【徹底解説】中古スマホでも入れる?スマホ保険の注意点と選び方

こんにちは!
スマホ保険ラボの編集長D部長です。

スマートフォン(iPhoneやAndroid)は日常生活に欠かせない存在となり、通話やSNS、写真撮影、キャッシュレス決済など、その活用シーンは年々拡大しています。
一方、最新モデルの高価格化が顕著で、ハイエンド機種になると10万円を超えることも珍しくありません。そこで「中古スマホ」に目を向け、コストを抑えて端末を手に入れようと考える方が増えています。

しかし、中古のiPhoneやAndroidといえど故障・破損した際の修理費は新品と同等になるケースが多く、万が一の出費が高額になることも。しかも、中古スマホはメーカー保証が切れている場合が多いため、保険がなければ修理費を全額自己負担しなければならないリスクがあります。そこで注目されるのがスマホ保険です。

本記事では、「中古スマホでも加入できるスマホ保険の必要性やメリット・デメリット」「保険選びのコツや注意点」を徹底解説します。中古スマホ購入を検討している方、もしくは中古スマホを使っている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

中古スマホにスマホ保険は必要?その理由

修理費用の高さがネック

まず大前提として、スマホ保険が必要とされる最大の理由は修理費用の高さにあります。たとえ中古スマホであっても、修理費用は新品と同額で請求されることが一般的です。

  • 例として、iPhone16の画面割れ修理費は42,800円~56,800円とかなり高額です。
  • 落下による画面割れや水没は、メーカー保証外であれば全額自腹になることが多いです。

中古スマホの場合、購入時にはリーズナブルな価格で手に入れられたとしても、「修理費用が高すぎて、最終的には新品を買った場合と変わらないか、それ以上の出費になってしまう」ケースも存在します。そういったリスクから身を守るために、スマホ保険のニーズが高まっているのです。

中古スマホの品質向上でもリスクは残る

近年の中古スマホは、リユース市場の活性化にともない品質が大きく向上しています。

  • 「Aランク」「整備済み品」といった、ほぼ新品に近い状態の端末も増えてきました。
  • バッテリー交換済みの端末も見られ、長期間快適に使える可能性があります。

しかし、いくら状態が良いとはいえ、新品と比べるとバッテリーが多少劣化していたり、過去の使用状況によっては突然の故障リスクが高まっている場合もあります。予期せぬ不具合が起こった際、保険があれば大きな出費を抑えられる点は、中古スマホユーザーにとって大きなメリットです。

キャリア補償サービスの非対応

キャリア(ドコモ、au、ソフトバンクなど)が提供している補償サービスは、多くの場合「端末を購入したタイミングでしか加入できない」仕様です。そのため、中古スマホを後から購入した場合や、メルカリなど個人間取引で入手した場合は、キャリアの補償サービスを利用できないケースがほとんどです。

一方、保険会社が提供するスマホ保険であれば、

  • 後からでも加入可能
  • 月額料金もおよそ100円~700円と比較的安め
  • 端末写真による審査や購入店の保証書の有無など、加入条件はあるもののフレキシブルに対応

という特徴があります。中古スマホを長く安心して使うには、キャリア補償が受けられない分、スマホ保険の活用が有効といえます。

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中古スマホが保険加入できる条件

中古スマホ向けの保険に加入する際には、いくつかの必須条件や注意事項があります。加入条件を満たしていない場合は保険対象外となる可能性があるため、あらかじめ確認しておきましょう。

必須条件

  1. 正常動作・外観の良好さ
    画面割れや機能不良がない、電源が正常に入るなど、問題なく動作する端末であることが基本条件です。実際には、保険会社の審査で端末写真を提出したり、IMEI(製造番号)を入力して確認されるケースが多いです。
  2. 販売店の保証期間
    多くのスマホ保険では、「購入店による3ヶ月以上の保証」がついていることが条件とされる場合があります。たとえばモバイル保険 (さくら少額短期保険)では「購入店が発行する3ヶ月以上の動作保証付き端末」である必要があります。
  3. 技適マークの有無
    日本国内で正規販売された端末であることが重要です。技適マークのない海外モデルやSIMフリー端末の場合は、保険対象外となることがあります。格安で海外から輸入したスマホには注意が必要です。

