こんにちは!
スマホ保険ラボの編集長D部長です。
近年、スマートフォン(iPhoneやAndroid)は私たちの生活に欠かせない必需品となりました。
連絡手段としてはもちろん、SNS、動画視聴、キャッシュレス決済、業務連絡など、多岐にわたる用途で活躍しています。一方で、端末価格がますます高騰しており、ハイエンドモデルでは20万円を超えるものも珍しくありません。
そのため、ちょっとした不注意で画面を割ってしまったり、水没させてしまった場合の修理費は数万円単位になることもあります。
「修理費用が高いなら、スマホ保険に加入すればいいのでは?」という意見もあれば、「そもそもスマホ保険なんていらないのでは?」という声も多いのが実情です。
本記事では、スマホ保険の基本知識から、加入すべき人・不要な人の特徴、さらには代表的な民間保険4社の比較や注意点などを徹底解説していきます。この記事を読めば、スマホ保険の必要性や、自分に合ったプランの選び方がクリアになるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
スマホ保険とは?

スマホ保険とは、スマートフォンが故障・破損・水没・盗難・紛失など、想定外のトラブルに見舞われた際、修理費用や買い替え費用を補償してくれる保険の総称です。メーカーやキャリアが提供する保証サービスとは異なり、ユーザーの過失による破損や水没も補償対象となるケースが多いのが特徴です。
スマホ保険でカバーされる主なトラブル
- 物理的損傷:落下による画面割れ、背面ガラスの破損など
- 水没・水濡れ:トイレや洗濯機への落下、雨天下での水濡れ
- 故障:バッテリーや充電部分の不具合、基盤故障など
- 盗難・紛失:電車内での置き忘れやスリによる盗難、旅行先での紛失
- その他の不測事態:プランによってはデータ復旧費用が含まれる場合も
スマホ本体のメーカー保証は基本的に自然故障のみカバーし、落下や水没などユーザーの過失による故障は対象外です。
そのため、うっかりしたミスやアクシデントに備えたい場合は、スマホ保険のような総合的な補償プランが役立つと言えるでしょう。
スマホ保険とキャリア独自保証の違い
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)でも、月額数百円〜千円程度で「スマホ補償サービス」を提供しています。しかし、キャリアによっては補償対象端末が限定されていたり、中古スマホや格安SIM利用者は加入できないといった制約がある場合も。一方で民間のスマホ保険は、
- 中古端末
- SIMフリーモデル
- 格安SIM利用のスマホ
などでも加入しやすいというメリットがあります。スマホ保険を検討する際は、自分の端末の種類や利用状況にあったプランを選ぶことが大切です。
スマホ保険は本当にいらない? 加入すべき人・不要な人の特徴

スマホ保険が「絶対に必要」というわけではなく、人によっては「加入しておいた方が安心」という場合もあれば、「不要かもしれない」という場合もあります。ここでは、加入が向いている人と、そうでない人の代表的な特徴を挙げていきましょう。
加入がおすすめな人の特徴
- 高額スマホを長期間使う人
- iPhone 15 ProやGalaxy Sシリーズなど、端末代金が15万〜20万円以上するハイエンド機種は、修理費も高額です。
- 画面割れだけでも3〜5万円、基板修理となればさらに高額になることもあるため、保険で修理費を抑えたい人は加入を検討しましょう。
- 仕事でスマホを多用する人
- 営業職や外回りが多い人は、外での移動中に誤って落としたり、雨で濡らしてしまうリスクが高まります。
- 仕事の連絡に支障が出るとダメージが大きいため、万が一のときスピーディに修理・交換できる保険は心強い存在です。
- 小さな子どもがいる家庭
- 子どもがスマホを触っている最中に画面を割る、水をこぼすといったケースは珍しくありません。
- スマホが壊れても、保険に加入していれば自己負担額を減らせますし、精神的な安心感も高まります。
- 過去にスマホを何度も壊した経験がある人
- 何度も画面を割ってしまうような人は、修理代を積み重ねるより、保険でカバーしておいたほうが長期的にお得になる可能性があります。
不要な人の特徴
- 機種変更を頻繁にする人
- 2年ごとに新しいスマホに買い替える場合、修理より買い替えのほうが結果的に経済的になるケースもあります。ただし、スマホを買い替えても契約をそのままで機種登録を変えるだけで保険を継続できるプランが多いため、機種変更を頻繁にする人も加入するメリットはあります。
- 保険料を支払い続けるより、新しい端末を購入する予算に回したほうが得策という考え方です。
- 保護ケースやガラスフィルムを徹底している人
- 頑丈なケースや強化ガラスフィルムを装着して、落下などのリスクを極力減らせている場合、保険の必要性は相対的に下がります。
- ただし、対策を講じていても、100%事故を防げるわけではない点には留意しましょう。
- 低価格スマホや中古スマホを使う人
- 端末そのものの価格が1〜2万円程度の場合、修理費用も比較的安く抑えられることが多いです。
- 毎月の保険料を合計すると修理費を上回ってしまい、結果的に損になる場合もあるため、注意が必要です。

