くカバーできる」というコストメリットは非常に魅力的です。万が一の事故や盗難に備えることで、日常生活や仕事の生産性を落とさずに済む点も大きな強みといえます。
まとめ
「スマホ保険でわざと壊して保険金を得る」という行為は、想像以上に大きな法的リスクを伴い、長期的な信用問題にも発展しかねません。一方で、正しい使い方をすれば、スマホ保険――特に柔軟な補償が魅力のモバイル保険
は、費用負担を軽減し、スマホライフをより安心して送るための最適な選択肢となり得ます。
- 中古端末でも加入可能
- 複数端末をまとめて補償
- 自己負担ゼロ円のプランあり
- 修理店の選択肢が広い
こうしたメリットを活かして、あなたのスマホ利用を強力にサポートしてくれるのがモバイル保険の大きな強みです。ぜひ保険の切り替えや新規加入の際に、「自分にとって最適な補償内容か?」「費用対効果は高いか?」といった観点で比較検討し、安心・安全なスマホライフを手に入れてください。
万が一、端末が故障・紛失した場合でも、モバイル保険であればスピーディかつ手厚い補償が受けられます。大切なスマホを長く使いつつ、あなたのスマホライフをより豊かにする一つの選択肢となるはずです。