注意すべき制約

  1. 購入後の経過期間
    保険によっては、「購入から○ヶ月以内」あるいは「1年未満の端末に限る」といった制限があります。中古スマホを購入後、あまりにも時間が経過していると申し込み自体ができなくなる可能性があるため、できるだけ早めに手続きをすることが望ましいでしょう。
  2. 機種制限
    一部の保険プランでは、対応メーカーや機種が限定されている場合があります。Apple(iPhone)やSamsung(Galaxy)などの主要ブランドのみが対象となっている保険もあるため、自分が購入した中古スマホが対応しているかどうかを確認しましょう。
  3. SIMの種類
    まれに「格安SIM(Y!mobile、UQモバイルなど)で利用している端末のみ対象」といった制約がついているプランがあります。大手キャリア回線で使っている場合は適用外になる可能性もあるため、保険加入前にしっかり条件をチェックする必要があります。

中古スマホ向けおすすめ保険3選

ここからは、中古スマホでも加入しやすい代表的なスマホ保険を3つご紹介します。月額料金、補償内容、加入条件などを比較して、自分に合ったプランを探してみてください。

モバイル保険(さくら少額短期保険)

  • 月額:700円
  • 補償内容:年間10万円までの修理費用を全額補償(回数無制限)。副端末(他の2台)は最大3万円まで
  • 加入可能端末数:最大3台まで登録可
  • 盗難・修理不可時:最大25,000円まで補償
  • 特徴:キャッシュレス修理が可能(ユーザーが負担0円で修理できる)
  • 加入条件:販売店から3ヶ月以上の保証が付帯している中古スマホ
モバイル保険
総合評価
( 5 )
メリット
  • 3台まとめて補償できるため、家族で複数の端末を使っている人に向いている
  • 修理対応がスピーディーで、免責金が設定されていない場合が多い
  • 回数無制限で保証が受けられるので、頻繁に故障・破損をしてしまう人にも安心
デメリット
  • 中古スマホは「3ヶ月以上の保証」がついた端末以外は加入不可
  • 月額700円と、他の格安プランに比べるとやや高め

僕自身もかれこれ5年ほど加入しているのはモバイル保険 になります。

やはり最大3台までのWi-FiやBluetoothにつながるモバイル通信端末を補償登録できるのがメリットです。
僕もiPhoneを主端末にしAppleWatchとMacbookを加入させています。

月額700円で3台のデバイスの安心を買えるのはかなりお得に感じます。

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スマホ保険(justInCase)

  • 月額:200円~400円程度
  • 補償内容:破損・水濡れ・盗難をカバー、年間最大10万円まで補償
  • 加入条件:基本的には端末写真審査のみ(正常動作品であること)
  • 特徴:オンライン完結型でスマホから簡単に加入手続きができる
justInCase
総合評価
( 4 )
メリット
  • 比較的月額費用が安価で、ライトユーザーでも導入しやすい
  • 端末写真で審査を行うため、購入店の保証書がなくても加入できる場合が多い
  • 盗難や水濡れにも対応しているので、外出や水場での利用が多い人にも安心
デメリット
  • 保証上限が年間10万円のため、高額修理が必要になるハイエンド端末では不足する可能性も
  • 加入時に端末写真など、自己申告ベースの審査となるため、後日トラブルが起こったときに細かい条件確認が入るケースがある

スマホケ(ワランティ少額短期保険)

  • 月額:100円~(基本故障補償)
    • オプションで破損や水濡れ補償を追加すると+100円ごと
  • 補償内容:自由にカスタマイズ可能(破損・水濡れ・盗難など)
  • 特徴:使いたい補償だけを追加できる“自分好み”の設計ができる
スマホケ
総合評価
( 4 )
メリット
  • 月額コストを極力抑えたい人には最適
  • オプションを積み増していく形なので、自分のリスクに合わせた設計が可能
  • 必要な補償のみを選択できるため、無駄な保険料を支払わずに済む
デメリット
  • ベースの補償内容がシンプルなので、後からオプションを付け過ぎると割高になる場合がある
  • 保証上限金額や対応する端末条件など細かい制約があるため、事前の確認は必須