民間スマホ保険4社の徹底比較
民間のスマホ保険は、キャリアの補償サービスと比較して柔軟なプラン設定や対応端末の幅広さが特徴です。ここでは、代表的な4社のプランと月額料金、補償内容などを比較表とともに解説します。
保険会社・プラン名 | 月額料金 | 補償内容 | 年間補償限度額 | 自己負担額 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
さくら少額短期保険 「モバイル保険」 | 700円 | 破損・水濡れ・故障・盗難 | 10万円 | 0円 | 3台まで登録可能、修理回数制限なし |
ニッセイプラス少額短期保険 「スマホ保険」 | 200~400円 | – シンプルプラン:破損のみ – 安心プラン:破損+水濡れ+故障+盗難 | 5~10万円 | 3,000円 | 低価格プランが魅力、中古端末もOK |
クロネコ 「スマホもしも保険」 | 200~790円 | 破損・水濡れ・故障・盗難・データ復旧 | 10~40万円 | 3,000円 | 高額補償に対応、格安SIM契約者限定 |
ワランティ少額短期保険 「スマホケ」 | 100~400円 | 故障(ベース)+オプション追加(破損・水濡れ・盗難など) | 10万円 | 5,000円 | 必要な補償だけを選べるカスタマイズ型 |
上記4社は比較的知名度が高く、キャリア利用者・格安SIM利用者・中古スマホ愛用者など幅広いユーザーが利用しやすいプランを展開しています。具体的には以下のようなポイントを比較の参考にすると良いでしょう。
- 月額料金:200円〜700円程度と幅がある
- 補償内容:破損や水濡れだけでなく、盗難・紛失の有無も重要
- 年間補償限度額:1年で何度トラブルが起きても上限までカバーされるか
- 自己負担額(免責金額):0円なのか3,000円なのかで実質的な負担が変わる
- その他サービス:データ復旧補償やオプションの有無
各社プランの詳細解説

ここでは、先ほどの比較表で示した4社の特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。自分の端末や使用状況に合致するプランを見つける参考にしてください。
さくら少額短期保険「モバイル保険」
- 月額料金:700円
- 補償内容:破損・水濡れ・故障・盗難・紛失など
- 年間補償限度額:10万円
- 自己負担額:0円
- 大きな特徴:
- 3台まで登録可能:スマホだけでなく、タブレットやスマートウォッチなども含めて家族や自分名義でまとめられる
- 修理回数に制限なし:年間補償限度額の範囲内であれば何度でも補償が受けられる
- 自己負担0円:修理代をまるごと補償
「モバイル保険
」は、1契約で3台までカバーできるのが最大の魅力です。家族がスマホを複数台持っている場合は、まとめて補償したほうがコストパフォーマンスが高いでしょう。また、自己負担金がゼロなので、実際の修理費が大きいほどお得感を感じやすいのもメリット。高価格スマホを所持している方には特におすすめです。

- 月額700円で最大3台まで補償でき、家族での利用や複数デバイスを持つ人にとってコストパフォーマンスが高い。
- 免責金額0円プランがあり、高額な修理費用が発生した際にも安心。
- 月額保険料が他のプランと比較してやや高めに設定されている。
- 主端末の補償限度額は最大10万円だが、2台目以降の端末は合計で最大3万円までと制限がある。
ニッセイプラス「スマホ保険」
- 月額料金:200〜400円
- シンプルプラン(破損のみ)だと安価
- 安心プラン(破損・水濡れ・故障・盗難)でも400円程度
- 年間補償限度額:5万円または10万円(プランによる)
- 自己負担額:3,000円
- 特徴:
- 低価格で気軽に加入できる
- 中古端末も対象
- 自然故障や盗難までカバーする安心プランあり
「スマホ保険」は、月額が200円からという低コストが魅力的です。「画面割れをちょっと補償してほしい」という最低限のニーズにはシンプルプランがお得。一方で「盗難や故障まで幅広く補償がほしい」という人は安心プランを選択できます。中古端末も加入OKなので、リユース品を使っている人にとってもありがたい保険です。

- 月額200円からと保険料がリーズナブルで、初めてスマホ保険を検討する人にも加入しやすい。
- 日本生命の子会社が提供しており、信頼性が高い。
- 免責金額が3,000円かかるため、小さな故障の場合は自己負担が大きくなる可能性がある。
- シンプルプランでは破損のみが補償対象であり、補償範囲が限定的。
クロネコ「スマホもしも保険」
- 月額料金:200〜790円
- 補償内容:破損・水濡れ・故障・盗難・データ復旧など
- 年間補償限度額:10万円〜40万円
- 自己負担額:3,000円
- 特徴:
- 補償金額が高額(最大40万円)なので、ハイエンド機種でも安心
- データ復旧サービスが付帯
- 格安SIMユーザー限定プラン
「スマホもしも保険」は、名前の通り“もしも”のトラブルに手厚く備えられるのが特徴です。最大40万円という高額補償に対応しており、iPhone 15 Pro MaxやGalaxy Sシリーズなど超ハイエンドモデルを利用している場合も安心。
さらに、データ復旧費用まで含まれるため、ビジネスで重要データを扱う人や、大量の写真・動画データを保存している人に重宝されます。ただし、加入には格安SIM契約者であることが条件なので、大手キャリアを利用中の人は注意してください。

- スマホ購入時に限らず、既にお持ちのスマホでもWEBから簡単に加入できる点が好評です。
- ライトプラン(200円/月)とスタンダードプラン(470円/月)など、補償内容に応じて選べるため、コストパフォーマンスが高いと評価されています。
- ライトプランは「docomo(ahamo含む)」「au」「Softbank」などの大手キャリアをご利用の場合は加入できないため、利用できるキャリアが限定され、選択肢が狭まります。
- 各プランには事故ごとの補償上限(ライトプランは最大5万円、スタンダードプランは最大10万円など)が設定されており、高額な修理費用が発生した場合は不足分を自己負担する可能性があります。また、1契約につき1台までとなっているため、複数台所有の場合は別途契約が必要となる点も注意が必要です。
ワランティ少額短期保険「スマホケ」
- 月額料金:100〜400円
- 補償内容:ベースプランは故障のみ。オプションで破損・水濡れ・盗難などを追加
- 年間補償限度額:10万円
- 自己負担額:5,000円
- 特徴:
- 必要な補償を自由にカスタマイズできる
- 月額100円という業界最安水準のプランもあり
- 修理回数無制限(上限額まで)
「スマホケ」は、不要な補償を省き、必要な分だけオプションを付けられるカスタマイズ型プランが強み。
とにかく月額保険料を抑えたい人や、「故障だけはカバーしたい」「盗難はまずないから外したい」など細かいニーズを持つ人に向いています。ただし、自己負担額が5,000円とやや高めなので、落下や水没など高額修理が想定される場合は、そのぶんのメリットを感じやすくなります。

- 購入後いつでもオンラインで簡単に加入でき、キャリアや購入時期を問わず幅広い端末が対象となります。
- 年間最大10万円までの補償があり、画面割れや水濡れなどの修理費用が高額になる場合でも安心です。
- 破損」「水濡れ」「盗難」のオプションプランでは、修理費用から一律5,000円が自己負担となります。
- 必要な補償を選択する際、各オプションを個別に選ぶ必要があり、適切な組み合わせを判断するのが難しい場合があります。
個人的にオススメなのはモバイル保険
です。
やはり、Wi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信端末を3台まで補償可能な保険を1契約でまかなえるのは非常に便利です。
主端末は修理費用を最大10万円まで、修理不能や盗難の場合も最大25,000円まで補償。残り2台の副端末は最大3万円までの修理費用、修理不能や盗難の場合も最大7,500円まで補償してくれます。
僕もiPhone、Macbook、AppleWatchの3台をモバイル保険
に登録しています。
1つ1つ加入すると700円以上になるケースが多く、他の保険サービスより月額料金は高めに設定されていますが、ほとんどの方がスマホ以外にもデバイスを持っているケースが多いので、複数端末を持っている人には非常にオススメです。
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スマホ保険のメリット・デメリット