スマホ保険選びの注意点

補償範囲の確認が重要

スマホ保険を選ぶ際、まず注目したいのが「補償範囲」です。具体的には以下のポイントをチェックしましょう。

  1. 対象外になる場合
    • 自然劣化(バッテリーの消耗など)
    • 経年故障(メーカー推奨交換周期を超えた故障)
    • 海外での故障(海外旅行や海外赴任中のトラブルは対象外のことが多い)
  2. 免責金額の有無
    キャリア保証では修理時に5,000円~10,000円程度の自己負担金が発生することが一般的ですが、モバイル保険 などでは免責0円というプランも存在します。実際の修理費をいくらまで負担してくれるのかを確認しましょう。
  3. 修理回数と上限
    • 年間○万円まで、修理回数は無制限
    • 1回目は免責0円、2回目以降は修理代金の一部を負担
    など保険ごとにルールが異なります。故障しやすい人は回数無制限のプランが安心です。
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修理対応の違い

  • 修理 vs 交換
    保険会社によっては「修理が最優先」となるため、メーカー補償サービスのように「新品同等のリフレッシュ端末へ交換」は難しい場合があります。どうしても新品同等品を使いたい人は、その点を理解したうえで加入する必要があります。
  • 修理期間
    保険適用のための審査や、修理業者の都合によっては2週間以上かかるケースも。日常的にスマホが不可欠な方は、代替機の貸し出しの有無や、修理期間を短縮するオプションの有無なども検討材料になるでしょう。

加入タイミングに注意

スマホ保険には基本的に故障後の加入は不可という制約があります。

故障が発生してから保険に入ろうとしても遅いため、端末が正常稼働しているタイミングで加入することが必要です。また、中古スマホ購入時に合わせて保険に申し込むのが一般的ですが、もし中古端末購入後に加入したい場合は、購入からあまり期間が経っていないうちに手続きを進めることをおすすめします。

保険加入のためのショップ選び

中古スマホショップの中には、独自の長期保証を設けている店舗があります。たとえば、

  • にこスマ:最大1年間の保証
  • ReYuu:90日(3ヶ月間)の保証

こういった長めの保証が付いている店舗で端末を購入すると、保険加入の条件(3ヶ月以上の保証付きなど)を満たしやすくなり、スムーズに保険に入ることができます。逆に言うと、保証が全く付いていない個人売買やショップの場合は、保険加入が難しくなる可能性もあるため、購入時に確認しておきましょう。

中古スマホ購入時のチェックポイント

スマホ保険に加入する前提として、そもそも中古スマホを購入する段階で以下のポイントをチェックしておくと、後々トラブルを回避しやすくなります。

端末状態ランク(Aランク、Bランクなど)

中古スマホは、見た目や機能面の状態によって「Aランク」「Bランク」「Cランク」などに分けられていることが多いです。

  • Aランク:傷や汚れが少なく、ほぼ新品に近い
  • Bランク:やや細かな傷があるが性能に問題はない
  • Cランク:目立つ傷や劣化、場合によっては機能面に不具合がある

保険加入のしやすさや修理リスクを考えると、Aランク以上を選ぶのが無難です。また、バッテリー容量が80%以上残っているかなども確認しておくと、長期利用に安心感が得られます。

SIMロックの有無

キャリアの縛りが残っている端末を購入すると、特定のキャリア回線しか利用できないうえ、保険によっては「SIMフリー端末のみ対象」という条件がある場合もあります。購入する段階でSIMロック解除済みかどうかを必ず確認しましょう。

2021年10月1日から、総務省の指導により、通信キャリアは新たに販売する端末に対してSIMロックをかけることが原則禁止となりました。各キャリア下記の次期以降のiPhoneはデフォルトでSIMロックがかかっていません。

キャリアSIMロック解除対応開始時期備考
ソフトバンク2021年5月12日2021年5月12日以降に販売された端末はSIMロックなしで提供されました。
ドコモ2021年10月1日2021年10月1日以降に販売された端末はSIMロックなしで提供されました。
au2021年10月1日2021年10月1日以降に販売された端末はSIMロックなしで提供されました。

保証付きショップの利用

前述の通り、保証付きショップ(にこスマ、ReYuuなど)は保険加入の際のハードルが下がります。

  • 保証期間が長いほど、端末の初期不良や早期故障にも対応してもらいやすい
  • 保証書が発行されれば、保険加入時の書類審査でも有利

また、これらのショップは検品体制も整っており、端末の品質トラブルが少ない傾向があります。結果的に、修理や交換が必要になるリスクも下がるでしょう。

付属品の有無

中古スマホを購入するときは、充電器やケーブル、SIMピン、箱などの付属品がどうなっているかもチェックしましょう。純正充電器が付属しない場合、別途購入が必要になる場合があります。

  • 純正品を使わずに、安価なサードパーティ製品で充電していると、過電流による故障リスクが上がることも。
  • 結果として故障に繋がり、保険を使う事態になる場合もあるため、できるだけメーカー推奨の充電器を利用することが望ましいです。

スマホ保険:よくある質問

中古スマホでもスマホ保険に加入できますか?