5-1.メリット
- 修理費や買い替え費用のリスクヘッジ
- スマホ修理は意外と高額。保険に加入していれば、思わぬ出費を抑えられます。
- 精神的な安心感
- うっかり落としても「保険があるから大丈夫」と考えられるため、スマホを扱うストレスが軽減されます。
- 盗難・紛失時の迅速な対応
- 海外旅行中などで盗難に遭ってしまった際も、保険金を使って代替機を手配しやすくなります。
- 民間保険は端末や通信契約を選ばない
- キャリア契約がなくても、中古スマホや格安SIM利用者でも加入しやすいプランが豊富。
デメリット
- 保険料の累積負担
- 月々数百円でも、1年〜2年と積み重なると1万円近い出費になり得ます。トラブルがなければ「払い損」と感じるかもしれません。
- 補償対象外の条件や免責事項
- 故意の破損や経年劣化、製造上の初期不良などは保険適用外となる場合が多いです。
- 盗難でも「警察への届出が必須」など、手続き面の制限があるケースも。
- 手続きが面倒な場合がある
- 修理前に保険会社に連絡し、見積書や写真の提出を求められることがあります。
- 手続きが煩雑で、結局は保険が使いにくいと感じる場合もあるでしょう。
- 端末の状態により加入不可の場合がある
- すでに画面が割れている、故障を抱えている端末は加入を断られるケースが一般的です。
加入時にチェックすべきポイント

スマホ保険を選ぶときは、以下のようなポイントを事前に確認すると、後で「こんなはずではなかった」というミスマッチを防ぎやすくなります。
- 補償範囲の明確化
- 「破損・水濡れのみ」なのか、「盗難・紛失も含まれる」のか
- データ復旧費用など付帯サービスはあるか
- 年間補償限度額
- 1回の修理だけでなく、1年間に複数回故障した場合でも合計いくらまでカバーされるか
- 高額スマホなら最低でも10万円以上の補償があると安心
- 自己負担額(免責金額)
- 修理費用の一部を自己負担するプランなのか、0円で済むのか
- 自己負担額が高いと、修理費が比較的安いトラブルだと損になる可能性も
- 契約端末数と家族利用
- 1契約で複数台を補償できるプランなら、家族が多いほどコスパが良い場合がある
- 加入条件・端末状態
- 中古端末や既に使っている端末でも加入可能か
- すでに故障している、画面が割れている端末は対象外になることが多い
スマホ保険と他の補償サービスの違い

ここで一度、スマホ保険に似たサービスと比較してみましょう。例えば、「AppleCare+」やクレジットカード付帯の保険などがありますが、それぞれメリット・デメリットが異なります。
- AppleCare+(Apple公式の延長保証)
- 自然故障や製品不良に加え、一定回数の過失や事故による損傷を低額で修理できる
- ただし、iPhoneなどApple製品限定。Android端末には適用できない
- 盗難・紛失プランを付けるとスマホ保険より割高になるケースも
- クレジットカード付帯保険
- 一定の条件(カードで端末を購入したなど)を満たすと、破損・盗難補償が付く場合も
- カバー範囲や利用限度額が限定的なことが多く、スマホ保険ほど幅広いトラブルに対応していない
- 家電量販店の延長保証
- 端末購入時に店頭で案内される延長保証サービスは「自然故障」が主な対象
- 落下や水没など「過失」が伴う故障の場合、補償されないことがほとんど
これらのサービスと比較して、「万が一のアクシデントにどこまで対応してくれるのか?」を基準に考えると、スマホ保険の必要性がよりはっきりするでしょう。
よくある質問(FAQ)
- スマホ保険は途中で解約できる?
-
ほとんどのスマホ保険は月単位で契約が更新される形式が多く、いつでも解約が可能です。ただし、保険会社によっては年間契約や最低利用期間が定められている場合もあるため、事前に確認してください。
- 修理は正規店でなくてもいいの?
-
保険会社によって異なります。正規サービスプロバイダでの修理のみを認めるところもあれば、街の修理店でOKというところもあります。保険加入前に「修理対応店舗」に関する規約をチェックしておきましょう。
- スマホ保険とキャリア補償を併用するメリットは?
-
「キャリア補償に入れないSIMフリースマホをサブで持っている」など、併用がメリットになるケースもあります。ただし、過度に重複していると保険料の無駄になるため注意が必要です。
- 海外渡航時の補償は本当に受けられるの?
-
民間のスマホ保険には海外での利用を想定した補償が含まれている場合があります。ただし、盗難や紛失の際に「警察への届出が必須」など手続きが必要です。証明書がないと保険金が支払われないこともあるため、必ず保険約款を確認しましょう。
- 紛失したときに保険金を受け取るにはどうすればいい?
-
紛失したときに保険金を受け取るにはどうすればいい?
A.まずは最寄りの警察署に紛失届を提出し、受理番号を取得します。その後、保険会社の指示に従って書類を提出し、保険金請求する流れが一般的です。警察届け出を怠ると、保険金が下りない場合が多いため要注意です。
スマホ保険は「リスク管理」として検討を
スマホ保険は、ハイエンド端末を長期利用したり、落下や水濡れが頻繁に起こりそうな環境にある人にとっては、非常に大きなメリットがあります。数万円規模の修理費用を何度も払うリスクを抱えるより、月々の保険料を支払ってでも安心感を手に入れたい方は加入を検討すべきでしょう。
一方で、端末価格が低く、2年ごとに買い替える予定の人や、落下リスクを最小限に抑えている人にとっては、スマホ保険のコストパフォーマンスは低いと感じられるかもしれません。結果的に保険料のほうが割高になり、「保険に加入しなければよかった」と後悔するケースも考えられます。
そのため、最終的には以下のような判断基準で選ぶのがおすすめです。
- スマホの購入価格・修理費
- 端末を壊した場合、修理にいくらかかるか。その額は月額保険料の合計を上回るか?
- 使用期間・買い替えサイクル
- 長く使うほど、破損リスクが高まり、保険の恩恵を受けやすい
- スマホ利用環境
- 子どもと一緒に使う、業務で酷使する、アウトドアで使用する機会が多いなど、リスクが高いかどうか
- 自己負担金や補償範囲
- 民間保険なら豊富なプランがあるので、比較検討して最適なものを選ぶ
スマホは現代人にとって欠かせないツールだからこそ、予期せぬ出費リスクに対してどう備えるかは重要なテーマです。「スマホ保険はいらない」と断言するのではなく、自分のスマホ使用状況やライフスタイルを客観的に見直し、必要性を判断してみてください。
まとめ
スマホ保険をめぐる「いらない」「必要だ」の議論は、人によって状況が大きく異なるため、一概にどちらが正解とは言い切れないのが実情です。
高価なスマホを壊してしまったときの修理費用や、海外で盗難に遭ったときの買い替え費用などは、予想以上に大きな出費となります。そうしたリスクを少しでも回避したい人にとって、スマホ保険は有効なリスクヘッジとなるでしょう。
一方、「スマホの買い替えが早い」「端末自体が安い」「落下リスクを徹底的に抑えている」などの理由で保険コストのほうが割高になりそうな人には、加入を見送るという選択肢もあります。重要なのは、スマホ保険が自分の使い方に合ったサービスかどうかを見極めることです。
もし加入を検討しているなら、キャリア補償と民間保険の両面を比較し、端末価格や年間の使用状況に照らし合わせてみましょう。民間保険なら「モバイル保険
」のように家族3台までまとめられるお得なプランもありますし、「スマホもしも保険」のような高額補償+データ復旧サービス付きのものも存在します。
また、低価格で必要最低限の補償が欲しいなら「スマホ保険(ニッセイプラス)」や「スマホケ(ワランティ)」のようなプランも魅力的です。
最終的には、自分の端末の購入金額や利用リスクを総合的に判断し、スマホ保険の必要性を冷静に見極めることが大切です。スマホ保険は「入っておいて良かった」と安心を得られる反面、「使わないのに保険料だけ払い続けた」となる可能性もゼロではありません。ぜひこの記事を参考に、ご自身にぴったりの選択をしてください。