はい、加入できます。ただし、端末が正常に動作していることや、一定期間(例:3カ月以上)の販売店保証が付帯しているなど、保険会社ごとに細かな条件が設定されているケースがあります。購入前にショップの保証内容や端末の状態(画面割れや動作不良がないか)を確認し、保険加入の要件を満たしているかを確認するとよいでしょう。

中古スマホにスマホ保険は必要でしょうか?

中古スマホでも修理費用は新品同様に高額となる場合があります。メーカー保証が切れていることが多く、万一の故障や破損に備える術が限られているため、スマホ保険でリスクをカバーするメリットは大きいといえます。キャリア補償が受けられない中古端末を購入するなら、後からでも加入できる保険を検討する価値はあります。

どのような保険が中古スマホ向けですか?

さくら少額短期保険の「モバイル保険」やjustInCaseの「スマホ保険」などは、中古スマホでも加入しやすいプランを用意しています。たとえば、「モバイル保険」は月額700円で最大3台まで登録可能で、主端末なら年間10万円、副端末なら3万円まで修理費用を補償してくれます。ただし、購入店の保証書が必要などの条件があるため、事前によく確認してください。

中古スマホを購入するときに、保険加入を前提にチェックすべきポイントは?

まずは購入店の保証期間があるかどうか、端末の外観や動作状態に問題がないか、SIMロックの有無、付属品の状況などを確認しましょう。特に「3カ月以上の保証」などがあるショップで購入すると、スマホ保険への加入要件を満たしやすくなります。また、端末のバッテリー容量や技適マークの有無なども含め、トラブルのリスクを最小限に抑えてから保険加入の手続きを進めるのが理想です。

中古スマホの保険選びは「目的と条件」が鍵

中古スマホの保険は、「修理費用の負担軽減」「長期利用の安心」を両立できる非常に有効な手段です。しかし、加入にはいくつかの条件や制約があるため、しっかりと比較検討したうえで自分に合ったプランを選ぶことが重要となります。以下のフローを参考に、抜け漏れのないようチェックしておきましょう。

  1. 購入店の保証期間を確認
    • 3ヶ月以上の保証が付いているショップを選ぶと保険に加入しやすい。
    • にこスマやReYuuなどの保証付きショップを利用するのがおすすめ。
  2. 使用目的に合わせた補償内容を選択
    • 落下や破損リスクが高い人は「破損補償」
    • 盗難リスクが高い地域に住んでいたり、海外旅行が多い人は「盗難補償」
    • 水場での使用が多い人は「水濡れ補償」
      自分の利用スタイルに合わせ、必要な補償を優先的にカバーしましょう。
  3. 保険料と補償上限を比較
    • 月額100円程度の格安プランから700円程度の総合プランまでさまざま
    • 年間10万円まで補償や、修理回数無制限など、保険ごとに特徴が異なる
    • ハイエンド端末の場合は補償上限が10万円では不足する可能性があるため注意
  4. 加入条件(機種・SIM種別)を最終チェック
    • SIMロックの有無、海外モデルでないか、購入からの経過期間
    • メーカー(Apple、Samsungなど)限定の保険もある
    • キャリア回線や格安SIMの利用状況が条件に影響する場合もある

中古スマホ市場は年々拡大し、端末の品質はもちろん、リユース業者の保障制度やスマホ保険の選択肢もますます充実しています。
新品スマホの高額化やSDGsの観点からも、中古スマホの選択は今後さらに一般的になっていくでしょう。そのときに忘れてはならないのが、もしもの故障に備えるための保険です。

高額な修理費リスクを抑えるためにも、「中古スマホを買ったら保険もセットで検討する」というスタンスがベスト。ぜひ本記事を参考に、自分にぴったりの保険プランを選び、長く快適にスマホを使い続けてください。


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